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平標山・仙ノ倉山・大源太山
  
山行日
    2012年6月7日   薄曇   単独

コース  概略図はこちら
    平標登山口駐車場(元橋駐車場)→松手山→平標山→仙ノ倉山→平標山→平標山の家→大源太山分岐→
    大源太山→大源太山分岐→三角山→浅貝→元橋駐車場

                               この山行で出会った花はこちらです。

雪がとけて、平標山の花々がそろそろ気になる季節、深夜の高速を走って明るくなるのを待つ。一人先行者あり、4:00後に続く。道路に出て、さっきの人どっちへ向かったかな。平元新道だろう、では松手山経由にしようと左に曲って橋を渡る。登山口からいきなり階段状で急登となる。しばらく歩くと鈴の音を耳にする。アカモノ、タチツボスミレが登山道沿いに連続する、ヤマツツジはまだ蕾だ。汗を拭きながら徐々に接近し、ついに鉄塔で追いついた、4:45。
  
 駐車場脇の登山者カード入れ                     松手山経由平標山登山口

  
   高圧線鉄塔                           鉄塔を過ぎると潅木帯に入り若干緩やかになる

  
  潅木を抜けると厚い雲がかかった平標山が視界に入る     松手山着

 ブナ、ダケカンバから、鉄塔を過ぎると潅木帯に入り若干緩やかになる、泥濘んだ道を避けながら進む。夜中は月が煌煌と山並を照らしていたのに、上空は黒い雲に覆われている、松手山5:10着。苗場山、向かう平標山も山頂部は見えず。昨日の雨だろうか、泥濘んだ道に覆いかぶさった笹がたっぷり水を含んでいる。ついに雨がポツポツやってきた、大したことはないと思うが、カメラの保護もあり雨具をつける。ミツバオウレン、イワカガミ、シラネアオイ、アズマシャクナゲが点々と道沿いに咲く。急な木段に変り一気に高度を上げていく。中間まで進むと左手にハクサンイチゲの小群落、アズマシャクナゲもあちらこちらに、ゆっくり眺めていると先行者は足早に進み見えなくなってしまった、一ノ肩6:25、ほどなく平標山着、6:50。
  
  不気味に赤く、小雨がポツポツと、平標方面             大源太、三国山

  
    イワカガミ                               シラネアオイ

  
   アズマシャクナfゲ                          一ノ肩へ続く長い木段の道

  
                            ハクサンイチゲの小群落

  
                            苗場山方向の雲が切れてきた

  
   木段が終わると緩やかに進み                     一ノ肩へ

  
     ミネズオウ                            ミネザクラがこの辺は見頃

  
    雲が瞬間払われて、平標山の山頂部、           仙ノ倉岳が薄っすら現れる


    振り返れば辿って来た尾根筋と苗場山を望む

  
    間もなく平標山到着                      平標山山頂から仙ノ倉山

 お花畑の南斜面に大きな雪田がまだ残っている、花を探しながら木段をゆっくり進む。やっと咲き出した。ハクサンイチゲ、ミネズオウ、コメバツガザクラ点々と見える。長い冬をのり切った花たちの競演がこれから始まろうとしている。東のP2021の登りにさしかかると、なんと早い、先行者が仙ノ倉山を折り返してきた、「花は駄目だった・・・」の一言を残して、霧の中に消えていった、P2021のコーナーからエビス大黒ノ頭を一瞬眺め、仙ノ倉山着、7:52-8:07休憩。

