気ままな男の山歩きHOME  山行記録(日付順 )  山行記録(山域別)  走れ!“忠治”


sub3-836
編笠山・西岳
山行日
    2016年1月10日     晴れ   2名

コース
    富士見高原→編笠山→青年小屋→西岳→富士見高原

 相互リンクしている奥利根山歩きのtomoさんと八ヶ岳最南端のピーク編笠山に出かける。この時期の登山口は富士見高原が無難だ。3年前の2月下旬単独行でピストンしている、今回はtomoさん同行なので、帰路、西岳を周ることにする。藤岡の道の駅で待合せ、人工降雪機フル稼働の隣、富士見高原駐車場を出発する、6:52。林道を2,3回横断し、7:19五叉路、帰路は予定通りならここに降りてくる。雑木林を進み、7:27盃流し、7:57岩小屋通過、涸れ沢を渡ってしばらく歩くと1900mの案内板、この付近からシラビソに変わる、8:10。
  
   富士見高原登山者駐車場、日の出時刻を迎えた甲斐駒ケ岳    案内板に沿って編笠山へ向かう

  
   舗装された道を少々、ゲートの横を通り、                    林道を横断して



  
       山間へ、丸太の橋を渡って                 カラマツ林へ

  
 間もなく五叉路に出る、ここを直進、帰路は左(西岳)から下ってくる        林道最後の横断

  
   盃流し                          緩やかに雑木林を進むと大きな岩が並ぶ、岩小屋もあり

  
  涸れた沢を渡ると雪が少し残っていた                   間もなく1900m地点通過

 「tomoさん、朝飯食べてきた? 私は夕食を16:30にとって・・・、腹空いちゃったよ」、「3時過ぎに・・・、では、適当な場所で・・・」、少し進んで2110m地点で広げる。毎度頂く温かいカップ麺+パン1ケ、底冷えする樹林帯の中、冷気も抜け寒いことこの上なし、8:32-8:51。着こんで歩き出す、2100m通過、8:58。登山道の凍結、早目だが寒さで指先が効かなくならないうちにアイゼンを装着する。樹林帯の道は、前回の雪道では感じなかったが、夏道が広がったのだろうか、よく見てないと踏み跡を見失いがちだ、2300mを過ぎると樹高が低くなる、振り向くと素晴らしい景色が飛び込んできた、富士山、南アルプス、中央アルプス・・・。
  
   コメツガの樹林帯に入り2000mを過ぎた所で                休憩20分

  
            寒いなあ、                     ヤッケの重ね着

  
   冷風と底冷えのする樹林帯                    登山道は凍結状態、

  
      アイゼンを装着して                      露岩の急坂を上がれば樹高が低くなり


        振り向けば絶景、富士山


    南アルプス


    中央アルプス


     雲のかかった御嶽山展望

 間もなく樹林帯から抜け岩帯に入る、大小噴石だろうか、アイゼンを付けたまま、強風の中、あおられながら不安定な動きを強いられる。“ガンバレ・・・”を3枚見た、やっと山頂に辿り着く、10:19-11:10。サムーイ、凍てつく強風の中で、ぐるっと見渡す。西〜北方向に雲があり、御嶽山、乗鞍岳、北アルプスは見えない、蓼科山にも雲がある。中央アルプス、南アルプス、秩父連峰はクッキリ、南八ヶ岳は手に取るよう、しかし、寒さが厳しい。tomoさんは−9℃だと言う、風を考慮すると-15〜-20℃の感じだ。南東側にまわり、風のない場所で休憩する。・・が、折角のチャンスとばかり、時々寒風の中へ出入りし、眺望を楽しんだ?
  
                   不安定な足元に気をとられながら、絶景に見入る

  
  足場の悪い岩帯を強風にあおられながら山頂へ、         編笠山山頂到着

  
   こんな寒さが・・・・・、tomoさん、                     震えながら・・・・・、寒さに弱い私


 山頂の眺望  画像クリック拡大     八ヶ岳


  山頂の眺望  画像クリック拡大   八ヶ岳、富士山


 山頂の眺望   画像クリック拡大   秩父連峰、大菩薩連嶺、富士山、南アルプス、中央アルプス


    阿弥陀岳、中岳、横岳、赤岳、権現岳


    秩父連峰、大菩薩連嶺


   富士山


    富士山


     鳳凰三山、北岳、甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳

  
   下山者                           風の当たらない場所で絶景を茶菓子に休憩

 山頂を後に、権現岳を正面に窪んだ登山道を青年小屋目指して下る、風よけがあって快適、岩帯を恐る恐る抜け、11:33青年小屋着。小屋は自然を利用して建てられているのだろう、弱風が時々通り過ぎるだけだ。

    山頂を後に樹林帯へ、権現岳を正面に下る


      鞍部に見える青い屋根は青年小屋








 八ヶ岳一望  画像クリック拡大蓼科山〜権現岳


   北斜面に残る霧氷


   北斜面に残る霧氷


  岩帯を行くtomoさん

  
                          下り終わって、青年小屋着


    青年小屋から編笠山を見上げる


    青年小屋から編笠山を見上げる


    青年小屋から富士山

 ここからテントを通り、樹林帯に入る、緩やかに進んで、11:41水場へ出るが、今の時期、全面凍結している。シラビソの樹林帯を緩やかにアップダウン、少々登り返して西岳着、12:26-12:51。
  
                          ここからテン場、水場へ出て

  
                 密生するシラビソの樹林帯を緩やかに抜ける

  
    これから向かう人                        中間の小ピーク


    小ピークから権現岳


    小ピークから権現岳


    小ピークから南アルプス

 ここの眺望も、眺められる角度は小さいが、素晴らしい、右回りで考えるなら良い休憩ポイントだろう。防寒着をとって、再びシラビソの樹林帯を下るのだが、状況からアイゼンを外す。延々と続く樹林帯、いささか「まだ、・・・」、が出てしまう、13:43、13:56、14:05林道を横断し、14:10不動清水に出る。ここはちょっとした公園風に整備されている、水も流れ落ちていた。ここから林道を歩き、14:18往路まっすぐ進んだ五叉路、あとは往路を歩き、14:34駐車場に戻る。
  
                        少々下って登り返せば西岳山頂


 西岳山頂の眺望  画像クリック拡大   旭岳、権現岳、編笠山、富士山、南アルプス


 同  画像クリック拡大  旭岳、権現岳、編笠山、富士山

  
 ゆっくりしていると、単独行の女性が追いついてきた          「スイマセン、シャッター・・・」

  
                 アイゼンを外して、再びシラビソの樹林帯を下る

  
                          苔むした樹床に足を止める

  
                             雑木林に入り緩やかに

  
                               林道を横断、

  
                                 ・・・、3回かな

  
                      不動清水に出る、凍結してなかった

  
                      五叉路に出て、あとは往路を少々

  
         ゲートの向こうに                     駐車場

 総所要時間は、7時間42分、寒風に泣かされた山行だった。正直なところ、ギブアップも考えていたが、編笠山の東南面が暖かく、休憩できたのが良かったようだ。眺望も、まあまあだった、ということにしておこう。条件さえ良ければ、前回並みに見られるのだが。(tomoさん提供写真17枚を含みます)


気ままな男の山歩きHOME  山行記録(日付順 )  山行記録(山域別)  走れ!“忠治”