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社山
  
山行日
    2011年1月21日   晴れ   単独

コース
    歌ケ浜駐車場→狸窪→阿世潟→阿世潟峠をショートカットして次の鞍部→雨量観測所→P1567→社山→P1567
    →雨量観測所→阿世潟峠手前鞍部→阿世潟→狸窪→歌ケ浜駐車場

 やっと冬型の気圧配置が弱まり、晴天予報の日光の社山を立木観音のある歌ケ浜から往復する。5、6mの風、雲間に煌煌と照る月を仰ぎ、6:22歌ケ浜駐車場を出発する。阿世潟まで中禅寺湖に沿って林道を歩く。例年だと狸窪まで除雪してあるが、今年は除雪後降ったような感じ、イタリア大使館別荘付近から吹き溜まりが出来ている。前日の踏み跡も消え、予想外のアルバイトとなるが、積雪は少なめで20-30cm、社山と男体山を眺めながら進む、狸窪7:08着。半月山荘に掛けてある温度計が-12℃を指していた。
  
  歌ケ浜駐車場から、月の残る社山             砥沢付近から男体山

  
  狸窪手前から社山                           同、男体山

  
  狸窪付近から社山                           同、男体山

  
  狸窪半月山荘の温度計、-12℃                 シャダンキ、ここから除雪なし

 ここから先は除雪してない、シャダンキの脇を通り、左手に半月山へのコースを分ける。斜面の雪はガイドのロープが出ているので、大したことはない。前日のトレースはなくなった、狸窪で止めたのだろうか。ここからは、所々に出来た吹き溜まりも深いところで40,50cm、容易に歩行できる範囲だ、7:50阿世潟着、若干時間を要しているようだ。風も弱風に変ったので脱いで山間に備える。
  
    半月山コース分岐点                     同、八丁出島付近

  
  小寺ケ崎付近から社山                     同、男体山

  
   同、阿世潟付近                        同、男体山


  同、男体山&中禅寺湖     画像クリック拡大

  
  阿世潟                               林中に阿世潟0.5kmの道標

 緩やかに落葉樹の森を上がって行く、積雪は30,50cm程度、小橋8:16着。ここから枝尾根を巻いて阿世潟峠へ向かうが、例年大きな吹き溜まりの出来る場所だ。踏み込んで見たが往生しそうなので枝尾根を直登する。積雪は飛ばされてしまい少なく、急斜面は凍結していた。低木を掴みながら雨量観測所の東の鞍部に8:35出る。
  
  阿世潟の林中から社山                       同、男体山

  
      小橋を渡り、登山道は枝尾根を巻いて阿世潟峠に進むが、枝尾根を直登する

  
  枝尾根から下方を見る                     雨量観測所手前の鞍部で尾根筋に出る

  
  鞍部                                 雨量観測所のあるピーク、アンテナが見える

 鞍部から登り返して少々上ると、登山道は雨量観測所のピークを南から巻く。適度な積雪があるので、急斜面を直登する。最後腰まで入ったが、方向を変えて9:16雨量観測所着。西の岩場は絶景ポイントであるが、今日は雲が多く、近景しか望めない。。
  
   樹間から男体山                        同、半月山

  
  雨量観測所のあるピーク直下                  足跡


   雨量観測所のピークから半月山


   同、社山、右の小ピークがP1567


   同、男体山、太郎山、山王帽子山

  
   中央がP1567                          P1567

 下ってヤセオネを渡りP1567へ登り返す。ここも絶景が迎えてくれる。半月山、中禅寺湖、男体山、向かう社山の尾根が見通せるポイントだ。ここから少し下って上りに入ると、先方に鹿の群れ、風下のせいなのか気づいてないようだ。ズームいっぱいにして狙う、一家だろうか、小鹿を入れて11匹、雪面に出た笹を食べているようだ。尾根筋の雪もまだ少なく、鹿の餌場になっているようだ。

