山行日
2011年11月17日 晴れ 単独
コース
利平茶屋森林公園P→鳥居峠→駒ケ岳登山口→駒ケ岳→黒檜山→黒檜山登山口→鳥居峠→利平茶屋森林公園P
昨日の午後、ワンコの散歩の途中で白くなった赤城山を見た。まだ冬タイヤに変えてないので、些か不安あり、標高1000mの利平茶屋森林公園から出発する、5:15。防風対策をして、毛糸の帽子をかぶり、ヘッドランプをつけ、チンチロリンのついたストック、とおかしなスタイルである。登山口に“熊出没注意”の看板、遇ったら熊もビックリするでしょう。沢の音を聞きながら上るところだが、今日は風の音で聞こえない。東の空が徐々に赤くなっていく、天空には満月ではないが月が煌煌と照る。ケーブルカー跡付近まで進むとすっかり明るくなり、筑波山がクッキリと見えていた、6:10鳥居峠着。
利平茶屋森林公園のゲート 朝焼け
月明かりに山並が ケーブルカー跡の階段
筑波山方面の朝焼け
中央が筑波山、手前左が鳴神山
階段に残った雪
スゴイ風だ、体を柵の方へ持っていかれそう、駐車場を横切って覚満淵を撮ろうとした時、深く被っていたキャップを取られてしまった。飛ばされながら地上を点々と、必死に追いかけたが、柵を二つ越え崖下へ飛んで行ってしまった。風を避けて、売店の東側へ回るとカメラを構えたおっちゃんがいるのでビックリ、二言三言、特製の目出し帽をつけて強風に向かって歩き出す。覚満淵の中間まで来ると地蔵岳が赤く染まる、駒ケ岳も一瞬遅れて日の出を迎えた、駒ケ岳登山口6:31。
地蔵岳に朝日が、覚満淵にて
登山口付近の雪はすっかり消えていたが中間付近から道沿いに現れた。強風で飛び散った霧氷が所々に積もっていた、7:06稜線に出る。筑波山、富士山を遠望する、次の小ピークから霧氷の残った黒檜山が目に入る、駒ケ岳山頂7:24着。風の当たらない場所があったので朝食をとる、この先の適当な場所の有無、見当がつかない。
駒ケ岳登山口 中間付近の雪
稜線に出る 富士山遠望
富士山、手前は小沼
袈裟丸山
黒檜山に霧氷が残る
駒ケ岳山頂、強風を避けて朝食
下って霧氷の黒檜山を眺め、久しぶりに見る光景、来て良かったなあ、これからの季節、頻繁に見ることができるだろう。霧氷の残がいをザクザク踏みながら、少々残る斜面を上る、7:55花見ケ原コースと合流、7:57黒檜大神、7:59黒檜山登山口からのコースを合せ、黒檜山山頂へ、8:01-8:18。
黒檜山を眺めながら下る
大ダルミ付近から黒檜山
同、黒檜山
次の小ピークから黒檜山
同、黒檜山
黒檜山南東斜面から富士山遠望 画像クリック拡大
僅かに残った霧氷
花見ケ原ルートと合流 黒檜大神
黒檜大神から富士山、小沼
黒檜山登山口からのコースと合流 黒檜山山頂
東側から南西にかけては強風ながらの眺望は良いが、尾瀬、武尊山、上越、子持山、四阿山方面は雲が多く眺望がない。霧氷も薄いものが東斜面に、辛うじて脱落しなかったものが低いコメツツジなどに残っていた。山頂には黒檜山登山口から最短で上ってきた先客1名、ラーメンの香りを漂わせていた。また次のチャンスを狙うとして、黒檜山登山口へ下ることにする。
筑波山遠望
日光白根山、皇海山、男体山、袈裟丸山
日光白根山、皇海山、男体山、袈裟丸山
日光白根山
皇海山、男体山
雲のかかった武尊山方面(左の画像)と上越の山(右の画像)
鈴ケ岳と浅間山
鈴ケ岳と浅間山
黒檜山北側の霧氷
8:22分岐を過ぎ、雪の薄っすら残る急坂を5分ほど下ると、夫婦に会う、雪の量を気にしていたが今日の雪は中途半端で要注意である。風も若干弱くなってきたような気がする。陽も高くなって気温が上昇してか、岩肌は滑る傾向、8:55猫岩、シリモチもつかず、どうやら何事も無く下山、登山口9:04。
下山路 樹間に地蔵岳
下山路 下山路
地蔵岳と大沼を見下ろす 岩場
猫岩付近から地蔵岳 同、鈴ケ岳
黒檜山登山口 新しい標識?
ここから道路を歩き、小鳥島で大きな黒く見える鳥を発見、カラスでないアオサギでもないようだ。鵜かな、ちょっと違いそうだ、と思っていると、写真を撮っているおっちゃんがちょっと先に見えた。そばに行って「何て鳥?」、「知らねんだ、時々羽をひろげてカッコイイんだよ」、この一言で沢山、私もカッコイイ姿を撮らしてもらった。あとで調べたら川鵜(カワウ)でした。
小鳥島で○印の鳥を撮っているおじさん、「何て鳥?」、「知らねんだ、時々羽をひろげてカッコイイんだ」
霧氷、大分解けたなあ
大沼湖畔、強い風で打ち寄せる波
風を避けていたカモ 泳いで遠のいて行ったが・・・・
おまじないをすると、くるっと向きを変えて 私の方へ
鳥居峠から人っ子一人いない覚満淵
落葉を踏みしめてスタコラサッサ
一本だけ残っていたカエデの紅葉、利平茶屋森林公園
9:30駒ケ岳登山口通過、再び覚満淵を抜けて9:50鳥居峠へ、上から覗き込んで帽子を探したが、見当たらなかった。風はまだ強いが階段の雪はすっかり消え快調に下る。階段下からは深い落葉を踏みしめてウオーキングを楽しみながら冬枯れの道を下った、10:26利平茶屋森林公園駐車場着。総所要時間は、5時間11分、風に悩まされた山行であった。
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