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蓼科山
山行日
    2013年1月31日   晴れ   単独

コース
    蓼科山登山口(手前の駐車場)→蓼科山→蓼科山登山口

 相互リンクしているサクラスミレさんは技量を発揮され、厳冬期の八ヶ岳を歩き楽しまれている、素晴しいことだ。しかし、手も足も出ない山行が多い、この中に私でも歩けるかな、という記録を参考に、2011年に2月に蓼科山を歩いた。今回は、同じくリンクしているアクティブさん夫妻が先日歩いている。また、私でも・・・・が始まった。天気&諸条件を調べる、30日決行で準備したが、夜の天気予報で一日ずらし、移動性高気圧が列島の真ん中に来る31日にした。佐久南ICで降り、R142で立科町へ、左折して県道40号線を道なりに、女神湖付近からアイスバーンの道に、更に進んで、スズラン峠にさしかかる、ここは立科町と茅野市境界である。ここから間もなく、女神茶屋を右手に、蓼科山登山口(バス停あり)に出る。駐車場は30mほど手前左手にある、6:04ヘッドランプを点けて、案内板の右手から入る。
  
  駐車場の案内板                            ずっと山頂付近までしっかりしたトレースあり

 駐車場へのショートカットコースを歩き、5分ほどで、蓼科山登山口からのルートに出合う、どちらもトレースはバッチリ。しばらく緩やかに進むが、徐々に勾配を増し、シラビソの樹林帯に入ると、100mほど結構な急登となる。また緩やかになり100mほど上るが、再び急登となり、150mほど高度を稼ぐ。樹林帯が時々切れ、間から南アルプス、中央アルプス、御嶽山が現れる。間もなく日の出時刻を迎え、ちょっと遅れて中央アルプス、南アルプスの主稜が薄っすら赤く染まる。しかし、上空は曇り、見渡す山並にも薄い雲がかっている、予報と異なる。登山道に岩が点在してくると、真っ直ぐ一気に高度を上げ、2110mの道標に出る、ああ、きつかった、7:08。
  
   まだ、月の光を樹間に                        明るくなった、カラマツ林から雑木に

  
 森の中を結構な勾配で上る                      振り向けば樹間から中央アルプス


   中央アルプス&御嶽山、日の出を向かえ赤みをおびた   画像クリック拡大  全体的に薄い雲多し


  南アルプス    画像クリック拡大


  南アルプス、左に北岳、間ノ岳、甲斐駒ケ岳、 右に仙丈ケ岳


   御嶽山

  
   岩場を一直線に急登                         岩場の小枝にはツララがいっぱい


   岩場から南八ヶ岳、左から天狗岳、硫黄岳、横岳、赤岳、中岳、阿弥陀岳、権現岳、編笠山

  
  真っ直ぐなきつい坂を上りきれば                    2110mの道標あり

 ここから勾配は緩やかになり、樹林帯をS字を連続したように進む、ちょっとだけど下降もした。枝間から山頂部を眺めると、また急登のシグナルだ。残りの高度350mほど、真っ直ぐ上るのだが、道は凸凹なく踏み固められ凍結した感じで、アイゼンの前爪が邪魔になり脹脛にキク。時々振り返って、変化していく光景を眺めながら、山頂を目指す。雲も取れていく傾向にある、ゆっくり歩けのシグナルかも知れない。

  幾分下ったような道から目指す山頂を眺める

  
         間もなく急坂にかかり、雑木を抜けシラビソの中木の密生する樹林帯に入る

  
   北横岳が現れたが太陽で眩しい                その右に南八ヶ岳

  
  南アルプス、中央アルプスが高度とともに素晴しさを感じさせる              画像クリック拡大


  大きく開け南アルプスが盆地を介して横たわる


  雪の残るシラビソの森越に中央アルプス


    南アルプス&中央アルプス展望     画像クリック拡大

 シラビソの森、中間ほどであろうか、縞枯帯に入る。縞枯れと言っても斜面全体とか言った大きなものではなく、あちこちの山で普通に見られる程度、中小木が密生しているので自然回復も長くはかからないだろう。縞枯帯を抜け、汗だくで進むとシラビソの丈が徐々に低くなり、山頂の岩場が登山道の正面に姿を現す。踏ん張って、やっと山頂部に到着、8:13、2450mの道標8:18。
  
