気ままな男の山歩きHOME  山行記録(日付順 )  山行記録(山域別)  走れ!“忠治”
sub3-558
巻機山・牛ケ岳
 
山行日
    2011年4月24日   晴れ   2名

コース
    桜坂駐車場→5合目→6合目→前(ニセ)巻機→巻機山山頂→巻機山最高点→牛ケ岳→(同コースを戻る)→
    巻機山山頂(御機屋)→前巻機→桜坂駐車場

  前 編、     【後編へ】

 相互リンクしている“Tomoの奥利根山歩き”のtomoさんに誘われて、一つ返事で、清水集落の奥、桜坂駐車場から巻機山をピストンすることになった。例年だと花の咲く頃に合せて出かけるが、まだその時期ではない。聞くと、駐車場まで除雪してあり、スキー客が多い、ということだった。清水に入ると前後の車が桜坂駐車場へ向かっているらしい、その通り、皆考えることは一緒、5:59桜坂駐車場を出発。登山口から回り込み、天狗岩と割引岳を正面に、黒岩峰を左手上の方に見て、エンジンスタート。取り付きやすい場所、どこでも良いから上へ、上へと登って行くのだそうだ。あっち、こっちから登り始めているから面白い、帰り道を気にしつつ尾根っぽい場所に出る。この辺は夏道の記憶があった。
  
   桜坂駐車場、正面が登山道入口         入口から回り込むと真ん中に天狗岩と割引岳

  
   、左に黒岩峰1446.4mの山頂部が朝日に輝く         ここから眺めると天狗岩の風格に圧倒される

  
 井戸尾根コースに準じて直線的に5合目を目指すようだ、赤いリボンがポツンポツンと、残雪1m以上かな

  
                     尾根に取り付いたようだ、雑木林を進む

 朝日に輝く急峻な黒岩峰を眺め、呼吸を整えつつ写真を撮る。あった! マンサクの花、雪の解けた所から開花が進んでいる、自然て素晴しい。ミズナラの雑木林はブナ混じりとなり、枝間に大源太山が顔を出す。ほどなく、ブナの美林を抜け見通しの良い尾根筋に出る、多分5合目だろう、7:00。小休止していると、途中で抜いてきた男性の姿が、なんとtomoさんのお知り合いとか。旅は道ずれ、多い方が楽しみを増す。この方で、HP「お気楽、魚沼人2008」で冬山情報を発信しているとか、今回も駐車場までの除雪情報を頂いた、とか。前巻機を見上げ、アッパレ雪景色に気持ちも弾む。

                黒岩峰、急峻な岩場と何時落ちても不思議でない雪庇


     雪解けが進むと、まずマンサクの開花、かな

  
    ミズナラからブナの混生林に変る               枝間に大源太山が顔を出す


    大源太山と周辺の山

  
    ブナ林に朝日が差す                     時ならぬ雪化粧に足が弾む


   上へ、上へ、一旦、5合目で夏コースに出る、奥が前巻機(ニセ巻機)


    新雪に輝く尾根


   大源太山を振り返る、万太郎山、仙ノ倉山、平標山が頭を見せる

  
  前巻機目指してブナ林を行く                  5合目で会ったtomoさんの知人も一緒に

 夏道はブナ林を蛇行しながら進むようだが、今日は新雪を踏みながら、真っ直ぐ、最短、良さそうな景色優先の残雪期の山歩きである。樹林帯も終りにかかり、6合目展望台、7:58、天狗岩と割引岳を眺め、広い雪の原(かなりの勾配はあるのですが)を前進する。後続のスキーを履いた男性、急勾配の斜面を上手く登って行くのだから不思議、知らぬ愚かさか。

    ブナ林の真ん中が突然開け、日本離れする光景が広がる


     谷川連峰を背景に


    春の雪、今日も歓迎モードだ


    谷川連峰、苗場山    画像クリック拡大

  
            馬鹿っ広い樹林帯を先行けば、「右だよ」なんてね、言われちゃった


   6合目展望台付近から天狗岩と割引岳


    同、割引岳


   同所から振り向いて、苗場山


  この辺も広い雪の原って感じですが結構な勾配


   P1564付近から割引岳、前巻機     画像クリック拡大


   同、谷川連峰      画像クリック拡大

  
  同、振り向けば4名さん奮闘中                  同、割引岳

  
                              同、前巻機


  クラックを避け、スキーヤーは赤色を辿り、我々は黄色で前巻機へ

  
                      スキーヤー

  
                    急斜面をステップ切って

 スキーヤーの進み方を眺めながら、急斜面をアイゼン&ピッケルワークで進む、スリップすれば谷の底、ほどほどに緊張しながら安全地帯に出た、間もなく前巻機山頂着、9:18。目指す巻機山は沢を介し東方向、ぐるっと避難小屋方向から回り込む。巻機山から朝日岳方向に伸びる尾根、簡単に行けそうな残雪期の感じ、歩いた記録はネットで良く見かけるが、指をくわえて読むだけに終わる、歳か、技量か、度胸か、叶わぬ夢だろう。

 前巻機付近から割引岳、巻機山    画像クリック拡大


  同、谷川連峰      画像クリック拡大

  
  「朝日岳へ簡単に行けそうだ」、tomoさん羨ましの眼差し   前巻機山頂


 前巻機山頂から割引岳、巻機山    画像クリック拡大


  同所から巻機山の西斜面

 雪に埋もれた避難小屋脇を9:30通り、小ピークを越え、山頂へと最後の急斜面に取り付く。意外や意外、夏道より上りやすかった、。山頂から眺める越後三山、春霞でボーッとしているが、神秘性を感じる。山は、まだ眠りからさめていないだろうが、動植物の活動は加速されているだろう。雪解け、それは山が一番エネルギッシュになる時だ。緩やかに雪田を進んで巻機山最高点着、10:26。

  避難小屋方向へ下る

  
   樹林に沿って探しながら進むと                 屋根が一部出ていた

  
                  巻機山山頂(御機屋)へ向かう、ここも結構勾配がきつい


 巻機山山頂から 割引岳、巻機山最高点、牛ケ岳、越後三山   画像クリック拡大


 同、巻機山最高点、牛ケ岳、越後三山    画像クリック拡大


 同、武尊山、谷川連峰、苗場山    画像クリック拡大


  同、割引岳


    同、越後三山

  
    この辺が巻機山最高点、後割引岳             後が牛ケ岳


   霧氷、巻機山最高点付近、牛ケ岳を背景に






      割引岳を背景に

 360度の大展望、今日は少々ガスっているが、概ね良好、越後三山から右に目を移せば、荒沢岳、平ケ岳、燧ケ岳、至仏山、武尊山、谷川連峰、苗場山・・・・、と山が連なる。花の季節、また違う顔を見せてくれるだろう。今日は、この時期、稀に見る白さだろう、天気はまずまず、牛ケ岳目指して雪面を下る。

    【後編へ】




     気ままな男の山歩きHOME  山行記録(日付順 )  山行記録(山域別)  走れ!“忠治”