  P1567から雨量観測所のピーク(アンテナ)、半月山


  同、中禅寺湖


   同、男体山


  同、社山

  
   P1567の進行方向鞍部                     次の肩付近に鹿の群れ


   鹿の群れ、11匹、うち小鹿が3、4匹


   鹿のいた付近から半月山


  同、男体山、半月山、中禅寺湖     画像クリック拡大


   同、中禅寺湖


    同、男体山

  
  笹の露出した鹿の餌場                      北西側斜面

  
                        南東に派生した枝尾根と合流点付近、1720m

 瞬間10m超の強風が抜ける尾根伝いに上り、若干左に反れた所で、南東に派生する枝尾根と合流する、標高は1720m付近だろう、10:06着。南側寄りにルートをとり風を避ける。ここまで来ると尾根筋は低木となり、雪面が山肌を被う。景色をゆっくり堪能したい気持ちと早く山頂を踏みたい気持ちが交差する。しかし、そう簡単ではない、吹き溜まりが連続するからだ。北側の樹林帯際が比較的積雪が少なくて歩きやすい。しかし、眺めを楽しむには南側の吹き溜まりを漕いで行かなくてはならない。今年の吹き溜まりはまだ小さかった、ほどほどに楽しんで社山山頂10:47-11:05。

  同地点から社山


  同、足尾側


  同、半月山、右横に筑波山遠望


   同、男体山


  社山尾根筋、1750m付近


 同地点から男体山


   同、筑波山遠望


  同、半月山と筑波山遠望


    社山尾根筋、1775m付近?


  同地点から男体山


      社山尾根筋、1800m付近?


  同地点から男体山


  同、足跡


  社山山頂直下


    社山山頂

 日差しはあるが粉雪が舞う、遠望はきかず、見えるはずの白根山、皇海山、袈裟丸山の山々、この西側にビューポイントがあるが、本日はここまで。相当ゆっくり歩いてきたが、後続の人はなさそうだ。霞む男体山、足尾の街を眺め山頂をあとにする。
  
    社山山頂、男体山をバックに                 同、足尾側


   同、男体山&太郎山


   同、男体山


   同、太郎山&山王帽子山

 上りと若干ルートをずらして雪面にできた自然のオブジェを楽しみながら、下降する、スイスイ。雨量観測所通過11:42、阿世潟峠をショートカットして11:50尾根を離れ、急斜面をジグザグ切って下り、12:08阿世潟着。

   帰路、雪面を撮る


   帰路、雪面を撮る


   帰路、雪面を撮る


   帰路、雪面を撮る

  
 また先方に鹿                         近づいて一枚、次の瞬間逃げられた


   透き通って見える薄い雪の壁


   マクロで撮りたかったが、引っ張ってこれまでだった


 雨量観測所付近からもう一度、半月山


   同、男体山


   同、社山


  阿世潟の西、小ピークから林間をジグザグ切って下降

  
  勾配が緩やかになって                      阿世潟峠0.5mの道標

  
  阿世潟                                   阿世潟から男体山

 風はいつの間にか止み、一面の青空に変り、こうして山歩きを楽しんでいると、大寒の寒さは全く感じない。往路温度計は-3℃を指していた、狸窪12:53着、歌ケ浜駐車場13:36着。

  阿世潟付近から男体山


  阿世潟付近から社山

  
  狸窪                                  狸窪半月山荘の温度計、-3℃


    狸窪付近から男体山


   同、社山


   同、社山


      同、社山


   歌ケ浜から社山
 総所要時間は、7時間14分、眺望はイマイチであったが、まあまあ満喫できた一日であった。道すがら一人も会わなかったのは、最近ではめずらしいかな。真冬の奥日光の山、高山、社山、半月山、この三山はルートが良く整備され、危険箇所は少なく、比較的入山しやすい。また、中禅寺湖畔、戦場ヶ原を歩くも良し、インフルエンザ、寒さに負けず、山間の空気を楽しもう、春はすぐそこまで・・・・・。

 ご参考:同等コースの山行
    社山   2010年1月9日
    社山  2009年3月12日
    社山  2008年2月2日
    社山  2007年2月13日
    社山  2007年2月3日
    社山  2006年1月15日
    社山・半月山  2004年2月24日




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