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谷川岳
山行日
    2013年3月4日   晴れ   単独

コース
    谷川岳天神平→熊穴沢避難小屋→トマノ耳→オキノ耳→トマノ耳→熊穴沢避難小屋→谷川岳天神平

                               【トマノ耳→オキノ耳→トマノ耳】へ  【トマノ耳→天神平】へ

  【天神平→熊穴沢避難小屋→トマノ耳】
 3日ほど暖かい日が続き、山間部にはナダレ注意報、雪がしまって春山シーズン開幕では?、なんて勝手に想像し谷川岳の天気を調べる、比較的温暖、風も大したことない。9:00のロープウェイに合せ、車を走らせる。駐車場は−5℃、掲示を見ると天神平−7℃、新雪5cmとある。若いボーダーに混じって、ジジイの春山スノーハイク、10本歯のアイゼンをつけてピッケル握って、9:31天神平を出発する。
  
  チケット売り場の天神平状況                    ロープウェイから見降ろしたベースプラザ

  
                  天神平からの眺望、白毛門、笠ケ岳、烏帽子岳

  
                        同、谷川岳、左がトマノ耳、右がオキノ耳

 若い男性の後につく、緩やかに入り、表面の雪は軟らかく20cmほど沈む。直ぐにロープに沿って真っ直ぐ雪の斜面を上る、小ピークの少し右を目指しているようだ。2,3ヶ所急斜面を避けてちょっと迂回したようなトレースもあり、先行者は薦めてくれたが、「有難う」とそのまま直進した。先方右には西黒尾根と谷川岳、ちょっと右に体を捻れば白毛門&笠ケ岳の雄大な眺め、出るのは汗だけ、脱げるものはザックに押し込み、ハチマキ姿と薄手の手袋になってしまった。
  
                   スキー場の境に沿って急登する


          ブナの木の間から白毛門、笠ケ岳、烏帽子岳


  当分人を寄せ付けそうも無い


  同、至仏山


  同、武尊山


 同、谷川岳


 同、谷川岳

  
  トレースを辿って                           トレースを踏み外しても20cmほど沈むだけ


  阿能川岳〜白毛門   画像クリック拡大


   谷川岳

           
            点々と山頂に向かう人、人


  笠ケ岳上空にヘリコプター、遭難?、ナダレ監視?

  
                   30分位かけて移動しながら南方向に去っていった


   笠ケ岳〜武尊山  画像クリック拡大


  俎ー(マナイタグラ)〜谷川岳   画像クリック拡大


   俎ー(マナイタグラ)〜オジカ沢の頭


   小出俣山


   阿能川岳


 吾妻耶山、背景は子持山〜榛名山

  
                       真っ白な雪景色の中で休憩する人

 アップダウンを3回繰り返し、10:28熊穴沢避難小屋着。と言っても小屋は雪の下、居合わせた3人のGr、昨夜掘り起こして泊まったと言っていた。昨年の方が40,50cm多かったような気がする。前方には10,15人はいそうだ、ボードを持った者が半分、ロープウェイの順からすると多すぎる、どこからか湧いてきたのかなあ? 不思議だなあ。 ここから方向を北に変え次のピークへ向かう。現在歩いている位置は夏山とは全く感じが違う、尾根に沿って真っ直ぐ上って行く、クサリ場もロープも見えない。天狗の溜まり場という岩場があったっけ、どこかな、ここかな、違うようだ、景色に気をとられ通り過ぎてしまったようだ。
  
   熊穴沢避難小屋、昨夜掘り起こして使ったとか          次のピークから滑降する人


 阿能川岳〜オジカ沢ノ頭    画像クリック拡大


   俎ー(マナイタグラ)〜オジカ沢ノ頭、中ゴー尾根(手前の主稜線から派生する尾根)


  上の写真中央部(中ゴー尾根)のクラック

  
    気持ち良さそうに滑降する人                 ヒッコラ登る人、この辺が天狗の溜まり場?


    白毛門、景鶴山


   俎ー(マナイタグラ)〜オジカ沢ノ頭


  阿能川岳〜小出俣山

  
  これかな?、天狗の溜まり場                     ボーダー&霧氷

  
                                肩ノ小屋近し、この坂キツイなあ


   左奥に浅間山、小出俣山、俎ー(マナイタグラ)


   至仏山


 阿能川岳〜オジカ沢ノ頭    画像クリック拡大


   左奥に浅間山、小出俣山、俎ー(マナイタグラ)


  オジカ沢ノ頭、右奥に苗場山


     左奥に浅間山、小出俣山、俎ー(マナイタグラ)

