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谷川岳(中ゴー尾根)
  
山行日
    2012年10月15日   晴れ   2名

コース
    東大寮跡手前駐車スペース→二俣→中ゴー尾根入口→谷川連峰主稜線合流点→肩ノ小屋→谷川岳トマノ耳
    →肩ノ小屋→熊穴沢避難小屋→田尻尾根分岐点→田尻尾根入口→西黒沢橋→慰霊碑駐車スペース

【前編:東大寮跡-(中ゴー尾根)-谷川岳トマノ耳】  【後編:谷川岳トマノ耳-(天神尾根)-(田尻尾根)-慰霊碑】へ
                                     

 相互リンクしている奥利根山歩きのtomoさんの案内で、中ゴー尾根を歩き谷川岳へ、天神尾根、田尻尾根を歩いて下山しました。中ゴー尾根というと一般登山道であるが、経験者健脚向きとされ、またヤマヒルの生息することで敬遠してしまうようである。しかし、tomoさんの山行記に目を見張るような画像が沢山掲載されている。これに刺激を受けたことは間違いないが、そのチャンスは想像もしてみなかった。可能性ありとみての誘い、と受け止めお願いした。

【東大寮跡-中ゴー尾根最初のピーク】     
 谷川岳慰霊碑脇の駐車スペースに1台車を置き、谷川温泉最奥の東大寮跡のスペースへもう一台、5:51まだ薄暗い杉森へ入る。まず、谷川に沿って二俣まで入る、二俣付近で谷川にヒツゴー沢とオジカ沢が合流している、この二つの沢の間っこがこれから向かう中ゴー尾根である。tomoさんの話によれば、その昔谷川岳の名は俎ー(マナイタグラ)についていたが、国土地理院の5万分の1地図の誤記でトマノ耳(薬師岳)・オキノ耳(谷川富士)が谷川岳と呼ばれるようになってしまったとか。そう言われてみれば、河川名谷川と現在の谷川岳の位置関係がおかしいのである。こんなこと、今となっては、混乱のもと、戻せないでしょう。同様な記述が、深田久弥著の『日本百名山』の中にもあり。余談が長くなりましたが、二俣まで清流、大木、奇岩を楽しみながら、先人の好んだ道、足跡を辿る、6:43牛首、6:59ダルマ岩、7:27目印に従って崩落現場迂回、7:36二俣着。
  
  谷川温泉の奥、東大寮跡から杉森へ入る             散策路を分ける

  
   倒壊寸前の谷川岳南面概念図、建っているのが不思議なくらい   大木が点々と

  
            板を抜かないように鉄パイブの橋を渡る、3,4ヶ所あり

  
  道標、登山道が賑わった頃の名残か              水辺の近くに出る

  
            谷川に沿って落葉樹の林          小さな滝、淵が点々と

  
   力強く生き抜いている、桂だったかな?            大きなトチノキが林立していた

  
  河原に下りる                              牛首と書かれた木柱


  大きな岩と岩の狭い間を流れる谷川、牛首と言うとか

  
 川岸の小さい橋、危険箇所はロープ、クサリ等あり        ダイモンジソウが満開だった


   清流を足元に横を這う

  
   澄み切った流れ、川辺の散策だけでも癒されますよ。但し、ヤマヒルの季節を外して


   デカイ木、トチノキだったかな

  
   ダルマ岩、倒壊した案内板                     ずっしりしたダルマ岩

  
   行く手に紅葉の岩山、これが中ゴー尾根だった         俎ーだった

  
                          俎ー山稜、ピークは川棚ノ頭付近


    川棚ノ頭付近の紅葉

  
                       崩落箇所、目印によって河原を迂回

  
                               そろそろ二俣

  
   二俣、右いわお新道、左中ゴー尾根             中ゴー尾根、谷川岳まで4.2kmとある

 二俣の木柱から少し進んで、7:52中ゴー尾根入口へ、谷川沿いの散策路から登山道へと入る。tomoさんの話では、西黒尾根よりも、白毛門よりも、急登だと言う。後方からついて行くが、なるほど、ローギヤーのままクロベ、ゴヨウマツ、雑木の樹林帯の中を最初のピークまで続いた、8:17-8:42。小ピークから中ゴー尾根を見通すと遥か上の方に、紅葉真っ盛りの岩山が4,5つ連なっている、楽しみだ。左手には昔谷川岳の俎ー、急峻な山稜が岩肌をむき出しにしている。日が差してくれれば、いい写真が撮れるのに、雲が邪魔している。南方向に、ゴヨウマツの間から阿能川岳と小出俣山を眺める。逆光でも素晴しい。

