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槍ケ岳
山行日
    2013年8月28日   晴れ時々曇り   単独

コース  概略図はこちら
    無料駐車場→新穂高温泉(起点とした)→ゲート→穂高平小屋→白出沢(橋)→滝谷避難小屋→槍平小屋→
    千丈乗越分岐→飛騨乗越→槍ヶ岳山荘→槍ヶ岳→槍ヶ岳山荘→飛騨乗越→千丈乗越分岐→槍平小屋→滝谷避難小屋
    →白出沢(橋)→穂高平小屋→ゲート→新穂高温泉(終点とした)→無料駐車場

 駐車場〜槍ヶ岳山荘     槍ヶ岳山荘⇔槍ヶ岳  槍ヶ岳山荘〜駐車場   出逢った花 
槍ヶ岳の日帰り山行は、ネットで検索すると沢山出てくる、山行時期も色々。共通しているのは、出発地が新穂高温泉である。山地図で調べてみると、トータル時間から納得できる。いつか歩くチャンスをつくりたい、これも7,8年前からである、やっと実現するに至った。コースの概略は、標高差2150m、歩行距離30km超の長丁場である。2:47穂高温泉の登山届投函所を出発(駐車場2:32)、何時に戻れるだろう、CTだと20:00になってしまうが、18:00穂高温泉着を目標とした。林道を道なりに進むと3:03ゲートにぶつかる、脇を通り、橋を渡って少し進むと、3:12林道のショートカット入口に出る。闇夜のショートカット、入って直ぐ、左の踏み跡を進んだら、不明瞭な泥濘に入りこみ、勘で抜け出し正規のルートへ、3:32穂高平小屋着。
  
  無料駐車場はスノーシェッドの中間から左に入る        準備した登山届投函

  
林道を道なりに進むとゲートあり、左脇から入って          林道のショートカット、10分ほど進むと右手に表示あり

  
 結構なアップダウンあり、“急がば回れ”かな?         穂高平小屋で林道に合流する

 ここからが長い林道だ、概ね右俣谷に沿って道は造られているが、枝沢等で入り組んだ場所が沢山ある。幸い迷い込むような枝道はなく、3:51柳谷の橋(コンクリート)を渡り、4:12奥穂高への登山道を分け、4:16林道の終点に出る。河原に出て、白出沢の仮橋を渡ると、石の街道が続く、白出沢から30分も歩いただろうか、チビ谷を渡る頃、徐々に明るさを感じ、ヘッドランプを消す、間もなく滝谷避難小屋着、5:17-5:29河原で朝食。木製の橋を渡り、上流をチョコっと巻くようにして対岸へ、藤木九三レリーフに出る5:34。藤木九三(クゾウ)は大正・昭和の登山家で、この北穂の滝谷を初登攀(トウハン)した人、とか。
  
 穂高平小屋から右俣林道を20分ほど進むと道標あり      柳谷の(潜水?)橋を渡る

  
  奥穂高登山口を右手に分ければ            間もなく林道終点、白出沢の仮橋を渡る

  
 最初は角の取れた石が並ぶが・・・                  ヒカリゴケ

  
   チビ谷を渡って                          20分ほどで滝谷避難小屋へ

  
  まず、赤いテープを対岸まで見通す               橋を渡る


 この谷を詰めて行くと北穂高に出るようだ

  
 少し上流を巻くようにして対岸へ                    藤木九三レリーフと説明プレートあり

 相変わらず歩きにくい石だらけの道、どうしても足元に目を奪われてしまう。5:59南沢を渡る、沢名から南岳に通じているようだ。間もなく木道が現れ、6:16槍平小屋着。一帯は槍平の名に相応しく、広い平坦な地に見える。宿泊された方々が出発の準備中だった、ペットボトルに水を頂いて、テン場の横を通り再び山間へ入る。上空は予報に反して雲が多い、ここまでは勾配は緩かったが、この辺から勾配を増す、6:32標高2100m地点を通過、6:59最終水場、伏流かな、美味しそうな水を一口ふくみ、進む。
  
