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鬼ケ面山・浅草岳
山行日
    2015年6月24日   曇りのち晴れ   単独  

コース  概略図はこちら
    六十里越登山口→鬼ケ面山→浅草岳→鬼ケ面眺め→只見沢登山口→国道出合→この先2.5km地点で終了

                            花編T(ヒメサユリを除く)    花編U(ヒメサユリ)

 半日晴れの予報、上空に寒気、午後を気にしつつ出かける。駐車場で仮眠して、霧の立ち込める山並に向かい、4:54出発する、4:56登山口。灌木の中を急登し、小さな沢に数本出合い、鉄塔保守用の小道も3,4本合流する。目を大きく開けて、花を探す、ギンリョウソウが目に入っただけ、左巻きマイマイにもあった。上空に青空がちょっとだけ、5:19最初の鉄塔、緩やかになって5:42電波反射板、微かに裸山をみて、5:51、2つ目の鉄塔を通過する。
  
  R252、福島・新潟県境六十里越に駐車場あり          日の出時刻は過ぎているが山並を霧が被う

  
   登山口は新潟県寄り                     鬼ケ面山の道標と登山届ポストあり

  
   いきなり急登となる                     所々で鉄塔保守用小道を分ける

  
   最初の鉄塔                            しばらく進んで電波反射板

  
   二つ目の鉄塔                        西方向に裸山

 多少明るくなり、目も雰囲気に慣れてきた、見上げればタニウツギ、ガマズミ、オオカメノキ、足元を見ればホウチャクソウ、コケイラン、マイズルソウ、チゴユリ、ツバメオモト、ユキザサ、サンカヨウ、イワカガミなど結構種類が多い。ふと気づくと女性らしい姿、前泊で登山口まで送ってもらい、4:30頃出発したようだ、今日は浅草岳を踏んで、大白川駅まで歩くとか。田子倉駅が廃止になっているのを知らず、出てきたそうだ。先に出させてもらい、6:29隣の尾根に合流、6:33南岳着。下ると直ぐに、ヒメサユリが現れる、周りにはアカモノ、ゴゼンタチバナ、イワカガミ、オニアザミ、ギボウシ、ウラジロヨウラクと眺めているうちに、女性が近づいてきた。そして無心に撮る姿、いずれがヒメサユリか、絵になる光景だった、7:18鬼ケ面山。
  
  軽トラが走れそうな幅広い道                   大白川への分岐、ここから狭くなる

  
                          灌木の道が続く、ブヨ多し

  
    やがて灌木が薄くなり、雪渓が現れる            陽が射して、タムシバの残り花が輝く

       
   左の尾根に合流し展望が良くなる、進行正面に南岳          雪庇の残骸と南岳

  
  小ピークを越え登り返すと右奥、霧の中に浅草岳       左手下方には電波反射板と鉄塔が見える

  
  登り返して南岳、1354m、東側は急峻な崖          徐々にクッキリ、浅草岳


  南岳からの眺望  画像クリック拡大   左が鬼ケ面山の山塊、右が浅草岳


  ここからヒメサユリのオンパレードといきたいが、元気な花ばかりではない


   萎びて役目を終えた花も沢山ある、本日TOPの方はアップで選んで撮ってました


 少し進んで縦走路と目指す浅草岳   画像クリック拡大 この画像では鬼ケ面山は見えない


   南岳を振り返る


   ダンダン良くなる鬼ケ面のヒメサユリの道


 色合いもいろいろ、薄いピンクから赤に近いものまで


   浅草岳を背景にヒメサユリ


   二本の茎が重なり合ってます

  
  若干ですが蕾が残ってました                    鬼ケ面山山頂、1465.1m

 鬼ケ面山前後はヒメサユリの個体数が多い、咲き終わった花も多いが、真っ盛りの群落も点々と残っているので、それなりに楽しめる。浅草岳もクッキリしてきたし、山並を背景に、また一つテーマが増えた。縦走路から左折して、北岳へ、7:48。道がついていたので往復したが、ブッシュで行き止まり、ただ往復しただけだ。

   雑草と混ざっているから美しさが倍増するのでしょうね、ユリ園のそれと比較しては如何でしょう


    背面から陽が射してます、趣が変わりますね

  
                         北岳に近づきました


  分岐手前から浅草岳  画像クリック拡大

  
   北岳の分岐点です、踏み跡があるので入りました        30mほどでブッシュの山頂へ

縦走路に戻って、小ピークのアップダウン、8:17貉沢カッチ。辿ってきた鬼ケ面山を振り返ると結構な山並であるが、こちらの方向では通して見えない。花も高度とともに、変化する、ヤグルマソウ、オノエラン、カラマツソウ、ウコンウツギ、ヤマツツジ、ハクサンシャクナゲ、ニッコウキスゲ、ギボウシがこの周辺で観られる。ニッコウキスゲとヒメサユリが競い合って咲いている場所があった。ここで撮っていると、私と反対周りの夫妻がやってきた。お互いに「早いですね」、から「国道を歩いて・・・」、「自転車で・・・」、そして「会ったら送りましょう」、と言われて別れた。残りのコースからして、まさか会うとは思わなかった。
  
