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袈裟丸山(前袈裟丸山&後袈裟丸山)
山行日
    2014年5月24日   晴れ   単独

コース  概略図はこちら
    郡界尾根登山口(駐車場)→(南西尾根)→前袈裟丸山→東南尾根P1701付近→前袈裟丸山→
    後袈裟丸山→(郡界尾根)→郡界尾根登山口

 【1:南西尾根経由前袈裟丸山へ】   2へ  3へ        【花編はこちらです】

 好天の予報、一昨日歩いた前袈裟丸山、本日は南西尾根を上り、山頂〜東南尾根のアカヤシオを観て戻り、八反張から後袈裟丸へ登り返し、郡界尾根のアカヤシオを観て戻る予定、5:48郡界尾根登山口(駐車場)を出発。小中方面に200mほど下り、左折してダートの道を100mほど進む。尾根への取り付き場所はアチコチにあるようだが、細かいことは知らない。安全第一で適当に進む、まず渡渉5:51、緩そうな斜面を斜めに上がり、次ぎの近場を目標にまた進む、これを繰り返す。怪しげなヤセオネ、岩場にも突き当たり、低木に掴まってよじ登りもした。点々と咲く満開のシロヤシオが応援してくれた、一時の辛抱、標高差150mほどだろう。標高1300m付近で南西尾根に出た、6:14。
  
   奥が郡界尾根登山口(駐車場)              林道を少々下って左折して広場へ

  
 渡渉して                                尾根を目指して進み怪しげな枝尾根に取り付いた


  周辺は満開のシロヤシオが点々と、岩場を低木に掴まって這い上がり

  
                  この辺で南西尾根に出ました、1300m付近

 何となく人の歩いた道のような、獣道のような尾根筋だ。シロヤシオ、ミツバツツジを眺めながら徐々に上っていく、新緑は淡くなり、進行右手、東側には前袈裟丸山の東南尾根、西側には郡界尾根の笹原がすぐ近くに見える。標高1450m付近で荒地にさしかかる、正面には小高いピークモドキが現れる、6:29。縦横に走る獣道をジグザグしながら上ると、眼下に辿ってきた南西尾根と先ほどの平坦な荒地、南に赤城山を展望する。少々進むと八重樺原の向こうに上越の山、芽吹きは少なくなり、点々と咲くアズマシャクナゲが押し上げてくれる。出てきたぞ、アカヤシオの残り花、徐々に数を増していく。前袈裟丸山、後袈裟丸山を背景に、アカヤシオショーがしばらく続く、所々の枝尾根に群生地が広がる、下って見たい気もあるが、今回は上から眺めておこう。

   尾根筋のシロヤシオ、ミツバツツジ


   後袈裟丸山を背景に


   しばらく進んで、1450m付近から東方向の展望、手前が前袈裟丸山の東南方向に派生する尾根(東南尾根)

  
  平坦な荒地から小高い肩へと上る                西方向には郡界尾根の八重樺原

  
  肩から辿ってきた南西尾根を見下ろす              南方向には赤城山


  少々進むと八重樺原の向こうに上越の山、左から苗場山、仙ノ倉山、万太郎山


   尾根沿いにアズマシャクナゲが点々と

  
  咲き残りのアカヤシオも                       右奥には目指す前袈裟丸山が


   アカヤシオの花も高度とともに増えていく、背景は前袈裟丸山


    アカヤシオと後袈裟丸山


   コメツガの樹林帯に近づくとアカヤシオが少なくなると

 やがてコメツガの樹林帯に近づくと、アカヤシオは終わる7:16、右には赤い模様に染まった東南尾根の上部が近づいてきた、トラバースして簡単に行けそうでもある。コメツガと笹の尾根を這い上がり、汗だくになって前袈裟丸山に到着する、7:36。
  
   樹林帯に入る                         コメツガと笹の尾根を這い上がる

  
                     樹間が明るくなると前袈裟丸山山頂到着


  前袈裟丸山山頂、北西方向の展望   苗場山〜至仏山、後袈裟丸山


   至仏山付近   画像クリック拡大


    武尊山付近   画像クリック拡大


     谷川岳付近   画像クリック拡大

 山頂は一番乗りのようだ? 山頂から北西方向の展望を眺める、苗場山から上越の山々、武尊山、至仏山とまだ雪の残る山が連なっている。高嶺の花も雪解けを待って、準備運動でもしているかな、7:39東南尾根へ向かう。


 【2:前袈裟丸山⇔東南尾根P1701付近    3へ   1へ

小丸山方面へ少し下り、7:45カーブの所に張られたトラロープをくぐって、笹尾根を下る。道の不鮮明な場所もあるが、尾根伝いに下れば問題はない、隠れた障害物、段差等に注意。やがて樹林帯から抜け、東南尾根の核心部が大きく広がる。しかし、ピンクの濃さがない。今年はどこも当り、当りというのだが、ここのアカヤシオは花が少ないようだ。風に吹かれ、霜にやられた傷跡は残っているが、ビッシリ花をつけた枝が少ないなあ。こんなもんか、と思えばそれなりに楽しめるだろうが・・・。8:12P1701付近まで進んで折り返す、8:49登山道、8:54前袈裟丸山へ戻る。
  
