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川苔(or乗)山
  
山行日
    2011年11月08日   曇り時々晴れ    2名

コース 概略図はこちら
    鳩ノ巣駅⇒(電車)⇒奥多摩駅⇒(バス)⇒川乗橋→(林道川乗線)→細倉橋→百尋ノ滝→足毛岩分岐→足毛岩肩→
    川苔山→小屋跡→大ダワ→コブタカ→本仁田山→コブタカ→大ダワ巻道分岐→熊野神社分岐→鳩ノ巣駐車場

 東松山のMさんに誘われて紅葉のみられそうな奥多摩の山を訪れた。恥かしながら東京の山というと雲取山以外歩いたことがない。奥多摩には良い山が沢山あると聞くが、私の所からはアクセスが良くない。今日はあの辺の道を知り尽くしたMさんの案内なので気楽である。「イクサバタへ出て・・・」、聞いたことある地名だなあ、そうだ日本橋から雲取山へ歩いた時、青梅街道で出てきたっけ。圏央道を通らず、山際を走って青梅街道に出て、鳩ノ巣駐車場に車を停め、電車とバスを乗り継いで、川乗橋スタートとなった、7:15。
  
  駅西隣の町営無料駐車場                     鳩ノ巣発6:45奥多摩行

  
   奥多摩駅からバスで                          川乗橋下車

 舗装された林道川乗線を紅葉の進んだ川乗谷に沿って歩き、2つ目の細倉橋を渡って山間に入る、8:04。川乗谷清流とスリリングタップリな登山道を歩き、水面に映る紅葉と変化に富んだ渓谷美を堪能する。谷筋の山々は急峻で簡単に人を寄せ付けそうもない。登山道は比較的緩やかで小さいアップダウンを繰り返し、ほどよく高度を稼がしてくれる、紅葉も後押ししてくれる、直滝、長滝、三筋ガ滝、ウスバの細滝”と小さな滝が更に変化をつけ名爆百尋ノ滝へと導く、9:09-9:26。百尋ノ滝は落差40mほどあるという、斜度80度近い岸壁を伝わって、打ち付けては砕けながら落下する、滝壺に落下する時はこまかい霧状になってまるでシルクのカーテンのようだった。今は優しい顔をしているが、時には荒々しく豪快な姿もあるんだろうな、新緑の間に落ちる姿も良いだろうな、と見上げながら思った。
  
  林道川乗線へゲート左脇から                      川乗谷に沿って2.7kmの林道歩き

  
                         紅葉はまあまあ見られるが天気がイマイチ

  
    竜王橋を渡ると                       間もなく次の細倉橋を渡って右手登山道へ

  
    右手に小さい水力発電所                   発電量は家庭用エアコン1台ってところかな

  
    “直滝”というようだ                           こんな橋を沢山渡る

  
  谷間の紅葉                              “長滝”岩盤の層が魅力的


    “三筋ガ滝”


   谷間のカエデの紅葉

       
          奥多摩の廊下ってところかな

  
   “ウスバの細滝”とか                          “?滝”


     黄葉を見上げる

  
                         小さいアップダウンを繰り返しながら進む


    コアジサイの黄葉、ヒノキの人工林


       沢筋の紅葉


    ピンクの縁取りの葉が目立つ


     真っ赤っかのリョウブ

   【百尋ノ滝】  深山幽谷、シルクのカーテンのようだった


       



       

       

       

       


 ハシゴを伝って、岩に沿って細い道を進むと真っ赤なリョウブとミツバツツジの紅葉を見る、条件が整わないとなかなか見られない紅葉だ。再び黄葉に変り、9:47川苔山2.4km、10:04沢を渡って回り込み、10:10足毛岩分岐点を通過して、緩やかに進みカラマツ林を抜けて、足毛岩の肩で稜線に出る、10:33。
  