  平標山のお花畑、ハクサンイチゲ


    ハクサンコザクラ


    ミネズオウ

  
                  お花畑から平標山山頂部、一瞬青空が広がったが、・・・・

  
    ミネザクラ、シャクナゲともこれから、チングルマは葉がのぞいてない

  
               P2021のコーナーからエビス大黒ノ頭、仙ノ倉山山頂を一瞬

  
    山頂直下から撮る                         仙ノ倉山、遠望かなわず

  
    仙ノ倉山山頂のミネザクラ                    山頂からかすかに平標山

  山頂での眺望は全く得られず、雨具の上だけとって、帰路に着く、P2021まで来ると、若い男子が上ってきた。「6時に・・・・」、「見ていたら、足腰のしっかりした様子なので、・・・」、また花を撮りながら歩いていたので平標山着は、この人とほとんで同時だった、8:59-9:05。一拍早く、平標山の家目指して下る、咲きかけたアズマシャクナゲあちらにもこちらにも、不作な今年にあって比較的花のつきが良いのでは。まだ雪の被った木段を2ヶ所通り、山の家着、9:41-9:57。また休憩中のあの男性に会ってしまった、「今日のコース・・・」、と聞かれるので、「大源太、三角山、浅貝、道路を歩いて・・・」、感心していた。今年は谷川岳主稜線縦走が目的だと話していた、あの歩きっぷりなら全然問題ないだろう。
  
   平標山からの下り                         1ヶ所目の雪残雪

  
  こんな感じのアズマシャクナゲがあちらこちらに、


  山並が見えれば良いのだが。

  
   正面に山の家、大源太山、三国山                 2つ目の残雪を踏んで

  
    山の家到着                             一休みしていると山頂が現れた

 山の家の南の小ピークから平標山、仙ノ倉山を振り返る、エビス大黒ノ頭も見えてきたが、また影ってしまうだろう。ムラサキヤシオ、タムシバ、アズマシャクナゲ、オオカメノキ、イワカガミ、ナエバキスミレ、キジムシロ、イワナシ、ツバメオモト、ショウジョウバカマ、シラネアオイ・・・・、見頃を迎えた花々に歓迎してもらった。写真に夢中になっていると、ショイコを身につけた男性が抜いていった、急にガサガサしたのでビックリ。この男性、大源太山の登山道脇で倒木を切っていた、小屋の燃料にするんだそうだ。昨今は、ヘリコプター&化石燃料を当り前と思う時代、珍しいのではないか、10:37大源太山分岐、10:44-10:49大源太山、10:59大源太山分岐、次のピーク三角山11:12着。

   山の家の南の小ピークから平標山


  仙ノ倉山を振り返


    エビス大黒も現れる


    ムラサキヤシオと仙ノ倉山


     ムラサキヤシオ


   見事に枝分かれしたダケカンバの芽吹き


    ツバメオモト


   シラネアオイ、花々は見頃を迎えていた

  
   大源太山分岐                            大源太山山頂

  
   次のピーク三角山                          分岐点から三角山


   大源太山とシラネアオイ一輪

  
    三角山山頂                          三角山から大源太山


  三角山からから平標山、仙ノ倉山

 ここから浅貝まで標高差約750mを一気に下る、眺望はなくあまり急坂なので敬遠する人が多いが、私の好みのエスケープコースだ。芽吹き出したダケカンバの道から、新緑のブナの道に変り、これが長く楽しめる。11:58鉄塔を過ぎると、12:01毛無山という小ピークを通過する、森林はミズナラに変っている。再び急降下し12:20登山口に降り立つ。ここからはスキー場の中の作業道を歩きR17に出る、12:34バス停。

   ダケカンバの芽吹き


  小低木混生林


   新緑のブナ林


   新緑のブナ林


   新緑のブナ林

  
   鉄塔の脇を通過                          小ピーク、毛無山

  
   ミズナラの森を急降下すれば                  三角山登山口に飛び出る

  
  スキー場からR17に                        一部工事中の道を歩き元橋駐車場へ

 ここからは、一部工事中の道路を歩き元橋駐車場へ、13:18着。総所要時間は、9時間18分、天気がイマイチだったが、初々しいお花畑のハクサンイチゲ、ハクサンコザクラを堪能できた。平標山の家から三角山まで、意外に花の種類が多く、見頃であった、三角山へ向かって良かった。あと1週間から10日もすれば、平標山のお花畑も大小競演が始まるでしょう。

    この山行で出会った花はこちらです。


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