  石だらけの道、浮石もあり                    南沢を横断


    沢を詰めれば南岳へ出るようだ

  
   ゴロゴロした石と根っ子の道をしばらく進むと、木道が連続する

  
  間もなく槍平小屋到着                      団体さんはこれから出発するところだった

  
  裏手にまわると美味しい水あり                  その奥はテン場

  
  小屋から15分ほどで標高2100m、この辺から勾配を増す    小屋から40分ほどで最終水場

 潅木帯に入り、大きな木が減ってくる。振り向けば焼岳が朝日に白く輝いていた。登る人、下る人、半々ぐらい、もう10人ほど会った、家族連れも何組か、7:19標高2400m地点、7:33標高2500m地点通過、低木帯に入り、7:41千丈乗越方面分岐点到着。
  
  潅木帯に入る                           振り向けば焼岳が朝日に輝く

  
  相変わらず石だらけの道                        2400m地点通過


  再び焼岳を振り返る


  お花畑の中を行くハイカー


   一面のアザミ


  振り向いて笠ケ岳、抜戸岳

  
  2500m通過                            間もなく千丈乗越方面を左に分ける

  
  この雲の向こうが槍ヶ岳かな?                     こっちが大喰岳かな?

 晴れているようであるがこの山腹には陽がさしてない。進む稜線には雲が漂い、振り向く笠ケ岳方面の山並も笠を被ったままだ。ガレたような道を小さいジグザグを切って上って行くが、歩きにくい道だ。カール状の一帯、トリカブト、アザミ、オンタデなどなど、お花がいっぱい、飛騨乗越はどこになるのかな、雲で見えない、足元の悪さから神経を反らし、1歩1歩前進、ハイマツを抜け、右手に上り、やっと主稜線、飛騨乗越に出る、8:52。左先方槍ヶ岳、右後方大喰岳の山頂部には雲、何も見えず、吹き抜ける風の冷たさは完全に秋だ、少々上り、テン場を抜けて槍ノ肩、槍ヶ岳山荘着、9:05-10:08・

   トリカブト、オンタデ・・・


   トリカブト、シシウド・・・


  先ほどの分岐からの道、歩き難いこと、これを上って、右手が飛騨乗越のようだ


   分岐点方向を見下ろす


   笠ケ岳、抜戸岳、もう少しで雲がとれそうだ


  西鎌尾根と雲をかぶった双六岳方面

  
   ハイマツを抜け                          右手に上れば

  
                       主稜線、飛騨乗越に出る

  
  槍ケ岳方向                            ちょっと進むとテン場の看板が見える

  
                       テン場の奥に槍ヶ岳山荘

槍ヶ岳山荘⇔槍ヶ岳   槍ヶ岳山荘〜駐車場   出逢った花  ページTOPへ
 ベンチに座りこみ、着込んで山頂へ向かう。ところが団体さんが動かない、少し進んでまた止まる。中ほどまで上ったところで、リーダーが気をつかい、前に出させてもらい山頂に立つ、しかし見えるのは真下の槍ヶ岳山荘くらい、取れそうもない雲に、早々に下山する。

