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笙ガ岳(鳥海山の一座)
  
山行日
    2012年8月20日   鳥海山は見えなかったがほぼ晴れ   単独

コース
    岩野公民館→藤井(長坂口バス停)→山ノ神P→長坂十字路→ガラ場→笙ガ岳→(七五三掛→新山→行者岳→
    七五三掛→二ノ滝をカット)→ガラ場→渡戸→万助道十字路→水場→二ノ滝登山道分岐→一ノ滝駐車場

 鳥海山を目指し、この8日に頓挫してから12日、花も大分進んでしまったと思うが、諦めきれず同じコースで再度出かけた。しかし、恥ずかしながら、山頂部を大幅カットしてしまった。この計画は、日本海から鳥海山を目指すものだったが、日帰りでは無理で、可能なところは、標高120mの遊佐町白井新田地区岩野を起点に、山頂を一回りするコースだった。昭文社の山地図のCTでは、13時間半、累積標高で上りが2300m超と結構キツイ感じがする。また、無理やり一回りするのに、若干ラクをするつもりでMTBを一ノ滝駐車場にデポして意気込んでみたが、・・・・。

 4:18、星を頂き白々してきた道を出発する。10分ほど歩くと、日本海、鳥海山の山頂部が視界に入るわけなのだが、日本海には雲多く、鳥海山の山頂部は真っ黒い雲がスッポリ被っていた。でも陽が昇れば晴れるだろう、と予報に期待感、4:41長坂口バス停を右折する。ここから未舗装(一部舗装)の林道となる、緩やかに高度を上げ30分ほど歩く、5:12山ノ神着。ここから登山道に入る、道は良く整備され、案内板、WCも入口に用意されていた。歩き出すと直ぐに、高瀬峡への道を左に分ける。杉林の中を進み、沢を3ヶ所で横断、湧水と書かれた二ツ沢、美味しそうだったが通過、5:32、道なりに進むと5:54長坂道十字路に出る。
  
  遊佐町白井新田地区岩野を出発               奥の一ノ滝駐車場にMTBをデポした、6km舗装下り

  
   日本海側、雲多し                         鳥海山の山頂部を真っ黒い雲が被っている

  
   この道、集落の生活道路のようだ               藤井(長坂口バス停)で右折

  
    林道を進む                           30分ほどで駐車場で行止まり

  
  案内図、WCあり                           登山道入口に山神

  
  杉森に入るや高瀬峡と笙ガ岳の道を分ける           雑木林も点々と

  
                            沢を横断する、目印あり

 
    枝打ちされた杉森を抜ける                   二ツ沢を渡る


   “湧水”と書かれていた


   保護林のようだ、ブナ、ミズナラ等広葉樹

  
   長坂道十字路                             堅餅岩、飛んできたのかな

 長坂道十字路を過ぎると勾配を少しずつ増してくる、そして堅餅岩を過ぎるとジグザグに急登する。先の見えない同じような光景を繰り返す、まるで蒸し風呂の中、アブ&ブヨが集団で襲い掛かる。その中で停まっては給水、タオルの汗を絞ってまた首に掛ける。まくった袖を延ばし、頭に巻いた手拭も頬被り、でも庄内平野が眼下に見えてくると間もなくガラ場着、6:41。潅木の道はまだまだ続く、道沿いに点々と咲く花々に多少勇気付けられるが、笙ガ岳の山頂も雲がかかり、鳥海山の山頂部は全く見えない。
  
   蒸し風呂のような林中を急登し、庄内平野が眼下に見えてくると間もなくガラ場着

 コースタイムをチェックすると、まあまあ時間内に入っている。しかし、このまま進んだとしても、期待した光景は恐らく無理だろう。としたら笙ガ岳で引き返すのも仕方ない。と考えていると、雨がポツポツ、からザァーと音を立ててやってきた、でも3分ほどで止み、雲が切れてきた、笙ガ岳山頂着、9:19。

