★気ままな男の山歩きHOME 山行記録(日付順 ) 山行記録(山域別) 走れ!“忠治”★ sub3-546 高山(日光の山) |
山行日 2011年2月13日 晴れ 単独 コース 概略図はこちら 竜頭の橋駐車場→高山→千手ケ浜分岐→道路→(小田代歩道他)→シャクナゲ橋→竜頭の橋駐車場 奥日光も、この4,5日、断続的に雪が降っているようだ。状況は分らないが新雪を踏んで来ようと高山に出かける。早朝のR122を走る、みどり市(旧東村)に入ると部分的に凍結、日光に入ると真っ白だった。除雪作業の間を通りイロハ坂へ、朝焼けの男体山を見ながら2nd走行、予報に反して雲ってしまい、竜頭の滝上駐車場に着いた時には、小雪がちらつき、時々吹く強風で雪が舞い上がっていた、7:32出発。凹んだトレースの残る道に入り、鹿避けゲートを通り、回り込んで平坦な場所に出る。20,30m進むとトレースは消え、40,50cmの積雪が待っていた。 R120 竜頭滝上の竜頭の橋 橋を渡ると右手に道標 少し進むと鹿避けのゲート トレースを辿って進む ちょっと下るとトレースは消え深さを増す、40,50cm 進行方向には目印が見当たらない、このまま進んでも深い雪に往生するだろう。諦めるのは早すぎる、いっそルートを外し、P1506から派生する小尾根に取り付きP1506に上がり、尾根伝いに高山を目指すことにする。しかし、急斜面と深い雪、時々はばまれ、少し戻ってよさそうな所を探り当てて前進、スイッチバックの列車みたいだ、P1506着8:43。 どこを歩いても深そうなので、略図A点から左手の枝尾根からP1506を目指す 急斜面をあえぎながら進む、時々はばまれスイッチバックして前進 尾根が見えた、雪が飛ばされて少ない感じ しかし、辿り着いてみるとどこも深い 枝間に男体山を望む ピークと距離は目と鼻の先なのだが・・・ 戦場ヶ原と男体山 P1506到着 竜頭の橋方向 あえぎながら、楽しみながら尾根を辿り、確証はないのだが多分正規のルートに乗ったろう、9:15。あった! しばらく雪上の格闘が続き、目印を発見、続いて鞍部で道標を確認、やれやれ、9:52、しかし、現状位置がイマイチ。夏道ならあっという間の感覚だろうが、何倍、数倍かかっているのかなあ。また、ピークも全て辿らず、トラバースしてしまうが、善し悪しは別として、尾根筋から外れないように忠実に越えて歩いているのである。 深いところで80,90cmあって、歩くのには苦労するが、結構楽しめる 樹間から中禅寺湖&半月山 樹間から中禅寺湖&半月山 尾根に沿って進む 先方に高山の山頂部? ぽっかり空いた尾根から戦場ヶ原 同、男体山 あえぎあえぎ前進 これを下れば正規のルート、略図B点に出るのかな? 確証はないのだが多分正規のルートに乗ったろう あった! 目印 間もなく鞍部に道標 下って 道標はあったがどの辺だろう 間もなく左手に山頂部を見る、まだ先が長いなあ。ひたすら尾根筋を見つめて奮闘、略図C点で経緯度の表示を発見、P1565の僅か手前であることが分る、間もなくP1565着10:16、山頂まで0.9km、竜頭の滝1.5kmとある。何たることよ、あと1/3残っているではないか、前進あるのみ。下って10:21鞍部で案内板を見る、山頂まであと30分。 再び山頂部を左手に 前進あるのみ 経緯度の表示あり(P1565の僅か手前):略図C点 ここがP1565、山頂まで0.9km、竜頭の滝1.5kmとある 下って 鞍部に案内図、山頂まで30分とあるのだが・・・ 中禅寺湖と後は正面が狸山 ここからは良く記憶している、この東側の尾根を急登し、大きなブナとコメツガのある所で、南東尾根にトラバースして移るのである。