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朝日岳(谷川連峰)
山行日
    2013年6月23日   曇りのち晴れ   単独

コース
    土合橋駐車場→白毛門→笠ケ岳→朝日岳→笠ケ岳→白毛門→土合橋駐車場

                                   花編1(ホソバヒナウスユキソウ)へ  花編2へ

 ホソバヒナウスユキソウはtomoさん情報からすると見頃だろう。どうしてもこの2,3日中に一回り歩きたい、天気図を開く度に晴れマーク少なくなっていく、でも期待をして2時にスタートできるように土合橋駐車場へ。しかし、空模様は味方してくれなかった。そうなると明るくなってからの出発で、朝日岳を10時間かけて往復することにする、4:07駐車場を発つ。4:12山間へ、いきなりの急登、何度歩いてもこのルートはきつい、剱岳の早月尾根よりも、甲斐駒ケ岳の黒戸尾根よりも、谷川岳の西黒尾根よりもきついと思う。4:36標高1000mのプレート、4:59桧のウロ、5:42クサリ場、根っ子と岩の戦場を抜けて、5:49松ノ木沢の頭へ。
  
  土合橋駐車場奥、道標によると朝日岳まで6kmとなる     東黒沢を渡って

  
 この道標を右方向へ                         ここから山間に入る

  
   小さいジグザグを繰り返し急坂をつめる、所々で谷川岳方向が見えるが山頂は雲の中

  
                    桧が現れてくると、根っ子との戦いがしばらく続く


  風格のある桧の大木


  風格のある桧の大木


  風格のある桧の大木、通称桧のウロ

  
  ウロの上に平坦な場所あり、付近から白毛門、谷川岳が見えるが山頂は雲の中

  
   岩場を乗り越え                         少し進むと1200mのプレートあり

  
  倍速のランニング、  この辺で根っ子からほぼ開放されるが今度は露岩の道だ

  
   花崗岩がダンダン大きくなって                 クサリ場に達する

  
 この辺から絶景が見られるのだが、今日は×   谷川方面       子持山方面

  
    赤城山方面                           袈裟丸山方面

  
                   松ノ木沢の頭着、眺望は全く駄目でした


   松ノ木沢の頭から谷川岳方面


 同、白毛門

 松ノ木沢の頭で写真を撮っていたら、途中抜いてきたダブルストックの男性がやってきた。谷川連峰馬蹄形縦走をやるようだ、今この時間では真っ暗になってしまうだろう、雨はどうだろう? やはり気になる。抜きつ抜かれつで6:32白毛門、笠ケ岳7:25-7:37。いい景色を見られないのが残念、道中の長い男性に、先に行ってもらう。
  
 少し山頂方向に進むと、白毛門の山頂が見え           天神平に陽がさした

  
  この人、馬蹄形縦走、真っ暗な西黒尾根を下ると言ってました      松ノ木沢の頭を振り返る


        登山道脇にはアカモノが満開、雫がいいね

  
   白毛門到着                             辿って来た尾根筋を振り返る


  山頂に咲くベニサラサ、後の笠ケ岳は全く見えない、先に進もう


 少し下ると、雪が最近まであった斜面あり、周辺にはムラサキヤシオ、タムシバ、オオカメノキが咲いていた

  
  小ピークを越え、白毛門を振り返る                笠ケ岳は雲の中

  
  小ピークを2つ、3つ越えて笠ケ岳最後の登り、雪渓を右手に間もなく笠ケ岳山頂着

 東に少し下って、避難小屋付近のニッコウキスゲの蕾を見渡す、当り、ハズレ、今の段階では何とも言えないが株が小さい。登り返して小烏帽子に向かっていると、早足で接近する単独行、若い女性だから驚いた。まさか、馬蹄形? 蓬峠から土樽へ下るようだ。視界の悪い尾根筋、前進が唯一の目標になりかねない、大烏帽子を過ぎると間もなく、期待したホソバヒナウスユキソウの群落に入る。花はまだ50%程度、露を含んだウスユキソウの葉&花が何とも言えない美しさで迎えてくれた。岩場にはチングルマ、ムシトリスミレ、ジョウシュウアズマギク、ヒメイワカガミなど彩っていた、ゆっくりしていたので4,5人先に行ったようだ、朝日岳9:04着。
  
 東方向に下って避難小屋を過ぎると            快調に飛ばす若い女性、「蓬峠⇒土樽」と言っていた

  
  登山道脇に雪渓が残る                       笠ケ岳方向を振り返るが何も見えない


  大烏帽子を越えると間もなく、ホソバヒナウスユキソウが現れる

  