 続いて天神ザンゲ岩という場所があるはずだが、これも見渡す光景に全く気づかず通り過ぎた。気づいた時は、肩ノ小屋南の大きな雪原の出来る所、山頂に近づき気温の低下と弱い風、防寒用の手袋とハチマキを帽子に替え山頂へ、11:44トマノ耳着。
  
   天神尾根、西黒尾根分岐点                   分岐点から肩ノ小屋


   オジカ沢ノ頭、万太郎山、仙ノ倉山、苗場山


    苗場山、昼近くになって雲が湧き上がってきた


   谷川岳トマノ耳


   越後駒ケ岳、中ノ岳遠望


 子持山〜苗場山    画像クリック拡大

  
                               トマノ耳山頂着




 【トマノ耳→オキノ耳→トマノ耳】    【トマノ耳→天神平】へ  ページTOPへ

        トマノ耳⇒オキノ耳⇒トマノ耳 写真集へ進みます、ブラウザーでお戻り下さい。

 素晴しい光景に言葉が無い、やはり自分の足で掴んだ景色、自己満足であるが、何事にも変え難いものがある。振り返れば延々と続く白い道、点々と向かって来る人、静かな青空の下で言えること。一休みして、トマノ耳方向へのルートを確かめる。先客もいるし、雪もしまってアイゼンバッチリ、雪庇に注意しながら進む。楽しみながらの雪の道、誰か踏み込んだのか大小穴が点々とあいている、多少緊張もする、12:02オキノ耳山頂着。主稜線の北側に雲が発生してきた、山並を遮っているが、この雲が変化をつけてくれる。眺めている間に、足元にもやって来た。短時間で風に乗って去ってしまい、青空が戻った。次々と後続の人たちが上ってきては直ぐに去って行ってしまう。折角の絶景、もっとゆっくりしたらと思うのだが、余計なこと口出し無用。

 トマノ耳から西方向の展望    画像クリック拡大


   トマノ耳からオキノ耳、一ノ倉岳、茂倉岳


  同、オジカ沢の頭と谷川連峰主稜線、最奥に苗場山 


   オキノ耳方向に進んでトマノ耳を振り返る


  同、トマノ耳〜一ノ倉岳   画像クリック拡大

    
                       オキノ耳山頂着、標柱は先端だけ出ていた


 オキノ耳山頂からの展望    画像クリック拡大


  同、行き交う人


  同、北東方向の展望、茂倉岳〜武尊山    画像クリック拡大


  オキノ耳直下のポッカリあいた穴、登山道に沿って多数あり、要注意


  【トマノ耳→熊穴沢避難小屋→天神平】
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 12:25、オキノ耳山頂を後に、ユックリズムでトマノ耳へ、一休みして12:38去り難い谷川岳を後にする。とは言っても、眺望が足を止める。雲があるにしても、滅多にないこと、同じ光景に二度遇うことはないだろう。往路とはまた全然感じが違う、多分光と温度が影響してくれているんだろう、自然の技ってところかな。

  西黒尾根、天神尾根分岐点から谷川岳主稜線を、また、眺める


    同、オジカ沢ノ頭、万太郎山、仙ノ倉山、大分雲が上ってきたが、良い雰囲気だ


   同、俎ー(マナイタグラ)

  
   分岐点                                   下る天神尾根

  
   こんな所にスノーシューを置いて・・・                急坂を下る

  
                         天狗の溜まり場、ここに間違いなさそうだ

  
  「シュー」という音に目をやると、ボーダーがものすごいスピードで通り過ぎていった

  
   西黒尾根、白いなあ                           辿る天神尾根


  熊穴沢避難小屋から山頂を振り返る


   登り返して、山頂を振り返る


  西黒尾根と笠ケ岳、烏帽子岳、白毛門


 西黒尾根と笠ケ岳  画像クリック拡大


 天神尾根と俎ー(マナイタグラ)  画像クリック拡大


   山頂を振り返る、白いキャンバスにブナ森、いいなあ

    
      この人達、ここから、一気にベースプラザまで落ちていくのかな


  天神尾根と俎ー(マナイタグラ) 画像クリック拡大


 俎ー(マナイタグラ)、天神尾根と西黒尾根  画像クリック拡大


 西黒尾根と朝日岳方面  画像クリック拡大

  
  天神平を見下ろし                           ほどなく登山口へ到着


  ロープウェイから谷川岳山頂部を撮る

 13:04天狗の溜まり場、13:18熊穴沢避難小屋、小さいアップダウンを繰り返し、13:55天神平の登山口着。総所要時間は、4時間24分、天候に恵まれた良い山行だった。これからしばらくナダレの季節、急斜面にはクラックも見えたし、見渡すと不安定な雪庇も見えた。残雪の雪庇歩きは、まだ少し先のことだろう。予定より大分早く下山できたので、下道を走って家路へ。

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