気ままな男の山歩きHOME  山行記録(日付順 )  山行記録(山域別)  走れ!“忠治”
sub3-649
平標山
  
山行日
    2012年11月22日   晴れ   単独

コース
    平標山元橋駐車場→(岩魚沢林道)→平元新道登山口→(平元新道)→平標山乃家→平標山→平標山乃家
    →(平元新道)→平元新道登山口→(岩魚沢林道)→平標山元橋駐車場

 日中、上越の天気が良さそうなので、急遽出かけました。ノーマルタイヤなので、永井付近まで行けたら旧三国街道散策+三国山、三国トンネルを抜けられたら元橋から平標山、と軽い気持ちで出かけました。R17には雪、凍結はなく、8時過ぎ元橋P着。一台先客あり、薄日がさしているがまだ雲多い、ゆっくり寒さ対策をして、8:42出発する。先客の靴跡は松手コースを向いていた。私は平元新道を目指す、薄っすら積もった雪は、別荘地付近から連続している。岩魚沢の橋手前で、西に張り出した平標山の真っ白い尾根が見えた、雪が深そうだな。林道の雪は徐々に増している、平元新道登山口付近で7,8cm、9:33着。
  
  平標山元橋駐車場                          別荘地を抜け

  
 橋の手前から西に張り出した平標山の真っ白い尾根       橋を渡ると

  
   徐々に雪がましてくる                         平元新道平標山登山口

 山間に入るや登山道の雪は増し、10分も歩くと15cmほどになり、丸太階段はほとんど隠れていた。上空は青空、風はほとんどない、一枚脱ぎ、更に脱いでも滴る汗は止まらず。 積雪は20cm、吹き溜まりが50,60cmとなり、小屋の手前でついに腰まで入ってしまった、平標山の家、10:54着。向かう平標山とぐるっと取巻く山並を眺めながら、軽食をとる。夏道なら、ここから山頂まで50分ほど、一応12:30をタイムリミット(14:00までなら明るいうちに林道に出られる)とし山頂を目指す。
  
               登山道の雪は増し、丸太階段、小さな岩は隠れてしまった

  
  筍山が見えてくると                         積雪は20cmほどに

  
   桃なく浅間山が薄っすら顔を出し               ブナの森に入る

  
                         浅い吹き溜まりが点々と出てくる

  
  吹き溜まりが50,60cmとなり、                    ブナの枝間に苗場山が


  間もなく枝から抜け苗場山が全容を現す


   同、苗場山

  
                        平標山の家、冬季避難小屋は外のハシゴから


   平標山の家から平標山


    同、仙ノ倉山


   同、エビス大黒ノ頭、右奥に武尊山、右手前に小出俣山


    エビス大黒ノ頭


    武尊山


   小出俣山と三尾根岳、右奥に皇海山


   南方向に大源太山

 小屋を出ると、木段はほとんど雪の下、時々踏み外してズボッと落ちる、時間値はかなりオーバーしそうだ。天気は時々日差しが雲に遮られる程度で、風もなく温かい。20分ほど進んでは眺望を楽しみ、これを繰り返しながら進む。

  小屋の少し上から平標山、仙ノ倉山、エビス大黒ノ頭 画像クリック拡大


  武尊山、小出俣山、皇海山  画像クリック拡大


  平標山


  仙ノ倉山


  エビス大黒ノ頭


   大源太山

 また少し進むと、赤城山が姿を現す。雪が深さを増す。吹き溜まった場所は目立たないが、木道の両サイドが埋もれているようで、慎重に進む。

   武尊山、小出俣山、皇海山、袈裟丸山、赤城山


    赤城山、大源太山、鞍部に小屋


  平標山、若干近づいたように見えるが、左ピークは森林限界


    仙ノ倉山、丸い頭がちょっと見えてきた、エビス大黒ノ頭が仙ノ倉山に隠れそう

 また少し、前進。一部木段が出ていた、小休止、更に脱ぐ。ここから見える平標山は、手前の小ピークで山頂は見えてない。仙ノ倉山も出てきた丸っこい頭は山頂南の小ピーク、エビス大黒ノ頭がついに見えなくなった。もう、12時をまわった。

  手前の小ピークで 平標山の山頂は見えてない


   仙ノ倉山も出てきた丸っこい頭は山頂南の小ピーク


   小出俣山の奥に三峰山、吾妻耶山が見えてきた


   大源太山の奥に赤城山、子持山、小野子山、榛名山が顔をそろえる


  振り返れば、僅かに露出した木段と下の方に小屋

 平標山の様相が大分変った。山頂が見えた、低木の間から小ピーク右を巻いて奥の山頂に向かう。雲も大分離れた、時間的には遅れて、リミットとした12:30をまわってしまった、でもいい感じ、このまま前進しよう。