  槍ヶ岳の山頂部を眺めながら休憩

       
        時々雲間から顔を覗かせるが・・・

       
           なかなか姿を現さない


  
 山頂へ向かう                              下には小屋がボヤッと

  
  何やらつかえています                       右手奥に山頂がちょっと見えた

       
        どこで止まっちゃってるのかな


  小槍

       
          ノロノロ動き出したが・・・


  槍ヶ岳山荘って大きいな・・・、リーダーが「2人、先に通ってもらいます」、オウ、ラッキーなこと


   槍ヶ岳山頂3180m到着


  下は山荘がやっと見える程度、絶景は期待はずれでした

  
                    やっと団体さんが最後のハシゴを登り始めた

  
   「ゆっくりでいいから、しっかりつかまって・・・」           到着するやコローン

  
   「大丈夫かよ」                           「しばらく休ませて・・・」


    雲間から山荘、でも範囲は局部的だった

  
   一段降りて見上げると、誰もいない                   登る人、カメラを向ける人

  
    下る人                              また、15人ほど上り出した


   一瞬だった、下りの最後、大喰岳が現れる


  下の小屋、殺生ヒュッテと上高地側からの登山者


 また、しばらく眺めていると、スッキリした姿を現す


   岩にはりついた人、人、人

槍ヶ岳山荘〜駐車場  槍ヶ岳山荘⇔槍ヶ岳    出逢った花  ページTOPへ
 霧間から眺める槍の山頂部、一応踏んだことで本日の目標は達成、下山する。10:16飛騨乗越、往生した上り、今度は小石をズルズルさせながら下る、千丈乗越からの道を合わせる、11:03-11:12。
  
槍ヶ岳山頂を後に                             飛騨乗越へ

  
  カールのような地形を、小石をズルズルさせながら下る、     チングルマの綿毛が風に揺らぐ

  
  結局霧がスッキリ払われることはなかった             千丈乗越からの道を合わせ

 潅木帯に入り、最終水場11:41-11:47、12:08標高2100m通過、12:19槍平小屋、もう気の早い人がテントを張っていた。ここから僅かな距離だが木道となる、歩き易い、12:36南沢を渡り、石ころの道をコケないように、滝谷を渡って小休止、13:02-13:10。
  
    ほどなく潅木帯に入る                     笠ケ岳も抜戸岳も山頂は見えなかった

  
                       西穂高の峰々も感じは見せてくれるのだが、イマイチ


   最終水場付近からジャンダルム

  
                                沢を渡って樹林帯へ

  
   ほどなく槍平へ、テン場                     槍平小屋

  
                               南沢を渡って

  
                     石と根に足を取られないように下る

  
                               滝谷を渡り

 まだまだ続く石街道、14:02白出沢を渡ってやっと開放される。待ち受けるは長い林道、14:37穂高平小屋、帰路もショートして14:52再び林道へ、15:00ゲート通過、15:13下山届を投函、日帰り、新穂高温泉⇔槍ケ岳を完歩した。
  
                             石の街道はまだまだ続く

  
              ウンザリもしてくる下り道              チビ谷を渡り

  
                   もう少しで終わるかな、まだ終わらない、おかしいな

  
                 やっと白出沢のプレート             この橋を渡って長い林道歩き

  
  下山届を投函し                           早足でスノーシェッドを駐車場へ


◆滝谷〜千丈乗越分岐で出逢った花  槍ヶ岳山荘⇔槍ヶ岳  槍ヶ岳山荘〜駐車場   ページTOPへ
 【ゴゼンタチバナ】


 【センジュガンピ】




 【ダイモンジソウ】


 【シモツケソウ】


 【ミヤマヨメナ?】


 【ホタルブクロ】


 【ヨツバヒヨドリ】


 【アキノキリンソウ】


 【ソバナ】


 【トリカブト】


 【モリアザミ?】


 【サラシナショウマ】






 【シシウド】


 【ウメバチソウ】


 【エゾシオガマ】


 【ハクサンフウロ】


 【カニコウモリ】



千丈乗越分岐〜槍ヶ岳で出逢った花
 【ミヤマアキノキリンソウ】


 【トリカブト】




 【クロトウヒレン】


 【ウサギギク】


 【ヨツバシオガマ】


 【トウヤクリンドウ】


 【ミヤマリンドウ】




 【オヤマリンドウ】


 【オトギリソウ】


 【チシマギキョウ】


 【イワツメクサ】


 総所要時間は、12時間26分、予定のコースを一応歩いたが、何か物足りなさを感じる。このコース、眺望を期待し、外れた天気を恨むでないが、もう一度チャンスが欲しいなあ。最初の画像に満車とあったが、入口近くの草上に数台の空きスペースがあった。それから、登山道は明瞭で、林道ショートカットでちょっとロスった以外悩むことは全くなかった。白出沢、滝谷の橋、チビ谷、滝谷、南沢の横断もテープ&マーク通り進めば問題なし。

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