【後編:茂倉岳〜土合橋】 【前編:土合橋駐車場〜朝日岳】 【中編:朝日岳〜茂倉岳】 ここからは多少の上りもあるが、ほとんど下りだ。また太陽が薄っすら顔を出し、視界も多少良くなった。後にも先にも誰もいなかった稜線、2人×3組、いずれも馬蹄形縦走の若い人たちで、全く疲れを知らないようだ、一ノ倉岳13:01-13:09。慎重に、慎重を期して、進む。決して、もう、私には余裕はない、しかし、足を動かし続いけることだ、前進あるのも、13:31ノゾキ、13:55奥の院、14:01-14:09オキノ耳、14:21トマノ耳。 左がオジカ沢ノ頭、右が万太郎山、茂倉岳を出ると、南斜面にハクサンイチゲが小さい群落をつくっている 谷川岳を背景にハクサンイチゲ 東側から茂倉岳 南東方向に谷川岳 シラネアオイもしっかりしている 下って、解けたばかりの斜面ではショウショウバカマが一塊 行き交う人も疎らだが、茂倉岳に向かうハイカー 緩やかに進んで、一ノ倉岳 谷川岳の急峻な岩場を眺めながら、慎重に小股で下る 東方向には今朝歩いた、朝日岳の峰々 何度見ても、この岩場は魅力的だ、眺めるだけで結構 前進とともに形を変えていく、一ノ倉岳と谷川岳 ノゾキから一ノ倉沢を覘き込む あまり先に出過ぎると・・・、雪渓上部 ちょっと立体感に欠けるが、往路薄暗かった松ノ木沢ノ頭は、あんなところにあるんだ 南西方向に、オジカ沢ノ頭、万太郎山 一ノ倉岳、茂倉岳 岩場に初々しいミヤマオダマキ、色がいいなあ 小ピークを西側から回り込んで、 奥の院へ ここから、谷川岳(トマノ耳)、10人ほどいるかな オキノ耳到着 先ほど見た人たちがやってくる 下って鞍部からトマノ耳、 オキノ耳、左奥は一ノ倉岳と茂倉岳 本日の縦走最終ピーク、谷川岳トマノ耳 トマノ耳からオキノ耳 同、オジカ沢ノ頭、奥に霞んいるのが万太郎山 さあ、西黒尾根の下りだ、 肩ノ広場東側の雪渓に到着、シャーペット状の雪を握ってガブリつく、イヤー、おいしい。雪渓を渡り、も一度同じことを、14:29西黒尾根を下る。喉を潤し、気分が好転した、と言っても疲労感がなくなったわけではない、下る人たちも皆同じかな、先の方に何人か人影はあったが、接近も離れもしなかった。巖剛新道の手前で、長いクサリに取付いた、その時電話が鳴った。相互リンクしているtomoさんが心配してかけてきたのだ。谷川岳を振り向き、白毛門を見渡しながらの話が進む、お陰様でまた力づけられた様に、15:24巖剛新道分岐、15:27ラクダの背で残りの水を飲みほして、クサリ場を下り、ゴロゴロした石ころだらけの急坂を下って、16:18土合まで1時間の道標、16:34鉄塔脇通過、16:43国道291へ、17:05土合橋駐車場について、谷川連峰馬蹄形縦走を完歩した。 雪渓で喉を潤し 西黒尾根へ 疲労した足腰を気にしつつ、慎重に小幅歩行 乾いていても滑りやすい岩場、恥ずかしながら尻をついて足場を確保しながら・・・ 咲き始めたイブキジャコウソウ イワゼキショウも点々と やっと巖剛新道分岐点 ラクダの背で一休み、残った水を飲みほして ラクダの背から谷川岳 同、朝日岳方面 クサリ場を下れば 南方向に天神平、一帯にタニウツギがいっぱい 樹林帯に入り、不安定な石のゴロゴロする道、ギンリョウソウがあちらこちらに 急坂もそろそろ終わり、 土合まであと1時間 Grの前に、失礼して 間もなく鉄塔 ブナの森をジグザグ下って、西黒尾根登山口に 谷川岳登山指導センターで水をガブ飲みして R291をスイスイ、土合橋を渡れば、 左手が土合橋駐車場、馬蹄形はここで終わった 総所要時間は、14時間45分、毎回のことながら自己の記録に大きな変化はなかった。疲労もしたが、特別ということもない。気温が上がって、結果的にはあと500cc水がほしかった、これが大きな反省点だろう。眺望もイマイチだったが、降られなくて良かった、降られれば頓挫しただろう。 【前編:土合橋駐車場〜朝日岳】 【中編:朝日岳〜茂倉岳】 |