  低木の間から小ピーク右を巻いて奥の山頂へ通じる


  低木の間から小ピーク右を巻いて奥の山頂へ通じる


   仙ノ倉山、真っ白な山頂部、


    雪が深そうだ


   雪の深い低木の間を抜けてきた

 ここから夏道は横に小ピークを巻いているが、兎に角雪が深い、50,60cm超だろう。どうせ深いのなら、小ピークを越えてみよう。仙ノ倉山の山頂がやっと顔を出し、丁度鞍部奥に谷川岳周辺の山が現れる。

  左上、小ピークを越えてみよう


   仙ノ倉山山頂が顔を出す、


  仙ノ倉山と平標山鞍部に谷川岳周辺の山が現れる

 笹と低木を乗り越えて小ピークに立つ、苗場山が西方向にクッキリと、平標山から松手山に延びる尾根が一望できた。正規のルートの平標山直下の休憩ポイントが下に見えた。標高差は20mはないだろう、下って正規ルートへ戻ろう。

  小ピークから苗場山


  小ピークから苗場山


  苗場山と平標山から松手山に延びる尾根


   平標山直下の休憩ポイントが下に見えた

 正規ルートに出ると13:00を回っていた、この時点でリミットから30分超、木段の薄っすら見える登山道を最後の上りにかかる。一旦鞍部から見えた谷川岳付近は隠れ、先ほど通った小ピークが直下に、13:12平標山山頂着。山頂部にトレースなし、ということは、駐車場の先客は戻ってしまったのかなあ。

  薄っすら見える直下の登山道


  一旦鞍部から見えた谷川岳付近は隠れ


   先ほど立った小ピークを直下に

 絶景を堪能、山頂部に出来た大きな吹き溜まりをぐるっと回り込み、東側のお花畑への道を眺めるが、ここからは一段と雪の深さを増すようだ。暖かい日が続き訪れるハイカーが沢山いれば、まだ私にも歩くチャンスはあろうかと思うが、次は残雪期まで待とう。13:25山頂を後にする。
  
                                  平標山山頂
    

      やっと着いた平標山山頂、なんと平標山の家から2時間14分


   山頂の眺望、巻機山〜谷川岳〜大源太山 画像クリック拡大


 巻機山〜谷川岳〜仙ノ倉山  画像クリック拡大


  巻機山〜谷川岳〜仙ノ倉山  画像クリック拡大


    谷川岳周辺、仙ノ倉山   画像クリック拡大


    谷川岳周辺、仙ノ倉山


   巻機山周辺


   辿って来た南方向一望


   西方向に苗場山&平標山から松手山に延びる尾根


   苗場山


   平標山山頂の吹き溜まりと仙ノ倉山&谷川岳周辺


   松手山下山道、山頂部


      松手山下山道、山頂部〜松手山、トレース見えず

【山頂部の着雪】















 仙ノ倉山をもう一度眺め、松手山へのトレースがあればそちらへ下ろうともしたが、同じ道を帰ることにする。直下の小ピークは正規ルートを歩き、木段を数回踏み外し、危険と思いながら足早に下った。そしてついに、左フクラハギを強打してしまった。痛さをこらえながら、小屋に着く、14:08-14:18。

  仙ノ倉山をもう一度眺め


  同じ道を下る

  
   山頂を振り向く                           仙ノ倉山の山頂はまだ見えた

  
  また山頂を振り向く                          仙ノ倉山の山頂は隠れてしまった

  
     シャクナゲの群生地を抜け                    振り向けば平標山は2つのコブ


   雪原にイルカが泳いでいるような影、陰と陽、抜き出た笹が大海原に漂う海藻のよう


  近づいてみると雪が波打っているだけだった

  
                            小屋までもう少しだ

 陽が傾き、光景が往路と大分違う、雪が解けたこともある、茶系が増え、コントラストがついた。景色をもう一度眺めながら、軽食をとる。避難小屋横にある、出しっ放しの水道で水を飲む、おいしい。

 平標山、仙ノ倉山、エビス大黒ノ頭  画像クリック拡大


   平標山


   仙ノ倉山


   エビス大黒ノ頭

 気を引き締めて平元新道を下る。半分ほど下ると、雪が解けて水溜りが出来、グシャグシャ、濡れた丸太の階段が滑る、シフトダウンして林道へ出る、14:56-15:04。オーバーズボン、スパッツ、手袋を脱いで岩魚沢林道を下る、15:50元橋駐車場着。
  
   平元新道下山口                            登山道


   苗場山を望む


   苗場山を望む

  
                             ブナ帯を下る

  
   雪の解けた丸太の階段を下り                      登山口に出る

  
   林道の雪はすっかり消えた                     橋付近から見る尾根の雪は朝と変らず

 総所要時間は、7時間08分、往路は難儀したが帰路は順調だった。フクラハギの痛みはあったが、どうにか歩けた、帰ったらに湿布でも貼っておこう。どこまで行けるかな、と出てきたが一応山頂を踏めた。しかし、これからの山はそう簡単に山頂を踏ませてくれないだろう、慎重に、慎重に。


  気ままな男の山歩きHOME  山行記録(日付順 )  山行記録(山域別)  走れ!“忠治”