前編(北湯駐車場〜日の出平)   花編 : シロヤシオ   アズマシャクナゲ  ミネザクラ

 後編(日の出平〜北湯駐車場)   
 一番期待した日の出平のミネザクラ、4,5日早かったかな、2,3分咲きってところ。ミネザクラがこれだけ大きな群落をつくっている所は珍しいだろう。周辺の山並を背景に眺める光景は、脳裏に深くインプットされるだろう。縦横に走る散策路(?)、カメラを向ける老若男女、思いはそれぞれ、自然を感じ取っているだろう。

  日の出平のミネザクラ


  全体として2,3分咲きかな

  
  背景は大倉山、三倉山、流石山                     背景は隠居倉、三本槍岳


 大倉山〜茶臼岳     画像クリック拡大


  大倉山〜熊見曽根    画像クリック拡大


   大日岳、飯豊山


  辿って来た黒尾谷岳、南月山、日の出平    画像クリック拡大

 下って振り返ると辿って来たゆったりした黒尾谷岳、南月山の尾根、これも盛んに噴煙を上げる茶臼岳と対照的で素晴しい、持ちつ持たれつの風景ってところかな、8:49牛ケ首着。あちらこちらから来る人たちで混み出してきた。走ってるGrもいる、大きな三脚にカメラを据えて待っている人もいる、休憩ポイントの情景だ。
  
                             茶臼岳と噴出するガス

  
                              噴出するガス


        噴出するガス

  
    橋を渡って                              回り込めば

 茶臼岳の西側を回って複数の散策路が交差する避難小屋に出る、9:14。沢山の人達が集まっている、どっちへ向かうのだろうか、南に湧き上がってきた黒い雲に聞いてくれ。ここから剣ガ峰の東側を巻いて稜線に出る、一部残雪を踏んで岩峰の北側へ、クサリ場を通り、朝日岳分岐点に出る、9:37。朝日岳には沢山の人のシルエットが見える、順番待ちでもないがアリンコのよう。往復約20分、今回は予定に入っていたがパスして三本槍岳に向かう。
  
     避難小屋(峰の茶屋跡)                   ここから朝日岳方面へ向かう

  
  剣ガ峰東側を巻く                             残雪あり

  
   北側で稜線に出る                       剣ガ峰の奇妙な岩峰

  
   点々と人                              茶臼岳を振り返る

  
   クサリ場を通って朝日岳分岐へ                  分岐点から朝日岳


  分岐点から朝日岳、茶臼岳、日の出平    画像クリック拡大

 9:45隠居倉0.8km、9:52熊見曽根0.3km道標通過、怪しげな雲のせいか日差しがすっかり弱くなってしまった。那須岳も茶臼岳、朝日岳周辺を廻られる方が多く、そこから離れれば静かな山道となるのだが、今回は当たるだろうか。緩やかに下って清水平を横断して10:03、窪んだ道をしばらく進むと、北湯分岐点に出る、10:12。ここから三本槍岳を往復して帰路はここから北湯へ下る。
  
  ガッチリした道標2つ、隠居倉0.8km                 熊見曽根0.3km、清水平0.4km

  
  道標付近から朝日岳、茶臼岳                      三本槍岳と奥に旭岳

  
   同、清水平を見下ろす                         清水平

  
  凹んだ登山道を進むと                       北湯方面の分岐点、ここから三本槍岳を往復

  
   

 分岐点から少々下り気味、しばらく滑りそうな道が続く。下ってくる人と時々交わしながら進むと笹の平坦地へ出る。右奥には一際尖った旭岳が黒っぽく見える、日差しがないのだろう。道沿いのシャクナゲ、ミナザクラはこれから、高山植物もまだ深い眠りからさめてないようだ、ハイマツの道を緩やかに抜け三本槍岳山頂へ、10:35-10:59。
  
                                 三本槍岳山頂


  賑わう山頂    画像クリック拡大

 ビックリ、人の数、ざっと30人は居た。昼食をとっていると帰る人もいるが、その数を増し、外側へ休憩場所が広がっていく。薄日が差すが視界はイマイチ、飯豊連峰を眺めながら山座同定、すると双眼鏡で覗いていた人が「磐梯山、猪苗代湖・・・」、裸眼(老眼、乱視少々)では無理、でも見えているらしい。

     三本槍岳山頂から北側の旭岳、飯豊連峰遠望


        飯豊連峰遠望

 山頂を後に往路を戻る、昼時を狙って上ってくる人たちの多いこと、名山行脚ってところかな。11:20北湯分岐点、左に入ってハイマツの道を緩やかに下る。先端の岩場から朝日岳、茶臼岳、隠居倉を撮り、中の大倉尾根の急坂を下る。11:35赤面山分岐、尾根筋に咲くミネザクラ、アズマシャクナゲ、ムラサキヤシオ、今年はこれからのようだ、12:28ゴンドラ分岐点着。

      東側のピーク、登山道にはこちらに向かう人、人、人


    旭岳に日が差す、

  
                             山頂へ往来する人、スゴイ

  
   北湯分岐点にも                          ハイマツの道にも山頂目指して・・・


 P1714付近から朝日岳、茶臼岳、隠居倉     画像クリック拡大

  
   咲き出したミネザクラ                      赤面山分岐

  
     また、20人ほどのツアー客とすれ違う              中の大倉尾根を見下ろす

  
  やっと見つけた中の大倉尾根のシャクナゲ           ムラサキヤシオはまだ蕾


   下って樹林帯に入る


    芽吹いたブナの輝く季節

  
    ゴンドラ方向分岐、北湯まで2.0km              ちょっと進むとシロヤシオが見頃だった

 右手に入り、P1417の西側を緩やかに下る。シロヤシオが見頃を迎えていた。花のつきは昨年と変らないようだ。樹間をパッと明るくするシロヤシオ、森の中にあっては新緑に溶け込んでその色は地味だ。散策する人、イチガンを向ける人、変らぬ光景を目にし、急坂に入る。

   カメラを向けるハイカー


    花のつきは昨年と同様って感じかな


   シロヤシオのトンネルをぬける

  
   林道を横切って少し進むと                    北温泉0.5km

  
                  橋を渡って道に這い上がるとほどなく北湯駐車場

 12:51林道横断、ミツバツツジの残る道を通って匂い漂う北温泉へ、道へ這い上がってコンクリートの小道を進めば、暗くて何も見えなかった北湯駐車場へ、13:18着。総所要時間は11時間58分、良い汗かいた花見山行だった。ミネザクラはこれから4,5日先が見頃かな、黒尾谷岳、南月山のシャクナゲは見頃、シロヤシオは北湯の奥、黒尾谷岳の南が見頃、ミネザクラは垂直分布しているのでしばらく楽しめそう。

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