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社山
  
山行日
    2012年1月8日   晴れ   単独

コース
    歌ケ浜駐車場→狸窪→阿世潟→阿世潟峠→雨量観測所→P1567→社山→P1567→雨量観測所→阿世潟峠
    →阿世潟→狸窪→歌ケ浜駐車場

 冬場の山歩き、近場では奥日光の中禅寺湖周辺の山が面白い。標高、積雪、所要時間と危険度を考慮して比較的容易に入れる山が幾つかある、その内の一つ社山を目指す。歌ケ浜駐車場で仮眠していると、4:56、隣につけた車の音で目覚めると月が日光白根山方向に漂う真っ黒い雲に沈もうとしていた。中禅寺湖道路の先の方にはヘッドランプの明かり、動物の目が光ったのかと思ったが、確か、ランプの明かりだ。まさか社山で日の出を、それとも夜間ハイク? 食事をして、防寒、アイゼンを装着して5:55出発。

 道路を少し進み、右に入って除雪した湖畔の道を阿世潟方面に進む。中禅寺湖を介して、R120に沿った中宮祠の灯りが点々と見えるだけ、砥沢橋を渡ると山並が少し見えてきた、中禅寺湖の波音に押されて、前進する。駐車場では男体山のシルエットがクッキリ見えていたが、時々雲だ被い、天空の星も雲に隠れ少なくなってしまった。明るさを感じ、ヘッドランプを消したり、点けたり、狸窪半月山荘手前で消灯、男体山と社山を撮る、6:28狸窪の山荘着。山荘に設置された温度計を見ると−9℃、歌ケ浜では−7℃だった、日の出までにまだ下がるのかな。除雪はここまで、シャダンキの脇を通り、半月峠への道を左に分け、八丁出島を右手に、明け行く男体山を眺めながら湖畔を進む。阿世潟少し手前で男体山、一瞬遅れて社山に朝日が差した、7:25阿世潟着。積雪は意外に少なく、深い所で10-15cm程度だった。
  
    目覚めると黒い雲に月が沈むところ                  歌ケ浜Pを出発

  
              社山、男体山が間もなく日の出を、狸窪の山荘付近から

  
  −9℃、狸窪半月山荘の温度計                 狸窪、シャダンキの脇から除雪なしの道へ

  
                     多い所で15cmほど、八丁出島付近

  
                       湖畔の樹間から男体山、向かう社山


    阿世潟少し手前から男体山

  
     男体山は日の出を迎えたようだ               続いて社山にも朝日が

  
   阿世潟到着                           阿世潟峠もで0.6km、歌ケ浜3.1km

 昨日のトレースを辿り山間に入る、まだ雪が少なく、出っ張った岩石が当たり若干歩きにくい。緩やかに上り小橋を渡る、脇の道標には阿世潟峠0.2km、阿世潟0.4kmとある。橋の付近から例年だと大きな吹き溜まりができ、右手の急斜面に取り付いて稜線に出たりもした。それがなく、あっという間に阿世潟峠着、7:25。阿世潟からここまでの積雪、深い所で20cmほど。
  
   緩やかに雑木の森を進み                        小橋を渡る、吹き溜まりがまだない

  
  枝間から男体山を見下ろす                     阿世潟峠で尾根道に出る

 稜線を辿り笹道に入る、勾配を増し汗ばむ感じ、小ピークを若干左に巻きながら進み、登り返すと2名の人影、この人達、早くも下っているではないか。尋ねると、「P1567付近で日の出を撮り、風が強く引き返すところ」、とのこと、駐車場で目覚めた時、見えた灯りはこの人たちのようだ、7:47強風吹き荒れる雨量観測所のある小ピーク着。
  
  次の小ピーク、左上が社山の山頂                 富士山遠望

  
  もう帰る2名、P1567で日の出の写真を撮ってきたとか       半月山方向から日がさす

  
   明るくなった森から男体山                    回り込んで雨量観測所のある小ピークへ

  
 小ピークから男体山                        同、社山


   同男体山&中禅寺湖

 イヤー、寒い、長居は無用、強風を避け岩陰から写真を撮り、この場を去る。ちょっと下って、やせたガレ場を渡り登り返す、丁度風の通り道、北側の樹林に面した斜面を這い進む。南斜面からP1567へ、ここも吹きざらし、舞い上がる雪、でも強風は断続的なので静まるのを待つ。笹尾根を進んで次のビューポイントへ、しかし、男体山は霞んで雄姿もカーテン越し、残念。

