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三本槍岳
  
山行日
    2011年6月4日     晴れのち曇り     3名

コース
    北湯P→甲子高原分岐→ゴンドラ分岐点(南)→ゴンドラ分岐点(北)→峰の茶屋分岐点→三本槍岳→
    峰の茶屋分岐点→ゴンドラ分岐点(北)→ゴンドラ山頂駅→ゴンドラ分岐点(南)→甲子高原分岐→北湯P

       花編はこちら

 相互リンクしている“石塚さんちのHP”ご夫妻と那須の三本槍岳を北湯から目指すことになった。シロヤシオ、アズマシャクナゲ、ミネザクラ、ムラサキヤシオの花を那須の山を背景に楽しもうと欲張ってみた。しかし、天気が気になる、車が湯本温泉を抜けると雲から抜け青空が広がり、茶臼岳、朝日岳がクッキリ迎えてくれた。駐車スペースが拡張され利用しやすくなっていた、6:38出発。コンクリートの坂道を下り、新緑に包まれた北温泉の脇を通って、余笹川を渡り、標高差で120mほどジグザグに上ると甲子高原分岐で尾根に出る、7:00。下部ではミツバツツジが散り、ヤマツツジの開花、早手のシロヤシオが散り始めていたが、上部では散ってないようだ。
  
  北湯駐車場からコンクリートの坂道を下る             新緑に包まれた北温泉


 余笹川を渡って急斜面をジグザグに進む、下部でヤマツツジが咲き始めていた

  
   ウコンウツギ、余笹川の橋付近                ミツバツツジが散り、早手のシロヤシオも散り始めていた

  
  道沿いにはタチツボスミレ、マイヅルソウも点々と         シロヤシオを見上げたり

  
  見下ろしたりしながら進むと                  甲子高原分岐で尾根に出る

 ダケカンバ、ブナ、カエデ、ミズナラの新緑に萌える森をしばらく歩くと、登山道に背丈の低いシロヤシオが現れる、一斉に開いた元気な花のようだ、直ぐ奥に大きな木、何百年もの だろう、見上げて、そして距離をおいて眺める、風格に圧倒されカメラを持つ手に震えを感じる。一帯の満開のシロヤシオを眺めながら緩やかに進む、7:39南寄りのゴンドラ山頂駅からの道を合わせ、左右斜面に見入る。枝間からシロヤシオと茶臼岳、朝日岳、コントラストが強く写真にはならないが、素晴しい光景が次々と目を奪う、8:00北寄りのゴンドラ山頂駅からの道を合わせ、中の大倉尾根に出る。

    新緑の輝く尾根、ダケカンバ、ブナ、カエデ、ミズナラが多い


      ハルゼミの脱け殻

         
          青空にパッと開いたダケカンバの枝


    アチコチ、新緑の森に目を奪われる


    尾根中腹のシロヤシオが見頃だった、登山道奥に大木


    登山道に垂れ下がった小枝

  
     樹間から茶臼岳                       朝日岳の眺望


     シロヤシオと茶臼岳


     シロヤシオと茶臼岳

  
                           ブナの新緑萌える


          ここまで進むとダケカンバはこれから芽吹き


                    ブナの新緑を見上げる

  
  朝日岳を眺め                         北よりのゴンドラ分岐点

 芽吹きの緑が淡い色に変った、シロヤシオもここを境に徐々に蕾が増す。登山道に咲く一輪のムラサキヤシオ、森を染めるにはちょっと早かったようだ。8:20、清水平2.2km、北湯2.9km道標通過、樹林帯を抜け潅木とネマガリダケの道となる、傷んだアズマシャクナゲの花、風かな、寒さかな? 花は答えてくれない。石篭の道に変り、色鮮やかなアズマシャクナゲが点々と顔を覗かせる、真っ赤な咲きかけた花、その先端の色合いにまたまた感動、自然のなす技だろう。
  
