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庚申山
山行日
    2014年6月14日   晴れ一時雨   2名

コース
    銀山平駐車場→一の鳥居→猿田彦神社跡→(お山巡り)→合流点→庚申山→合流点→雨量観測所→
    猿田彦神社跡→一の鳥居→銀山平駐車場

度々登場する府中在住の友、前回2014/1/22に社山を歩いた時、次は庚申山を歩きたいと言っていた。社山、袈裟丸山から見た庚申山、わたらせ渓谷鉄道のポスターのコウシンソウの写真と重ね、女性的な山と感じていたようだ、5:08銀山平駐車場出発。コウシンソウ開花と土曜日が重なってか、20台以上停まっている。今年の梅雨は北関東でも沢山降っている、ここもタップリ降った感じ、ここの林道にも大きな水溜りを4,5ヶ所作っていた、6:03一の鳥居着。
  
 国民宿舎奥の駐車場                       シャダンキを過ぎて間もなく、右手に小さな滝

  
   林道は半分過ぎると未舗装となる              駐車場から約4km、一の鳥居

  
  奥に車が1台、数人が何やら準備中                これより庚申山入口、明治42年建

 一の鳥居からしばらく、水ノ面沢に沿って緩やかに進む。大きな広葉樹が林立する森、丁度緑が美しい。沢は急流となり、登山道から離れ、鏡岩へと進む、6:35。沢の音に変って、ハルゼミの合唱が耳障りの感じ。名のついた奇岩の間を抜け、桧の間の石段を上り、猿田彦神社跡へ、7:08着。
  
                落葉樹の森、水ノ面沢に沿ってしばらくは緩やかに進む


  水ノ面沢の流れ、水量もこのくらいあると勇壮だ


  小さな滝を沢山作り庚申川に下る


  白波をたてゴーゴーと下る水勢、梅雨時でもあり見応えがある

  
   小さな橋を3,4回渡り                    急流は右奥に音とともに消える

  
   鏡岩着、小休止入れたい所                ここから徐々に勾配を増す、天空は真っ青

  
  名づけられた奇岩の間を抜け                  猿田彦神社跡着、ここから山巡りコースに入る

 ここで左に行けば雨量観測所の脇を通って山頂へ、本日は右に曲って、お山巡りコースに入る。小屋脇を通って、ジグザグしながら尾根に出て、しばらく進むと、ちょっと下がって岩場に出る。ここが最初に見られるコウシンソウの自生地である、20−30分眺めただろうか。花が意外に進み、色あせた感じも少々。
  
  つぶれかけた小屋の脇を通り、笹の急斜面をジグザグ上る


   山頂部の岩場が見えてくる

  
      尾根に沿って進む、シロヤシオは終わってしまった、ハシゴを上り周りこむと


   東方向に筑波山遠望


   南方向に富士山遠望

  
 ちょっと下がって、岩の下を屈んで抜けると             垂直に近い岩に点々とユキワリソウ


 続いて、コウシンソウが岩に、残念ながらカメラが届かない、草丈3-5cmの先端に淡い紫の花


   少し進んで手元で撮ったのだが、・・・


    上を向いてますが、咲き終わり?    イワゼキショウがもう少しで咲きそうですね


  ちょっとアッチコッチ向いていて、つかみどころがないですね

 吊橋を渡り、連続するハシゴ、クサリ場を通り、点々と咲くユキワリソウを眺めながら進むと、直接山頂を目指すコースに合流する、9:10。ここからもハシゴ、クサリ場が続く。直下の岩場にコウシンソウ、2つ目の自生地、ここは撮影条件としては良かったが、落ち着いて撮るには、周りを気にしてしまう。
  
  ここから少し下って、岩場を見上げ、             吊橋を渡って、西方向に

  
 ハシゴ、クサリ場の連続、スリリングな場所もあります      石門をくぐって前進


 また、筑波山が見えました


  変な雲が出てきましたね


  ハンショウズル


  ハシゴに沿って咲いてました


   庚申山荘からの道と合流します、ゼッケンをつけた高校生は競技中のようです


 クサリ、ハシゴを上り、次ぎのコウシンソウ自生地にやってきました


  これは、開花間もないのかな


  この岩場は傾斜が弱く、水分が豊富のようで、一回り大きい感じがします


 コウシンソウ、ユキワリソウ仲良く


   ここは、標高が少々高いせいか、花がしっかりしてました


   シロヤシオが一株残ってました、こんな時がコウシンソウを見られる適期かな?

 もう一登りすると、起伏が緩やかになり、樹林帯のど真ん中にある庚申山山頂に立つ、9:55−10:22。アズマシャクナゲは終わり、新緑の山々を一望するにとどまった。昼食をとっていると、急に雨が降ってきた、強まりそうなので、雨具を着用、競技参加者も慌てて雨具をつけていた。
  
   山頂部は緩やかな起伏となり、袈裟丸山を南に見て     庚申山山頂着


  山頂の西側から皇海山、鋸山展望


 日光連山を北側に、右から男体山、太郎山、雲を被った日光白根山&錫ケ岳

 山頂を跡に往路を合流点まで下る、10:54、ここからは直登コースを雨量観測所へと下る。上り下りの競技参加者、一般ハイカー、どうもハシゴ&クサリ場、道が道だけに、渋滞が発生する。あともう少しという時、下方に長蛇の列、栃木県の男子高校生200人、御一行様のお通り、余ほどコースを外して、斜面を下ろうかと思ったが、友も一般ハイカーもおとなしく通り過ぎるのをじっと待った、一行は何の言葉もなく去り、巻き込まれたハイカーが動き出した。これからの世の中を象徴しているのか、一行の横柄なやり方に物申す、11:31庚申山荘分岐点(雨量観測所)。
  
  昼食をとっていると急に雲って雨が振り出す          下って、お山巡りの合流点、雨は止んだ

  
  ハシゴ、クサリで少々待たされる              この団体、200人と言っていた


  クワガタソウが足元に点々と


   雨量観測所へ、クリンソウがやせこけて、二段目は咲けるかな

 ここから一の鳥居まで1時間、その先1時間で2時間というところ。これから向かう人達に時々会う、単純に山頂往復も可能だが、山荘泊でゆっくり、のんびり計画かな、圧倒的に女性の年配者が目立つ、コウシンソウに魅せられてかな。11:37猿田彦神社跡、12:31一の鳥居、13:26駐車場着。
  
 猿田彦神社跡を通過                        今晩庚申山荘に泊まるのかな、まだ続々


   清流を眺めて

  
 一の鳥居へ下り                            残り4kmほどの林道歩き

  
   さっそうと友は歩く                          まだまだ歩けるぞ、次はどこ?

  
                    駐車スペースはほぼ満車に近かった

 総所要時間は、8時間18分、混雑した以外はほぼ予定通り、庚申山の岩場は想定外だったようだ、また、山地図のコースタイムの厳しさに、首をひねっていた。コウシンソウの小ささに、「これじゃあ、通り過ぎてしまうなあ」、と言いながらも満足顔だった。そして、「次は秋に・・・」、と群馬を後にした。

      参考: 庚申山(2013年    庚申山(2009年)  庚申山(2008年)



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