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袈裟丸山(雨量観測所まで)
山行日
    2015年4月29日   晴れ   2名  

コース
    廃道登山道入口(折場登山口より沢入方向に約0.5km)→(旧登山道)→P1549→弓ノ手コース出合
    →賽ノ河原→雨量観測所→(ヤブ道)→折場橋

 相互リンクしている奥利根山歩きのtomoさんに誘われて、廃道(?)となった登山道を歩き、南へ下って折場橋へ下山する、というアカヤシオの下見とヤブ歩きの山行である。休日で駐車場が混まないうちに、と早く出てきたら一番だった。東の小尾根のヤシオが気になる、ここは標高1200mというのに、もう散りだしていた、ビックリ。

                           【花編】はこちらです。

 【折場駐車場付近のアカヤシオ】
  
  折場駐車場の東側尾根                     散り急ぐアカヤシオ


   小ピークへ、袈裟丸山を背景にアカヤシオ


  左先端の岩場、点々と咲くアカヤシオ


   今年は花が少ない、昨年の半分以下だろう


   昨年は、こんな木が多かったが、


  今年は珍しい存在だ

 【廃道登山道入口〜雨量観測所】
  tomoさん到着、私の車を折場橋の路肩に停め、廃道登山道入口に向かう、7:02出発。こんな所に道があったんだ、崩れそうな橋を渡ると、急斜面をジグザグ切る、面影を残す道が現れる。もったいないなあ、アカヤシオは咲いているし、眺望は良いし、しっかり踏まれているようだし。弓ノ手コースに比べて、距離が長いのかな、メンテが大へんなのかな、安全面かな? 10分ほどで枝尾根に出た。tomoさんの話だと、昨年はこの辺から上はずっと真っ赤っかだったそうだ。今年は不作年、でも点々と咲くヤシオを移動しながら、地質標本みたいな岩場に着く、7:56-8:30。確かに、いつの時代のものかわからないが、複雑な褶曲を繰り返し、奇岩となってドカッとこの場に立つ、そしてひび割れた裂け目に根付いたアカヤシオが、春の到来を精一杯飾る、素晴らしいアカヤシオの偵察となった。ここから、今年は少ないですが、群落を通り、一上りするとP1549に到着、9:15。ここまでは、弓ノ手コースから何度か上がってきて、袈裟丸山を背景にヤシオを眺めたっけ、山頂部を散策して賽ノ河原に向かう。
  
   左手にヤシオ咲く急斜面、                右手に旧道を上がる

  
                         ここでも、ヤシオは散っていた

  
    灌木を抜けると、東〜西側が開け袈裟丸山が頭を出す     枝尾根に上がるとヤシオ&ヤシオ


     見上げれば青空にピンクの蝶が舞う

    
      山の斜面は草原風、沢山花をつけた木が二人を呼ぶ


      袈裟丸山を背景にアカヤシオの花、


   森の中にも点々と、「去年は緑とダケカンバの大枝以外は真っ赤だった」、とか

  
                 この辺まで来ると花はみなしっかりして、蕾を多少残している


  奇岩の始まり、何に見えるかな?