その通りに一歩一歩上がって行き、方向変換してトラバースへ。左は急斜面、雪は新雪が40,50cm、その下に古い雪の層がある。若干高い位置に取り付く尾根の目標を置き、いざ前進、大きなブナ、男体山を眺め、足元を確かめながら一歩また一歩、やっと尾根の下まで辿り着く。しかし、雪が深く上がれない、仕方なくちょっと下がり、別な場所から這い上がる。東南の尾根に出た、あとは緩やかに進めば間もなく山頂である、11:37着。何と、出発してここまで夏道の3倍弱を要した。 どこを歩いたら良いのかな 右も左も深そうだ 苦難の痕、大きなブナの上部 男体山と右がP1565? 辿ってきた尾根 トラバースして山頂東から南東方向の尾根に やっと山頂部が見えた 緩やかに進と 着いた、高山1667.5山頂 吹き荒れる山頂部、舞い上がった雪に視界を遮られる、休憩をすることなく下山にかかる。まずここから南西に派生する尾根を少し下って、北方向に変わる、この位置に丸太の柵がある。忠実に道を辿り、これを確認する。次は登山道を外して、中禅寺湖と小田代原の分岐点のある鞍部を目指し急斜面を斜めに下降する。この間に高山の小尾根と沢状な場所が2ヶ所ある、これを越えれば右下方に分岐点のある鞍部が見えてくる、積雪期であるから可能だ。この急斜面も雪の層が2重になっていた、分岐点着12:11。 ここからは、左前方の山裾(市道)を目指して進む。深い雪も何のその、快適にしばらく下る。しかし、地形が緩やかになってしまう。50-80cmほどあって、効率が悪い、かついできたスノーシューに代え再スタート。ここで間もなく出てくる鹿避けゲートへ方向を微調整する、概略横に見て一番低い所を目指せばよい、12:33。カラマツ林からシラカバ林へ変わり、気温も上がる。雪質が湿っぽく変化したようだ、スノーシューが30,40cm沈み先端にたっぷり雪を乗せたままの歩行となる。これは重労働だ、腰にくる。立ち止まって休みながら、再度角度を右に微調整して市道に出る、13:03。 山頂から南西に派生する尾根を少し下って、北方向に変わる 急斜面をルートから外し、北西方向に、中禅寺湖と小田代原の分岐点のある鞍部を目指し下降 鞍部が見えてきた 道標が見えてきた 中禅寺湖と小田代原の分岐点 ここから左前方の山裾(市道)を目指して進む 分岐点から靴跡 進行方向 平坦になった所でスノーシューに履き替え、鹿避けゲートへ方向微調整 鹿避けゲート(雪かき用スコップあり) シラカバの林 振り向けば高山 シラカバ林と真っ白な太郎山 市道出口、道標から赤沼寄り約100mに出るとそのまま林間のスノーシュールートへ ここから自然林の中のスノーシューのコースに入り、13:15小田代-赤沼コースに合流、13:21シャクナゲ橋分岐、13:36シャクナゲ橋、ここから湯川に沿って下り、13:55駐車場に戻る。 自然林の真っ只中を行く 自然林の真っ只中を行く 小田代原-赤沼のハイキングコース、広くて対向者との交差容易 スノーシューで散策を楽しむハイカー 男体山を背景に シャクナゲ橋方向へ シャクナゲ橋 市道から竜頭の滝へ 湯川の流れ 後は往生したP1506 総所要時間は、6時間23分、夏道ならば3時間あればゆっくり回れるところだろうが、時々吹き荒れる強風と深い雪に悩まされた(こちらは、楽しんだ、方かな)山行であった。また、このコース、今の時期は目印等が少なく、ルートが不明確?、エスケープするにも南は中禅寺湖に面した岩場があり、北側は鹿避け柵が張りめぐらされているので要注意である。コース全体が樹林帯で眺望はイマイチ、シャクナゲとシロヤシオの咲く頃はオススメです。 |
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