   シラビソの樹林帯、縞枯帯に入る                 辿って来た急坂を振り返る


  シラビソの縞枯帯


  シラビソの縞枯帯


   登山道の先に山頂の岩場が現れる

  
    山頂に手に届きそうだが、キツーイ            やっと山頂部の岩場に到着


   良い眺めだ、到着地点からの眺望   画像クリック拡大


   南八ヶ岳


   南アルプス


   中央アルプス


   御嶽山


   乗鞍岳

 ここから南方向に進み、右下にシラビソの樹氷を眺めながら若干上に進む、山頂部は5,6m/sec風があり寒い。上空は晴れているが、遠望する山並には薄い雲が多い。山頂部のトレースは風に飛ばされ、跡形がない、ポールが連続してあり、支障はないが、山頂の真南付近から山頂へショートカットする、雪は凍って締まり、歩きやすかった、8:33着。

 南側眼下のシラビソの樹氷     画像クリック拡大


   南側眼下のシラビソの樹氷    画像クリック拡大

  
  ここから山頂へショートカット                    間もなく山頂の標柱が見えた

  
                                  蓼科山山頂


  蓼科山山頂部、東南側から    画像クリック拡大

  
   山頂の祠                              蓼科山頂ヒュッテ


    ヒュッテ北側にある案内板、後方は浅間山


  これ生きている木、樹氷かなあ? 

【山頂からの眺望】

   左回りで中央アルプス〜荒船山   画像クリック拡大


   左回りで中央アルプスから浅間山   画像クリック拡大


  日光白根方面、日光白根山、男体山、手前に榛名山


    浅間山、黒斑山


    浅間山、黒斑山


  四阿山、横手山方面


   頚城山塊、一番右のピークが妙高山


   頚城山塊、一番右のピークが妙高山


  北アルプス、白馬岳方面


  北アルプス、立山&剱岳方面


   北アルプス、大天井岳、野口五郎岳方面


   北アルプス、穂高岳、槍ヶ岳方面


    乗鞍岳方面


    御嶽山方面


    中央アルプス方面


   南アルプス方面


   南八ヶ岳方面


   妙義山、荒船山方面、手前は蓼科山頂ヒュッテ


  秩父連峰方面    画像クリック拡大


   北横岳、金峰山方面


   両神山方面

 ちょっと寒かったが、山頂を歩き回り、眺望を楽しんだ。まだ誰も来ない、大分雲が払われて、惜しいのだが、寒さに勝てない。山頂をあとに、南側を回り、樹氷を眺めて、9:13に2450mの道標通過、急坂を落ちるように、ちょっとオーバーかな、下る、7,8人に会って、2110mの道標9:47通過。ここで7,8人のGrに会う、10:23、蓼科山登山口に出て終了する。

  2つの妙な格好の樹氷


   岩についた海老ノ尻尾


   岩についた海老ノ尻尾

  
   ショートカットした靴跡                      2450m道標

  
   夏道はクサリがあるんだ                     乗鞍岳、車山を眼下に、

  
  一直線に下る                           北横岳をチラッと、この勾配で下る


    縞枯帯を通過、やっと本日一人目の男性に会う


   中央アルプスを正面に、つい加速がつく

  
              ボチボチ上ってくる時間なのか、一人、また一人


   顔が汗びっしょりでした

  
   勾配の緩い樹林帯、一人、また一人

  
    緩やかな樹林帯を抜け、                    ここからまた急降下

  
                   7,8人のGr、急坂もなんのその、笑顔で歩いていた、2110m地点

  
   カラマツの人工林まで下って、間もなく登山口に出ようというところ

   
     大きなダケカンバに立ち止まる、幹の直径が1mほどある

  
   駐車場へのショートカットに入らず                 蓼科山登山口に出る

 総所要時間は、4時間19分、久々に絶景を楽しんだ山行だった。駐車場には7,8台、これから出発する7,8人のGrもあった。時間的に早いので、山頂から見た黒斑山へ、浅間山を見ようと車を走らせたが、佐久市に近づくにつれて黄砂のようなあやしい雲が天空を被ってしまったので、そのまま家路に。



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