  戻って、分岐点から縦走路です                鞍部から北岳を振り返ります

  
    東の尾根から見ると岩壁に見える場所でしょう       貉沢カッチ、棒が1本立ってました


 貉沢カッチから辿ってきた峰です   画像クリック拡大


  すっかり霞んで見えませんが、東方向です  画像クリック拡大  田子倉湖はわかりますね

          
              下って、浅草岳へ登り返します、ここも蕾が残ってます


   こんな感じで観られるのがベストですね


   勢いを感じとれますね

  
私と反対周りのご夫婦にお会いしました、「会ったら、送り・・・・・」、   キスゲ、アザミ、ウコンウツギが混生してます
まさかお会いするとは思いませんでした。

 ここを過ぎると低木帯があり、9:04抜けると、下って、9:08分岐点に出る。左が桜曽根登山口、真っすぐがネズミモチ登山口、右は勿論浅草岳でガスで見え隠れしている。分岐点周辺は小湿原で、3種オウレン見た、ミツバオウレン、コシジオウレン、キクバオウレンである。他に、ショウジョウバカマ、シラネアオイ、ツマトリソウ、コバイケイソウ、トキソウに逢う。雪渓を登り、木道を歩き前岳の東側にでてみるが、行き止まり、9:26、北方向に緩やかに進み浅草岳山頂着、9:31。
  
  前岳への上り道から鬼ケ面山を振り返る            反対下方に、湿原、3種のオウレンを見ました

  
   分岐点があり                          雪渓を上ります

  
  ノーアイゼンOKです                        霧が出てきました、山頂が霞んでます

  
                雪渓を上がり、木道を緩やかに上がっていきます

  
                              行き交うハイカー

 眺望はイマイチ、小休止して入叶津の方向に進み散策、ヒメサユリをはじめ、シラネアオイ、ショウジョウバカマ、コバイケイソウ、キクザキイチゲ、ナエバキスミレ、ハクサンシャクナゲ、ウラジロヨウラク、タニウツギなど観られた、10:22山頂を後にする。
  
   浅草岳山頂                           東下方、下山方向、田子倉湖


  山頂から鬼ケ面山(左)、前岳(右)  画像クリック拡大


   山頂から鬼ケ面山

  
  小休止して入叶津の方向に散策します         左雪渓の上に池塘があります、この辺まで


      登山道沿いにはこんな群落が、


   あっちにも、こっちにもありました


   こんなに赤い花もありました


   湿原の周りには、蕾が沢山残ってます


   ハクサンシャクナゲ、この株は満開ですね


    コバイケイソウ、ここの湿原は咲き始めたところです

  
   点在する池塘にやってきました、小動物がいます     大きなカエル(ニホンヒキガエル)でした


   相棒がいて、・・・・・、あとはご想像におまかせします


  ここから山頂部を撮りました


   雪の解けたところから花々が開花しているようです


   シラネアオイも点々と、キクザキイチゲ、カタクリはこれからのようです

  
    山頂に戻って                           只見沢登山口へ下ります

 10:24只見沢登山口道標、ここから登山口まで、4.7kmとある。ヒメサユリを見ながら、足場の良くないジグザグ下道を下る。ヒメサユリは鬼ケ面眺めとの鞍部付近までだった。登り返して、11:16鬼ケ面眺め、樹林帯を下って、11:54大久保沢出合、12:06只見沢支流の仮橋、12:19只見沢登山口着。

 山頂直下から前岳


  鬼ケ面山、雲が大分湧いてきたなあ  画像クリック拡大


  点々と道沿いに咲くヒメサユリ


   群生はしてないが、雑草と共生しているから不思議


 鬼ケ面山、また青空が   画像クリック拡大

  
  薄い灌木帯に入る                         日当りには、点々と幼株が


 鬼ケ面山&浅草岳   画像クリック拡大  合成に失敗しまして、・・・・・

  
                              ジグザグの急坂が続く

  
    大分下って、田子倉湖に近づいた          急斜面の下り、トラバースにはロープが設置されている

  
  ゴロゴロした岩に要注意                   登山口まであと3.3km、あと2/3だ


  樹林帯に入る


    両サイド切り立っているのだが、木に勢いがある、水は?

  
                           鬼ケ面山眺め


   同、鬼ケ面山&浅草岳   画像クリック拡大


  同、鬼ケ面山  画像クリック拡大


    同、鬼ケ面山  画像クリック拡大

  
   田子倉湖を眼下に、近づいたなあ       岩場を巻いて進む


    尾根からの眺望、浅草岳が天然のダム、緑の山って感じがする

  
    樹林帯に入って、しばらく、ブナの落ち葉の上を歩く

  
     残雪が少々                          大久保沢(最終水場)を渡る

  
  3,4本小さな沢を渡り、只見沢に出る             支流にかかる仮設の橋を渡り

  
   新設の木道を進めば                      登山口に出る

 国道に出て小休止、12:28六十里越の駐車場目指して歩きだす。橋を渡って、スノーシェッド、白沢トンネルを通過し、スノーシェッドが3つ連続する。そこを抜けると炎天下自転車で下って来る方と目が合う、前岳南側で会った方である。そんなわけで「では、お言葉に甘えさして頂き・・・・」、となり、5つ目のスノーシェッド入口で、本日の山行を終える、13:03。
  
 車は2台、前岳の南で会った方は帰っただろう           只見線を右手に、

  
   国道252号線出合                         橋の上から浅草岳

  
 橋を渡って、スノーシェッド、白沢トンネルを通過してしばらく、自転車で下って来るあの方に会う、
 「では、お言葉に甘えさして頂き・・・・」、となり、5つ目のスノーシェッド入口で、本日の山行を終える。

 総所要時間は、8時間09分、ヒメサユリは沢山見たし、天気もまあまあ、覚悟していた酷道(国道)歩きも、すれ違った方に送って頂き、体力の消耗を抑えられた、感謝、感謝、感謝です。

       花編T(ヒメサユリを除く)へ    花編U(ヒメサユリ)へ 

  ◆参考:同様な山行 
    鬼ケ面山・浅草岳 2013/7/2、ほぼ同じコースで、帰路大雨に遭遇し、通りかかりの方に親切して頂きました。



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