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平標山・仙ノ倉山
山行日
    2013年3月30日   曇り   2名

コース  概略図はこちら
    元橋駐車場(R17火打峠付近)→(岩魚沢林道)→シャダンキ→(ヤカイ沢の右手の尾根)→平標山→仙ノ倉山
    →平標山→松手山→平標登山口→元橋駐車場


 元橋駐車場⇒平標山⇒仙ノ倉山     仙ノ倉山⇒平標山⇒松手山⇒元橋駐車場へ続く

 関越トンネルを抜けたら雨だった、同行の相互リンクしている奥利根山歩きのtomoさん「巻機山は駄目かな」、「清水集落まで行って様子をみよう」、しかし、清水集落は小雨が降っていた。UターンしてR17号線を南行する、街道沿いには幾つかの登山口がある、湯沢に入ると雨は止んでいた。平標山の登山口となる元橋駐車場へ入った、数台停まっていて準備中の人が数人、弱い日差しが稜線から「ようこそ、いらっしゃい」をしていた。二人の意見は合った、まずは、支度をして駐車場を出発、7:13。通りに出て、「どちらに・・・、林道を歩いて・・・」、と了解して頂いたようだ。除雪してある最奥でアイゼンをつけ、橋を渡って少し進むと、山中に向かうスキーの跡、そしてシャダンキへ、7:45。ここにも入山の跡、「ここからも右の尾根に取り付き、そのまま進めば山頂近くに出られる」、と話すとtomoさんはナビで確認、「じゃあ、ここから・・・」、と話は決まった。
  
    元橋駐車場(平標山駐車場)                  岩魚沢林道の除雪最奥

  
  ここから傾斜面となった林道を歩く                沢沿いの遊歩道と合流

  
        橋を渡って                         間もなくシャダンキ、ここから入山

山中には、種々トレースあり、向かう方向はとりあえず尾根、最短で出ようとするのか急斜面をグイグイ登っていく、林中は雑木林で幼木につかまりながら後に続く、時々トレースを踏む。一汗かいて見通しのきく尾根に出ると、雪庇の上だった。斜め右下に送電線が走り、先ほど直下を通ってきた鉄塔の方向に向いていた。雪庇は所々でクラックが入っているが、危険は感じられない、8:45にP1432着、ナビで確認。
  
  杉林の横を通り                           鉄塔直下を進む


    左手に松手山の下の方を見ながら、右手斜面を上って行く

  
  しばらくの辛抱                            左手が開け、

  
                 松手山方向が視界に入る、沢筋に雪崩の跡が見える

  
 尾根に到着し雪庇の上に出る、南東方向下方に高圧線      進行方向、雪庇の上を歩く

  
       右斜面の落ち込んだ場所、雪庇のクラックがいたるところにあり要注意

  
  雪庇を振り向く                             P1432着、tomoさん提供

 P1432を過ぎると霧のたちこめるブナの森に変り、幻想的な光景が展開する。晴れていればもっと楽しみを増すのであろうが、これもまた楽し、である。同行者は、熊棚、根開き、と耳慣れない言葉を教えてくれる。この尾根は、夏は藪で入れないようだが、クマに遇うかもね。しばらく登っていくと、霧氷が現れ、ますますその美しさを増す。ダケカンバが混生してくると、岩場のような場所に出て、直進を阻まれる。

   P1432を過ぎると霧のたちこめるブナの森に変り、幻想的な光景の中に楽しみを増す


  青空も時々広がったが一瞬で終わった

  
                  熊棚                               根開き(ネビラキ)

  
   西側の斜面がちょっと・・・・                          雪庇沿いに

  
                          大きなブナが点々と

  
                                 霧氷が現れる


  ブナ、霧氷、雪庇、クラックの中をしばらく観望










   ニセカラタチゴケ(着生のコケ)についた霧氷






   ダケカンバの混生林となりました

 林中を見ると、スキーヤーが奮闘していた、一人、もう一人。そちらへ方向変更し、抜きつ抜かれつ、しばらく進む。勾配は緩やかになったが、低木の密生したブッシュだった、笹を漕ぎ、絡んだ低木を漕いで、抜けたと思ったら崩落した雪面に出る。雪塊を乗り越えたり、回りこんだりして、やっと、雪原に出る。丈の低いダケカンバ、イチイ、オオシラビソが点々と自生し、霧氷と重なり、絵になる光景が広がっていた。間もなく、雪田に出て、横切るとすぐ上の木段が目に入った、正規登山道へ出る、10:31。霧氷を楽しみながら、小さいピークを越えて、平標山山頂着、10:56-11:29。
  
  行く手に岩場が現れました                     林内には、スキーヤーが上ってきます

  
  スキーヤーに抜きつ抜かれつ                    クロベ(?)の低木と笹の藪に突入

  
   落葉低木も混じって                         奮闘中です

  
 藪を抜けたら崩落した雪面に出る、乗り越えたり、回りこんだり   撮ったと思ったら撮られていた、tomoさん提供

  
               雪原に出る、丈の低いダケカンバ、イチイ、オオシラビソが点々と

  
                             雪の斜面の崩壊

  
   雪田に出て、横切ると                       木段が目に入った、正規登山道へ出る



       霧氷と登山道と低木、シャクナゲ、ハイマツ、ミネザクラ、ナナカマド、ダケカンバ等混生














  
                        山頂手前の小ピークを越えて

  
                               山頂が霧の中に

  
                                平標山山頂着


   平標山山頂から谷川連峰最高峰の仙ノ倉山









   苗場山が雲間に一瞬顔を出す


   山頂付近の霧氷





  
 降りて撮っていたら上から撮られてた、tomoさん提供     板をかついで降りて行ったがこの悪条件の中・・・・・

 とうとう、青空が広がることはなかったが、tomoさん、時々見せる仙ノ倉山の顔にカメラを向けていた。途中会った山スキーの二人も着いて、山頂は点と点の賑わい。山頂を東方向に下り、あと2ケ月もすればお花畑と変る、仙の倉山との鞍部へ進む。
  
       平標山を東方向に下り                        お花畑を横断中


    ほとんど地表面を現したお花畑


  お花畑の霧氷


   雪面も良く見ると自然の芸術







  霧氷











    仙ノ倉山と霧氷






  
    小ピークを越えて                          仙ノ倉山山頂部へ

  
                               仙ノ倉山山頂着

 今年は、雪が少ないのかな、お花畑の地表面がほとんで現れている、高山植物が風邪をひいてしまわないかな。もしかしたら、芽でも出しているのでは?、と探してみたがまだ、そこまでは進んでない、仙ノ倉山12:23-12:47。tomoさんが北の小ピークにいる人を発見、我らもと、残雪期のこと、往復したがガスの中、足跡を残しただけだった。

   仙ノ倉山⇒平標山⇒松手山⇒元橋駐車場へ続く   



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