 P1567から中禅寺湖と周辺の山並、男体山、茶ノ木平、半月山  画像クリック拡大


 笹尾根を進んで白樺の間に男体山

  
   笹尾根を進む、下方向                          同、上方向


     社山の北東尾根と男体山、左へ、太郎山、山王帽子山、於呂倶羅山、三岳


     社山の北東尾根と男体山、左へ、太郎山、山王帽子山


     社山の北東尾根と男体山、左へ、太郎山、山王帽子山


  社山山頂ぶ、風花と巻き上がる雪で霞む


   半月山方向、風花と巻き上がる雪で霞む

 登山道が屈曲している標高1730m付近に辿り着く。風は止む気配なし、それに雪まで舞ってきた。気温は日差しがあるので上昇した感じ。弱まった風に合せて、眺望を楽しみ、強風に向かって前進する今日の社山山行だ。山頂直下のガレた岩尾根、ここもスゴかった、風上に向かって腰を落とし、弱くなるタイミングに合せて進む。樹林をかすめて進み、8:39やっと社山山頂着。阿世潟峠からここまでの積雪は、深い所で40cmほど、ルートを辿るのに悩むことはなかった、強風のみ。
  
 1730m付近、南東の枝尾根との合流点                      辿って来た尾根筋


    1730m付近から日光白根山付近


  同、半月山、東方向に筑波山遠望


  同、半月山の駐車場と東方向に筑波山遠望


    同、男体山、左へ、太郎山、山王帽子山、於呂倶羅山


    同、中禅寺湖と周辺の山並

  
  強風のガレた尾根を通過                         足尾の親水公園付近を見下ろす

  
   樹林帯をかすめて進むと                      社山山頂

 山頂は北側の樹林で風が当てず、周辺の眺望を満喫できた。若干風がおさまってきたように感じるが、西方向、日光白根山方面は荒れているようで全く姿を見せなかった。日光連山も金精峠から右手は比較的良い、筑波山、富士山は遠望でき、袈裟丸山から黒檜岳までは少し霞んでいる程度で、寒さも大したことなく、結構楽しめた。

   社山山頂から男体山と太郎山


   同、筑波山遠望


     同、筑波山遠望


   同、富士山遠望、袈裟丸山〜皇海山


   同、富士山遠望


   同、袈裟丸山


   同、鋸山、皇海山


     同、袈裟丸山〜皇海山


  同、鋸山、皇海山、太平山、三俣山、黒檜岳


  同、太平山、三俣山、黒檜岳


  同、日光白根山方向

 9:00、ジュースを1本飲んで山頂を後にする。先ほど往生した岩場も無事通過、強風は弱まり、視界は良くなってきた。クッキリした男体山を再び眺めながら下る、9:44阿世潟峠、9:55阿世潟、ここまでに6人に会う。男体山には雲がかかり始めてきたようだ、気象の急変、上空が不安定なのだろう。変化する山容を枝間に眺めながら湖畔を進む、半月峠からの道を合せ、10:27狸窪、気になる気温、−7℃で2度上っただけだった。
  
    社山山頂を後に                           阿世潟峠方面に下る


  クッキリ晴れ渡った青空に男体山を眺めながら


  クッキリ晴れ渡った青空に男体山を眺めながら


  中禅寺湖と茶ノ木平、半月山


   中禅寺湖、クッキリ晴れ渡った青空に男体山  画像クリック拡大

  
                        往路強風に往生したガレたヤセオネ


    中禅寺湖ととりまく山並  画像クリック拡大


   白樺と男体山、また撮っちゃった


   白樺と中禅寺湖、これも、また撮っちゃった


     中禅寺湖ととりまく山並、  画像クリック拡大


    中禅寺湖、戦場ヶ原、と右から太郎山、山王帽子山、於呂倶羅山、三岳


    中禅寺湖、茶ノ木平と八丁出島

  
   P1567まで戻る、、雨量観測所のあるピークと半月山       まだ富士山が見える


 男体山と中禅寺湖の大スペクタクルを最後に  画像クリック拡大

  
   阿世潟峠から北面を下り                            小橋を渡って林中を緩やかに進み

  
                 阿世潟から枝間に男体山を眺めながら湖畔を進む

  
    雪道の影を踏みしめ                      半月峠からの道を合せれば

  
   狸窪はすぐそこ                        気になる温度は−7℃、2度上ったようだ


   湖畔からのスタイルの良い(コニーデ型)男体山


    100°位の頂点を持つ社山、湖畔から両者が見えるのもこの付近まで

  
 天舞うトンビを眺め                            除雪した道を辿れば

  
 ほどなく歌ケ浜駐車場、湖畔のツララはまだ小さい           男体山はこんな形に・・・

 狸窪から社山、男体山を眺め、除雪した道を辿り、砥沢橋を渡り右手の中禅寺湖道路に接近、ほどなく出発点の歌ケ浜駐車場に戻る、11:00。総所要時間は、5時間05分、風に悩まされた稜線以外、寒さもそれほどでなかったし、まあまあの眺望を楽しめた。雪遊びを考えると物足りなさが残る山行だった。しかし、天候の急変には注意を要す、安易な入山は怪我のもと。


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