  前袈裟丸山から南に赤城山                      北に男体山を見て

  
  トタロープをくぐって                           笹尾根を下ると


 コメツガの樹間から南東尾根の核心部が眼下に広がる


 うーむ、今年はあたり年というが、・・・


  もっと、もっと、赤いかな、と思ったのだが、・・・


   鞍部に下って、最初に見る株、1/3ないなあ、散ったようには見えないし


  でも、この辺まで近づけば、赤く見えてくる


 男体山を背景に


  日光白根山を背景に


 赤城山を背景に


  前袈裟丸山を背景にカメラに収める


   ついでに、日光白根山、皇海山、鋸山


   日光白根山、鋸山をズームアップ


  男体山


  東南尾根から前袈裟丸山


   東南尾根の南西斜面


    尾根筋

  
  P1701付近まで進んで折り返す                 笹の急斜面を上って、登山道に戻る

  
   登山者の後方から                         再び前袈裟丸山へ



 【3:前袈裟丸山⇒後袈裟丸山⇒郡界尾根経由登山口へ   1へ   2へ   

前袈裟丸山山頂から北側に少し下ると、大きく展望が開ける、上越国境の山、武尊山、尾瀬の至仏山、袈裟丸連峰、皇海山、日光連山を一望できるビューポイントである。

  日光白根山、手前が皇海山、鋸山


   笠ケ岳、至仏山


   谷川岳周辺の山

 ここから低木と笹の間を下ると、クサリでガードされたヤセオネに出る、八反張である、9:16。クサリは補助的で体重をかけると危険そうだ。ここを境に前&後袈裟丸山を分けているようだ。登り返すと、アズマシャクナゲ、ミツバツチグリ、フデリンドウ、ハタザオが咲いていた。一昨日のここまで来たかったのは、ユキワリソウが咲いているのでは?、があった。しかし、先端が薄っすら色づいた程度だった。ここからしばらく笹の間を急登する、伸びすぎて登山道が隠れてしまっている、登りの方、目を突かないように気をつけましょう、9:34-9:46後袈裟丸山。
  
               八反張、クサリあるが支柱がグラグラ、体重をかけるは危険


  登り返すと、アズマシャクナゲ


  、ミツバツチグリ


   、フデリンドウ、


   タチツボスミレ、○○ハタザオが咲いていた


   ユキワリソウは薄っすら色づいた程度だった


  前袈裟丸山を振り返る

  
                    笹道を辿ればほどなく後袈裟丸山山頂へ

  
   庚申山、皇海山へ案内、安易に入らない方が良いですよ、せいぜい袈裟丸山の最高点までにしましょう

 ここからは、2時間みれば登山口に戻れるだろう。郡界尾根は上る一方、下る一方なので歩き易い。樹林帯を下り始めて2,3分、山頂に向かう方二人、顔を合わせればお馴染の顔、相互リンクしている石塚夫妻だった。今日は、ワンちゃんは留守番だとか、郡界尾根の見所を教えて頂き、後姿をパチリ、でもカメラの反応が遅く欠けてしまいました。
  
       ゆっくり休憩して2,3分下ると                 相互リンクしている石塚さん夫婦にバッタリ

 樹林帯を抜けると沢を介して、今朝ほど歩いた南西尾根を一望する。いっぱいアカヤシオが咲いている、尾根を歩いていても見えない場所だ。Tさんなら、ここからでもトラバースして行けるだろう、、あるいは沢伝いに上がってくるかな。こちらも標高が下がって、アカヤシオの登場、登山道沿いに、林の中に、バランス良く咲いている。
  
   コメツガの樹林帯を抜けると                    前袈裟丸山が東側に


   そして上ってきた南西尾根が続いている


   沢に面した側にアカヤシオが沢山咲いている


  露岩にさしかかると、こちら、郡界尾根もアカヤシオのラストショー


   森の中にも


  斜面の奥の方までピンク色だった


    満開です、鮮やかですね

 10:37、祠付近を通過、アカヤシオからシャクナゲに変り、次はミツバツツジに、八重樺原に近づくとシロヤシオも咲き始めていた。今朝はもっと標高の低い場所で見たが、沢筋と尾根筋の差だろうか。11:12三角点を登山道脇に見て、芽吹いたばかりのカラマツ、カエデの中を進むと、11:20郡界尾根と分れ、木段を降下して、間もなくヤマツツジに迎えられ、無事ゴール、11:34。

  アカヤシオに続いてアズマシャクナゲの登場、ちょっと蕾が少ないかな?

  
    祠を過ぎ                              登山口まであと2.7km

  
  尾根筋もここまで下ると芽吹きが始まっていた          “つつじ山”の石柱付近は、


   ミツバツツジが見頃だった、紫色の鮮やかなトウゴクミツバツツジのようです


   標高を下げるに従ってシロヤシオも咲き出してました


  八重樺原から袈裟丸山を振り返りました


   左が後袈裟丸山、右が前袈裟丸山で下方に伸びる尾根が往路歩いた南西尾根です


    素性の良い高木、八重樺原の目立つ樺

  
  ゆったりと進んで                           三角点の脇を通過


   郡界を離れてヤマツツジを眺めながら、丸太の階段を下れば

  
                           登山口はあっという間に

 総所要時間は、5時間46分、一応3尾根のアカヤシオのポイントを見てきたが、花は晩期、勢いに欠ける感じも若干したが、木としては次ぎの成長の過程に移っているので止むを得ないこと、晩期の美しさを読み取る人もいるかも知れない。これで、今年のアカヤシオ観賞は終了とし、次は標高を少し上げて、・・・・・・。

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