   中の大倉尾根に入る、ダケカンバとブナのドッキング?    ハウチワカエデの花


    咲き始めた中の大倉尾根のシロヤシオを見上げる同行のお二人

  
   ブナの間を登山道が抜ける                   オオカメノキは満開

  
    森から抜け朝日岳                       茶臼岳

  
   赤面山                               行く手に1880mのピーク


    アズマシャクナゲが点々と咲く


    ムラサキツツジの開花が始まった


     ネマガリダケの藪から顔を出すムラサキヤシオ


        新鮮ムラサキヤシオの花

 勾配が徐々に増し、石篭が階段状になってくる、P1880の南東方向の岩場まで標高差で150mほど急坂となる。残雪の朝日岳を背景に満開のミネザクラのオンパレードである。白に近い色から淡いピンク、サクラも河津系からはじまって、今年も色々見てきたがこの時期に咲く高山性のミネザクラ、深い雪に耐え抜いた力強さを見せてくれる。9:15赤面山からの道を合わせ、ベンチのある休憩点に出る、9:26、小休止。見下ろすと後続の人たちが10人ほど、こちらに向かっているのが見える、追いついてきたなあ。

       石篭の道を進むと朝日岳を背景にミネザクラ

  
    一汗かいて振りぬけば下方遠く中の大倉尾根               北側の赤面山

  
  赤面山分岐点                          周辺の山並確認、ベンチのある休憩点


     茶臼岳(奥)、手前が朝日岳、右はP1900

 ここから緩やかにP1880を南方向に回り込み、峰の茶屋方面からのルートに合流する、9:44。ここまで来るとミネザクラもアズマシャクナゲも気の早い花が咲き出したところで見頃は1週以上後だろう。緩やかに鞍部へ下る、2年ほど来ない間に凹んで歩きにくかった道は、大き目の砂利が敷かれ歩きやすく直された。緩やかな登りにかかると、芽吹いたばかりのオオカメノキ、カエデに目を奪われた、大きくしっかりしているのにビックリ、寒冷地の植物のたくましさを見たようだ、三本槍岳山頂10:16-10:51。
  
    清水平、峰の茶屋方面分岐                緩やかに下ると三本槍岳は目の前

  
   北方向に旭岳が霞む                       振り向けばP1880m、横を巻いて来た

  
                   山頂直下でオオカメノキ、カエデの芽吹き

  
  凹んだ道は大粒の砂利で歩きやすくなっていた         緩やかに山頂へ


     賑わう三本槍岳山頂、真ん中に同行のお二人


    山頂の眺望、茶臼岳方面


    山頂の眺望、旭岳


    山頂の眺望、大倉山方面


     ミネザクラ、歓迎の開花

 すっかり曇ってしまった山頂付近、見渡す山々も霞み那須の連山だけがかろうじて見える程度となってしまった。しかし、続々とやってくるハイカーで一時40人ほどの大賑わいとなった。陽の差さない山頂は、動かないと寒さを感じる。早い昼食をとって、帰りのルートを確認、早々に引き返す。
  
    足どりも軽く往路を戻る                    休憩中のGrの会話がはずんでいた

  
          P1880の東の肩の岩場に咲き出したコメバツガザクラ、ハイマツのマツボックリ


    赤面山分岐付近でオオカメノキ、開花の状態が面白い

  
    シャクナゲを見入るハイカー                      石篭の道

  
                         ゴンドラ山頂駅付近の遊歩道を歩く

  
                   北湯方面の道に戻って往路見上げたシロヤシオをもう一度

  
    急坂を下って                         余笹川を渡れば、軽く登り返して駐車場

 11:40赤面山分岐、まだまだ山頂に向かう人たちは絶えない。12:28北寄りのゴンドラ駅分岐、同行のご主人からゴンドラ山頂駅経由の提案あり、整備された遊歩道を回り込んで、12:52ゴンドラ駅立ち寄り、南寄りの分岐点で再び北湯への登山道に出る。遊歩道沿いのシロヤシオは3,4分開花というところで、若葉と咲きたてのシロヤシオの花、ちょっと目立ちにくかった。往路見た大木のシロヤシオ、再び眺めてお名残惜しや、13:33甲子高原分岐点から尾根を離れジグザグ下って北温泉へ、向かう客と言葉を交わし、北湯駐車場着、14:03。曇ってしまい、残念ながら遠望は利かなかったが、シロヤシオの大木の林立する奥深い那須の山を楽んだ石塚ご夫妻との山行でした

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