  ここは大きなバームクーヘンを積み上げたようだった、そこに石柱があって隣にヤシオ

  
                 ※岩上のヤシオと南に袈裟丸山、言うことなしの光景


    コブシを二つ、リンクで飾って
    
   
     ゴリラ夫婦に見えるかな

         
         巨大カニの鋏とか

  
        「対象物がないと大きさが分かりにくいよね」、デッカイでしょう


   これぞ巨大バームクーヘンの盛り合わせ、「お一つ、いかが」

        
        一列に並ぶ巨石群

  
                       岩上からの眺望、大満足でした


 回り込んでちょっと進むと  画像クリック拡大   ヤシオの園

  
                        きれいだなあ、青空に映えている


 花が少ないって、これだけ見られれば満足です  画像クリック拡大


    ここまでくれば、一両日中に満開でしょう

   
                       主尾根方向に少し下って、


   散策してきました、


   いい木が沢山ありましたよ

  
  尾根の合流点からひと上りすると                 標高点、P1549に出ました


 P1549から北西側、足尾山系  画像クリック拡大  袈裟丸連峰


 袈裟丸連峰  画像クリック拡大


   袈裟丸連峰とアカヤシオ


   7分咲き位ですかね、虫がすごかった


   これは開いたばっかりですよ


    これは、花びらのびきってません、初々しいですね

 岩場を目標に緩やかに下る、大きなテーブル状の岩には、休憩中の二人が見える。鞍部から右手の樹林中に残雪を発見、結構な雪がまだ残っている。一方でアカヤシオが美しさを競っている、それを追っかけている我等二人、笑い出してしまう、いいじゃないですか、汗をかいても楽しいんだもの。岩上に上って、登山道に出る、9:50。右に左に、ヤシオを眺めながら、10:06賽ノ河原、10:27雨量観測所到着、結局登山道出合から賽ノ河原、雨量観測所付近まで2-5分咲きってところだろう、花は昨年と比べたら極端に少ない、ここで休憩。
  
   テーブル状の岩に休憩中の二人                右手樹林には残雪

  
                             小高い岩山を越えて
        
  
   登山道に合流                           芽吹いたばかりのカラマツ林を抜け

  
                       つつじ平らでアカヤシオを眺める


  これで、4分咲き程度かな

  
                       この一帯はほとんど蕾だ

  
    展望台付近で                        6分ってところだが、花数が少ない

  
    緩やかに進むと                          賽ノ河原に出る


  賽ノ河原付近


  賽ノ河原付近

  
  木陰に点々と残雪有                       通行禁止のトラロープはしっかり張られてた

  
                         もうこの先は大したことないだろう

  
    雨量観測所                          ここの陽だまり、5分咲き、蕾少ないなあ


 【雨量観測所〜折場橋】

 ここからヤブを漕いで、折場橋を目指して降下する、10:52。途中に岩場が点々とあり、下方から見上げるとアカヤシオの素晴らしい所だ、tomoさんはその光景を見ているので、案内して頂けるとか。最初は、窪地に雪が残る笹の斜面を緩やかに下り、点々とアカヤシオが現れる。少し下ると、枯れ木が行く手を阻む、跨ぎ、乗り越え、進んでいくと岩場らしい所に出た。tomoさんは地形、通過ルートを体で覚えているようだ、一人なら安全第一で下ってしまい、ビューポイントを素通りしてしまうだろう。後に続き、下って、上って、ヤシオを眺め、撮って目指した岩場を問題なく通過する。下って小さい沢を渡り岩場を振り返る、生唾を飲んだ前袈裟丸山の東南尾根山行を思い出す。沢を渡って小ピークを越えれば、ほどなく折場橋到着です、12:20。
  
                          残雪、倒木帯を通過

  
   頭の上にヤシオが咲いていた、              残雪とヤシオ、絵になるかな


   残雪とヤシオとtomoさん

  
                   ヤブを漕いでヤシオを探すが、花が少ない


   岩場の上、目的のポイントのようだ

  
     恐る恐る下ると、                           パッと視界が開けて


     いい景色が広がる


   写真は迫力を欠いてしまいましたが、


    実際はスゴイ所、なんですよ


   オオヤマヤマザクラの淡いピンクがきれいだった

  
                       これも迫力ないな、もっと広角でないと?


    コメツガとアカヤシオ、まあまあかな


   岩場を振り返る、スゴサが出てないな


    いい感じの沢ですね


    ヤシオは、いい所に張りっついて、風雪に耐えて生きているんですね、スゴイ生命力

  
                           岩場を慎重に下ります


  ここまで下って来ると、大分広がってきました  画像クリック拡大


    ここは草原のような地、鹿の餌場かね?

  
                       実際は、かなりの傾斜地です

  
                         この辺で岩場が終わりです


   上部を振り返ります


   中央が前袈裟丸山の東南尾根です、横に走っている作業道から尾根に取り付きます

  
                    沢を渡って、小ピークに上がります


   対岸の大岩です、ここもヤシオで真っ赤になるのですが・・・・・


    ちょっとアップして、左側に少し見える程度です


   オオカメノキが咲き出してます

  
                           薄い踏み後を辿って急坂を下れば、

  
  オオヤマザクラが、お帰りなさい                  折場橋到着です

  総所要時間は、5時間18分、旧登山道については情報がありません。弓ノ手コースと比べたら難易度は高いと思います。アカヤシオに限っては、木は大きく、沢山自生しているので、当たり年なら素晴らしいでしょう。また、下りに通った岩場も下から眺める程度なら近づけますが、岩場を縫って尾根を目指すには技量が必要でしょう。
      ※当ページ内で使用した、私の写っているものはtomoさん提供です。

   【花編】はこちらです。

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