5.朝日岳⇒蓮華温泉             TOP           戻り

眺望の無い山頂を後に、北方向に下る。正面の長栂山、五輪山は日も当りくっきり、登山道沿いの花々を観賞しつつ高度を下げていく。大きな雪渓が残り斜度も小さく水分が豊富なのだろうか、チングルマ、ハクサンイチゲ、コバイケイソウ、ニッコウキスゲ、シモツケソウ、カライトソウ、アザミが目立つ。もう少し下ると大小礫のゴロゴロした尾根筋になり、タカネシオガマ、ミヤママツムシソウ、クモマミミナグサ、ホソバツメクサ、ハクサンシャジンが花をつけていた、10:43吹上コル。
  
                           朝日岳山頂を後に蓮華温泉へ下る


   ハイマツに沿って道沿いに咲くカライトソウ、シモツケソウ、アザミ

  
  正面に長栂山、五輪山を見ながら下る                 長栂山との鞍部で分岐


  長栂山、五輪山  画像クリック拡大


  長栂山の東南を巻きながら徐々に下って行く

  
                    吹上コル、蓮華温泉は右に入る

  
   このコースでは比較的大きな雪渓に出る        斜めに下って最後はステップ切った階段状

  
  奥が朝日岳山頂                         丁度2名で作業を終えたところだった


   お帰り、お疲れ様でした    スコップはしばらく置きっぱなし、とか

 蓮華温泉方面に入り間もなく大きな雪渓を渡り、五輪山を大きく巻くようにして湿原を進む。ニッコウキスゲ、ハクサンコザクラ、リュウキンカ、シナノキンバイ、タテヤマリンドウ、ヒオウギアヤメ、チングルマが素晴しかった。特にリュウキンカが多く、広く分布しており見応えがある。若干見えてきた雪倉岳を眺めながら、木段の途中で休憩していると、上ってきたご夫婦が「この先にいい水がありますよ」と言われ、早速移動、またまた休んでしまった、11:40。
  
                この雪渓の下から湿原に入り花を観ながら木段を上下しながら進む


  リュウキンカ、ハクサンコザクラが幅広く群生

  
  中間の休憩所、雪倉岳方面が・・・                こちらは朝日岳

  
  休憩所からちょっと先、美味しい水               あと蓮華温泉まで8.1km

 12:01あと蓮華温泉まで8.1km標柱、12:41花園三角点通過、延々と続く高層湿原の花を頭に収め、潅木の道に入り一気に下り、13:35白高地沢に飛び出る。鉄橋を渡り、ヒョウタン池を右手に見て上り坂、下って14:19瀬戸川鉄橋を渡る。『この辺から緩やかに下り蓮華温泉に出る』とみたが、“兵馬平”という観光スポットがあることに気づく、しかしここからの上り、足がついて来ない。5分歩いて5分休みを繰り返し、思い切って木の根に腰を降ろして休憩、ちょっと眠ったようだ。

  モクドウ沿いにはヒオウギアヤメも沢山あった


    ニッコウキスゲも点々と、朝日岳を背景に

  
  ちょっと山に近づいて五輪の森の標柱                まだまだ続く湿原


   ギボウシ、キンコウカが花盛りだった

  
 平坦な木道の真ん中に洒落た名前の三角点“花園三角点”  ここから先、潅木帯に入り

  
  パイプ段を下り                             斜面を大きくトラバースして

  
      急段を下れば白高地沢に出る、下りきったと思いきや、アップダウンがまだまだ続く

  
  鉄橋を渡り、                             ヒョウタン池を右手に見て上り坂

  
  大きな桧?を過ぎると下って                 瀬戸川鉄橋を渡る、これからまだまだ上って


   兵馬平湿原にて、ギボウシ&シモツケソウ


 同、シモツケソウが満開

  
   兵馬平へ、緩やかにしばらく進めば                  蓮華温泉の駐車場へ

  あとは兎に角ペースを上げないようにして、15:01兵馬平の湿原、16:01蓮華温泉に戻った。恥ずかしながら、最後はヘトヘトのゴールでした。1日目は8時間23分、2日目は11時間04分、合計19時間27分のタイムでした。机上では日帰りで検討してみたが、“目的”が何なのかを考えると、時間の多少は問題ではない。充分楽しむこと、時間はついてくるもの、結果なのだ。3日かければ、行程にかなりのゆとりができるでしょう、このコースはそれだけ価値があると思います。これからという方にはオススメコースです。

朝日岳⇒蓮華温泉で出逢った花

 【チングルマ】




 【コバイケイソウ】




 【カライトソウ】






 【タカネシオガマ】


 【クモマミミナグサ】


 【ホソバツメクサ】


 【ハクサンシャジン】




 【シロウマアサツキ】


 【ギョウジャニンニク】


 【ニッコウキスゲ】






 【ハクサンコザクラ】




 【リュウキンカ】












 【ショウジョウバカマ】


 【シナノキンバイ】


 【タテヤマリンドウ】




 【ヒオウギアヤメ】










 【サンカヨウ】




 【キヌガサソウ】




 【ミズバショウ】


 【ハナニガナ】


 【ミヤマカラマツ】


 【モミジカラマツ】


 【キンコウカ】




 【ワタスゲ】


 【ギボウシ】




 【ミヤマダイモンジソウ】


 【コメツツジ】


 【ワレモコウ】


 【タテヤマウツボグサ】


 【エゾアジサイ】





  掴み所の無い長い山行録になって、ご覧頂いている方もお疲れになったでしょう、有難う御座いました。  終わります。


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