   二俣の道標から少し進むと沢が分かれる、左オジカ沢、右ヒツゴー沢、この間の尾根が目指す中ゴー尾根


        左にナイフエッジの岩稜、俎ー

  
             中ゴー尾根の最初の小ピーク(標高、約970m)が見えてくる、尖ってますよ

  
   いよいよ尾根に取り付きます                       こんな感じかなと思いきや

  
                          こんな感じでピークまで

        
          北方向、小ピークから中ゴー尾根を見通す


    紅葉の見頃を迎えたような連続する岩場


   同、岩場をアップ、左の丸い尾根を越えれば主稜線に出る

         
           西方向の俎ー山稜


   俎ー山稜拡大


    幕岩付近拡大


   南方向、阿能川岳&小出俣山


   小出俣山


 阿能川岳


  東方向、天神尾根


【中ゴー尾根最初のピーク−主稜線合流点-トマノ耳】
   少し下って登り返す、高度とともに広葉樹は黄ばみ、高度感もあって、カメラに足をとられっぱなし。深い谷を介した俎ーと天神尾根、紅葉は益々黄色く、赤くなっていく。画像を見て頂ければ、下手な文章は要らないでしょう。紅葉、山並の美しさに、すっかり急登を忘れてしまった。谷川連峰主稜線が見え、合流点に近づくと、何やら怪しい雲、霧となり、小粒の雨も、風も出てきた、11:21合流点着。
  
  少し下って登り返す


  平行する西側の俎ー


   幕岩ノ頭、これを上る人がいるとか。

  
   オジカ沢                                同、水の流れている範囲を拡大


    阿能川岳を振り返る



  
                         カエデ等黄葉が目立ち始める


   カエデの黄葉


   カエデの黄葉

  
                       次のビューポイントへ気持ちが逸る


    2つ目の小ピークと見たが、連続する尾根筋の途中、肩のような場所だった


    この先の岩場の紅葉が素晴しい、赤、橙、黄


   俎ーとカエデの黄葉


   最初の岩場の直下、ミズナラとオオカメノキの紅葉

  
            最初の岩場へ                   岩場に置かれたプレート


   中ゴー尾根の紅葉と俎ー山稜


   中ゴー尾根の紅葉と俎ー山稜


   中ゴー尾根の紅葉と俎ー山稜


   阿能川岳を振り向く


    この先の連続する岩峰


   岩峰からヒツゴー沢


   一つ目の岩峰を越えて進行方向を撮る


     谷川連峰主稜線の合流点が見えた


  次の岩峰へ


   サラサドウダンの紅葉と俎ー


   サラサドウダンの紅葉と俎ー


  中ゴー尾根、オジカ沢を振り返る


  同、中ゴー尾根


 同、中ゴー尾根、オジカ沢を振り返る


  進行方向の岩峰へ


  中ゴー尾根を振り返る


    進行方向の岩峰直下

  
                           紅葉真っ盛りの最後の岩峰へ


    岩峰の紅葉と最後の丸いピーク


   主稜線付近の草紅葉


    肩ノ小屋の屋根が見えてきた


   天神尾根を行くハイカー


   中ゴー尾根を振り返る


   中ゴー尾根を振り返る、見事な紅葉


   中ゴー尾根最後の岩峰を振り返る


     中ゴー尾根を振り返る、背景は阿能川岳


   オジカ沢


   オジカ沢の草紅葉


      谷川連峰主稜線目指して最終段階


  霧かな、小粒の雨が落ちてきた


   風も出てきた

  
   合流点まであと一息                               合流点到着


   合流点から辿った中ゴー尾根を振り返る

 急激な気温の変化に、一枚着込み、主稜線を進む。時忘れた小さいハクサンイチゲの花が震えながら二人を見送っていた、肩ノ小屋11:43-12:14昼食。強風と霧の中、トマノ耳を踏んで足早に下る、12:20。
  
   ハクサンフウロの紅葉、主稜線にて              時忘れ、小さいハクサンイチゲの花、主稜線にて

  
  荒れる主稜線を進む、視界悪し、風強し                    肩ノ小屋到着

  
  小屋の内、外に人、人、人                     昼食をとって、山頂へ進む

  
                         霧の中山頂、トマノ耳1963.2mを踏んで、足早に下る


    【後編:谷川岳トマノ耳-(天神尾根)-(田尻尾根)-慰霊碑】へ



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