★気ままな男の山歩きHOME 山行記録(日付順 ) 山行記録(山域別) 走れ!“忠治”★ sub3-637 巻機山 |
山行日 2012年9月22日 曇り一時晴れ 3名 コース 概略図はこちら 桜坂駐車場→(割引沢・天狗尾根コース)→割引岳→巻機山山頂(御機屋)→巻機山最高点→朝日岳縦走路分岐点 →牛ケ岳→御機屋→前巻機山→桜坂駐車場 【後編:割引岳から巻機山、牛ケ岳、井戸尾根コースで桜坂P】へ 【前編:桜坂Pから天狗尾根コースで割引岳】へ 相互リンクしている奥利根山歩きのtomoさんの案内で、同まきまきさんも同行、3名で巻機山の天狗尾根コースを歩くこととなった。コースの難度状況は聞いてはいたが、山地図では一般コース、“危印”1ヶ所のみ、このくらいならあちこちにありそうなコースなのだが、そう簡単ではないようだ。磨り減った山靴の溝を彫刻刀で刻み、細引きを1本ザックに詰め込んだ、5:57桜坂駐車場を出発。全て隊長が頼りで、3番手につき、いつもの井戸尾根コースと反対のヌクビ沢、天狗尾根コースに入った。(参考:新潟県警察巻機山情報) 桜坂駐車場 Pの奥で 沢コースと尾根コースに分かれる、左に入る 別荘風な建物をススキ越しに、前方奥に目指す天狗岩、割引岳を見て雑木林に入った。6:21、避難道を右に分け、間もなく割引沢に出た。ペイントマークに沿って、岩のゴロゴロしている沢を歩く。沢の勾配は徐々に増し、6:42吹上の滝到着、清流を集め、岩盤の間を縫って急速に落ちる、3.4段に見えるなかなか趣のある滝だ。 平坦な道を進むと目指す天狗岩、割引岳がススキ野の奥に顔を出す 雑木の林に入り 割引沢の増水時の避難道を右手に分け 間もなく割引沢に出る 流木帯を越え、 振り返ると大源太山が見える 間もなく吹上の滝に出る、 吹上の滝下部 同、中間部 吹上の滝 吹上の滝 吹上の滝上部 概ね右岸を歩いてきた道は、この辺から沢の中を点々と歩く。表面の洗われた花崗岩は滑らないが、黒ずんだ岩は滑り台のようなものだ。おまけに草が岩を覆う、平坦ならまだ良いが勾配がついていたら、草は潤滑剤となり、これも危険、慎重に三点確保しながら靴を運ぶ。小さな名の無い滝を目にしながら、進むと7:07アイガメの滝に出る。滑らかに岩盤を下りながら水は弾け、滴となって砕け散る、また集まってV字の岩の隙間から落ち、一気に次の段に落ちる。繰り返しながら急流となって下っていく、複雑な岩盤と清流がつくる天然の美である。 吹上の滝上部を見下ろしながら進む、雪渓の残がいあり 大きく侵食された岩盤の上をしばらく渡り歩く 名の無い小さな滝が無数 振り向けば大源太山の左に七ツ小屋山の山頂部が、 大きな岩盤の上を薄っすらと水が流れる 飛び散るしぶきが印象的な滝 ダイナミックなアイガメの滝 アイガメの滝、見事に侵食された岩盤 ルートにはペイントマークがあるが、間隔も異なり、見失うことも、角度により見えにくい時もある。また危険と思われるポイントにクサリ、ロープが下がっている。しかし、傷みが激しいので良く見極めた上で使わないと災難に遭う、7:33ヌクビ沢出合着。ここから左に入り天狗尾根へと進む。 慎重にルートを選び誘導するtomoさん アイガメの滝上部 アイガメの滝上部を行く、まきまきさん、撮られてるよ! アイガメの滝付近で右岸に落ちる細長い滝 慎重に、慎重に 大分天狗岩が近づいてきました、間もなくヌクビ沢出合です ヌクビ沢出合、 ヌクビ沢コースは右、天狗尾根コースは左へ ここからまだしばらく、沢をつめる。緊張の連続の中にも、沢筋の花が一瞬だけ和らげてくれる、トリカブト、サラシナショウマ、カリガネソウ、シシウド、モミジカラマツなどなど。残雪がごく最近まであったようで、冬間近いこの地にあって、実を結べるのだろうか、8:51天狗尾根取付ポイント。 まだまだ気は抜けません、まだしばらく沢をつめます 振り向けば谷川連棒、万太郎山、エビス大黒の頭、仙ノ倉山、平標山を望む 両岸に夏の花が目立つ、トリカブト サラシナショウマ カリガネソウ シシウド ホツツジ モミジカラマツ 天狗岩の大きな岩峰が近い でっかいなあ天狗岩、一帯は雪が消えて間もないようだ ヌクビ沢出合を過ぎ、水量は減ったが落ちる勢いは変らず いよいよ、天狗尾根を目指し、急斜面に取り付く、滑ったら・・・・・ 一拍深呼吸して、岩に取り付く、先行者の後を追うが、手足の運び方は皆違う。ちょっと進んでは見渡してほっとする、その余裕がなくなると大変だ、隊長は時々後方を見ては確認しているようだ、こちらも安心できる。急斜面の岩場を抜け、草つきの急斜面へ、気のぬけない時間がゆっくり過ぎていく、9:24天狗尾根に出る、内心ほっと一息。 振り向けば辿って来た急流、割引沢 岩場を抜け、一息つく間もなく、草つきの急登 もう少しで尾根に出る 少し黄ばんだ広葉樹、真っ赤に紅葉したクロマメノキ(?)、見渡す湿原のクサモミジが迎えてくれた。少々緩くなった勾配、9:48天狗の池へ、最後の上りにかかると後続の男性が後に見えていた。人声に誘われて、割引岳山頂に一歩踏み入れる、10:16-10:43。 天狗尾根を行く、多少勾配が緩くはなるが 割引岳が目の前に現れました、眺望を楽しみながら・・・・・ 真っ赤に紅葉したクロマメノキ(?) 振り返れば天狗岩から大分離れた 天狗の池と映す頂 天狗の池と後続の男性 モウセンゴケが真っ赤に 前巻機と避難小屋が南方向に 天狗岩は下の方に、小さく 割引岳直下 割引岳山頂着 太陽が雲間にかくれんぼ、遠望もイマイチ。しかし、今日は無事天狗尾根コースを歩けたことに喜びを感じる。後続の男性もやって来た、腰を降ろして2度目の休憩、口にするもの全てうまし。疲労感はあまり感じない、草紅葉に日が差すのを待って、このあと牛ケ岳まで行って、井戸尾根を下って戻ることで一致。 山頂北側の展望 南魚沼市方面 越後三山、左から八海山、越後駒ケ岳、中ノ岳 向かう巻機山、牛ケ岳方面 草紅葉も進んで間もなく木々も色づくだろう 【後編:割引岳から巻機山、牛ケ岳、井戸尾根コースで桜坂P】へ |
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