 ガスが切れるかな、残雪が現れる


  稜線の岩場に沿って、チングルマ、


 ヒメイワカガミが見頃だった

  
  薄日がさしてきた、                         笠ケ岳を振り返る


  あの大きな岩の向こうが朝日岳山頂だ


  直下もホソバヒナウスユキソウの楽園だ

  
                  本日の目的地朝日岳到着、また曇っちゃった

 一旦回復しかけた空模様、またガスってしまった。高山植物には良いとされているが、花によっては開花できない種もある。曇天下、休憩していると青空が見えてきた、今度は本物かな? 武能岳、蓬峠、七ツ小屋山、大源太山が顔を出す、谷川岳付近は相変わらず。祠周辺を含めてこの山頂の西側にホソバヒナウスユキソウが自生している。イワゼキショウも見た、先ほど通ってきた、登山道際の岩場では気づかなかった。木道を少々下って、宝川方面に入り、朝日ケ原へ。チングルマ、ハクサンコザクラ、ショウジョウバカマ、イワイチョウが咲いていたが、まだまだ少ない、これからだろう。山頂に戻って、しばし山並に見入る。

 休憩していると青空が見えてきた、本物かな? 武能岳、蓬峠、七ツ小屋山、大源太山が顔を出す


  笠ケ岳方面 


    朝日ケ原&北の小ピーク

  
  朝日ケ原を散策、宝川方面に入る                  山頂を振り向く


  木道脇のチングルマは開花が早い


  湿原にはハクサンコザクラが点々と


  ショウジョウバカマの花茎が7.8cmほど


  全体としては7割ほど雪が消えたかな


 朝日岳寄りの斜面、やっと緑になった感じ

 9:49ちょっと早いが山頂を後にする。陽がさして残雪の斜面にホソバヒナウスユキソウが映える、ミヤマキンバイ、タテヤマリンドウが大空に向かって全開、一時の春を精一杯活動しているのだろう、10:08ホソバヒナウスユキソウの自生地を離れる。ここから20分ほど歩いた所で2名、小烏帽子を半分ほど下った所で、よけていると、顔を見るなり「どこかで会いましたよね」、と女性が言う。「うーむ、もしかしたら平標山で・・・・」、「そうそう、大源太山、三角山と歩いて、浅貝に下り国道を歩いて・・・・」、というわけで沼田のTさんと4年ぶりにバッタリ、「また、どこかで・・・」、とその時間は短かったが、花の次に嬉しかった、笠ケ岳10:58-11:12。

 往路を再び踏んで、土合橋駐車場に向かう、陽がさして残雪の斜面にホソバヒナウスユキソウが映える


 振り向けば山頂に人影なし


 陽を浴びてタテヤマリンドウが


 美しい姿を真上に向けている、虫よ来いってところかな

 笠ケ岳で休憩していると、鞍部で抜いてきた男性も到着、先客が「元気なおばさんに会ったでしょう、(歩くのが)早いんだよ」、「実はその方と・・・・・」、「どうりで、健脚なんだ」、先客は笠ケ岳で折り返すと言っていた。笠ケ岳を後に急坂を下る、道はジグザグしているが、小さな礫に靴を取られる、小さなピークを3つほど越え、白毛門山頂へ、11:53-12:05、昼食。
  
   鞍部から笠ケ岳                           笠ケ岳山頂 

  
  笠ケ岳山頂から朝日岳方面を振り返る             同、白毛門


    下って、往路で見た、オオカメノキ、タムシバ、ムラサキヤシオを山並を入れてもう一度撮る

  
                                白毛門山頂


  平ケ岳、燧ケ岳、至仏山方面の雲が払われた


     日光連山、武尊山も現れる


  白毛門に向かう人、25人ほど会った


  谷川岳を覆っていた雲も大分少なくなった

  
  団体さんが通る・・・                          松ノ木沢の頭


  松ノ木沢の頭から谷川岳、一ノ倉岳


  同、白毛門

  
   谷川岳の緑が大分鮮明になってきた             桧のウロ上の平坦地

  
   岩と根っ子の道を急降下                      沢を渡って満車状態の駐車場へ

 白毛門から松ノ木沢の頭の間で25人ほど上りの方に会った、子供もいた、団体さんが多かった。12:38松ノ木沢の頭、13:12桧のウロ、13:43山中から抜け、13:47終着土合橋駐車場。ちょっと荒っぽい停め方だが満車状態だった。総所要時間は、9時間40分、花はまだ少なめ、眺望がイマイチの山行だったが、Tさんとの再会が補ってくれた。

    花編1(ホソバヒナウスユキソウ)へ  花編2へ



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