【ガラ場付近の花】
  
   ネジバナ                              ヤマハハコ

  
     ソバナ                              ソバナ

  
   ツリガネニンジン                            キンレイカ

  
    ウメバチソウ                                ウメバチソウ

  
     トウゲブキ                              トウゲブキ

  
     オヤマボクチの蕾                        アカモノの実

  
    ミヤマアキノキリンソウ                        ミヤマアキノキリンソウ

  
    庄内平野                            海岸線の並んだ風力発電

  
                              通り雨が止んだら雲が切れてきた

  
    時々雲は切れるが山頂部は払われそうもない        笙ガ岳、山頂付近がやっと見えた

  
   鳥海山山頂部は雲の中に                      笙ガ岳、一瞬だけど山頂付近がやっと見えた

  
   笙ガ岳山頂直下                            笙ガ岳山頂

  
   この道標、山頂のものか、錆付いて読めず          二峰(次の峰)

 笙ガ岳山頂で様子を見ているうちに、次の峰、二峰が顔を出す。とりあえず、あそこまで行って考えよう。小さなち池塘の周りには、ハクサンシャジン、ギボウシが群落をつくり、やっと高層湿原らしいところを見せてくれた、二峰9:33着。ちょっぴり山容は見えたが、本日はここで引き返すことにして、妻にTEL。山頂を後にする、9:48笙ガ岳、10:55-11:04ガラ場。
  
    笙ガ岳から二峰                          二峰から笙ガ岳


         二峰から鳥海山山頂部


   二峰から笙ガ岳、ギボウシ


   二峰から笙ガ岳、ギボウシ


     笙ガ岳鞍部のお花畑、ハクサンシャジン


     笙ガ岳鞍部のお花畑、ギボウシ


     笙ガ岳鞍部のお花畑、ギボウシ


     笙ガ岳から二峰と霞む鳥海山山頂部、ウゴアザミ


【笙ケ岳、二峰付近の花】

   ハクサンフウロ


   オトギリソウ


    ハクサンイチゲ


   トウウチソウ(白花)


   トウウチソウ


   トウウチソウ


   トウウチソウ


   トウウチソウ(赤花)


   トウウチソウ?


  ギボウシ


    ギボウシ


    ギボウシ


    ギボウシ


    ギボウシ


   ハクサンシャジン


     ハクサンシャジン


   キンコウカ


   キンコウカ


   キンコウカ


   タテヤマリンドウ


   ハクサンシャジン


   イワショウブ


   ニッコウキスゲ


   トウゲブキ


   エゾシオガマ


   ウゴアザミ


   ウゴアザミ

 ガラ場の分岐点から渡戸に出て、万助道に合流する、11:33。途中素晴しいブナ林を通過する。樹皮が若々しく、広大な自然のままで見られるのは驚き、一見の価値あり。少し下り、11:42万助十字路へ、三ノ滝方面に少し登り返す、水場を通って間もなく三ノ滝に出るが滝は見えない、11:58。ここからは沢伝いに右岸を下り、12:05二ノ滝分岐、MTBの待つ一ノ滝駐車場へ12:24着。山頂部をカットした鳥海山の山行を終わる。
  
 笙ガ岳を振り返りながら下る                    ガラ場到着

  
  MTBのデポしてある一ノ滝駐車場への道を辿る        こんな道を7,8分歩くと


    素晴しいブナ林に出る


    “し”の字、株立ち、


     直立、太いの細いの、


    変化に富んでいて面白い

  
  深い涸れ沢を左手に進み                      涸れ沢を渡って渡戸

  
   三ノ滝方面に少し登り返す                  水場にでて、間もなく三ノ滝、と言っても滝は見えない


   沢沿いの樹林、ブナとヒバ?が入り乱れて


   面白い景観を造っている

  
   二ノ滝登山道を左に分け                   間もなく一ノ滝駐車場着、MTBで下り6km、岩野公民館へ

 総所要時間は、8時間06分、残念な結果に終わった。本日歩いたコースは利用者が少ないようで、一人も会わなかった。また、ガラ場までが往生するが、その先は結構楽しめた。MTBは20分弱、ほとんど踏まず、ブレーキ操作のみ。機会があったら、改訂版で出直そう。


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