  ハシゴを伝って                            岩に沿って細い道を進む


  この付近、紅葉が見頃、これはリョウブ




    ミツバツツジも真っ赤に






  
  尾根筋を少し進む                            川苔山2.4kmの道標

  
                    紅葉を眺めながら尾根から離れる


  ダンコウバイの黄葉


    コアジサイの黄葉

  
       沢を横切る、手前に道標                落葉を踏んでポーンと一跳び


    古い石垣の残る道


    終盤を迎えた紅葉が似合う道

  
    足毛岩分岐、ちょっとだけ長いが道なりに進む         足毛岩の肩で稜線に出て左に進む

 ここから左に曲り尾根伝いに進み小ピークに出る、10:51。真っ直ぐ伸びた大きなブナが2本ある、片方は葉を落とし実を沢山つけているが、もう1本は実はなく葉を残して曇天の空を見上げていた。少々下って登り返せば目指した川苔山1364mである、11:14-11:41。

   小ピークから川苔山

       
        同、小ピークの大きなブナ

  
                            南斜面に残るカエデの紅葉

  
     カエデ                              この黄葉は?

  
   突然ヘリが飛んできた、何かな?                カラマツ林の向こうに東京のNo.1雲取山2017m

  
   小ピークから辿って来た道                    直下の露岩の間を抜ければ

 晴れていれば霊峰富士をはじめ、大菩薩連嶺、奥多摩の山々が見えるらしいが、残念!! 到着時4,5人だった山頂は30人ほどに膨れ上がった、大半の方が鳩ノ巣から上ってきているようだ。休日ともなると溢れんばかりの山頂となるとか。
  
   川苔山山頂1364m、1/25000地形図の標記は川乗山      休憩していたら数人から30人ほどに

  
   山頂から大岳山                           御前山

  
      鷹ノ巣山方面                           雲取山方面

       
          真っ赤なカエデと大岳山

 山頂から東方向に下り、11:47小屋跡から右に折れ谷の紅葉を右手に見ながら山腹を緩やかに下り、12:01大ダワ分岐点に出る。左は山腹を巻くコース、真っ直ぐ進むと小さいピークを3つ、4つアップダウンしながら進み大ダワで合流する。分岐点付近から眺める川苔山、穏やかな姿をしているが周りの山から眺めるとどうなんだろう、12:34大ダワ。ここから鳩ノ巣へは左に入れば山腹を巻きながら進み、尾根伝いに直進すればコブタカ山を通りまたその先で合流する。13:00コブタカ山着、ここへザックを置いて本仁田山を往復する、本仁田山13:19着。眺望の利く樹間から御前山を眺め、コブタカ山に引き返す、13:36。
  
   東方向へ下る                           小屋跡付近から右方向へ

  
    右手に紅葉の谷を見ながら緩やかに下る          大ダワ分岐点、左は巻道のようだ


   ぐるっと回り込んで南側から川苔山山頂部を撮る、山頂は左


    リンドウ、一旦払われたようだが力強く咲いていた

  
    岩場にアブラツツジの紅葉                    岩上から太い根、お見事!

  
   正面にコブタカ山と本仁田山                下って大ダワ

  
  アオダモの実                             黒い小粒の実、つぶすと真っ青

  
   ムラサキシキブ                           これと上の黒い実は同じ木かな?


    ヤマザクラの紅葉、若木


   同、大木

  
   上ってコブタカ山                        本仁田山を往復

  
   本仁田山山頂                         山頂から御前山

  
   北側のカラマツ林                            30分ほどでコブタカ山に戻る

 スッキリ払われた尾根を下り、14:11巻き道と合流、14:23林道に出る。祠の脇を通り大きな杉木立に沿ってしばらく下ると下界の音を耳にする、もう少しだろう。11:47鳩ノ巣への最後の分岐点、直進方向に下り、14:56熊野神社を通り鳩ノ巣駅西側を通って駐車場に戻る、15:11。

   センブリの花と虫、 一帯の尾根筋は防火帯だろうか、草の払われた広い道?


   小ピークで紅葉を見上げ

  
   緩やかに下れば                          林道に出る

  
   傍らに祠                             大きな杉木立に沿って下る

  
   熊野神社経由の道へ                         熊野神社からほどなく鳩ノ巣駐車場

 総所要時間は、川乗橋バス停から7時間56分だった。時々薄日が差したような天気で眺望はハズレたが、奥多摩の素晴しい一面に感動した、もう少し近かったらなあ。川苔山を中心に、私のウオーキングに合わせたMさんの案内もなかなかだった、感謝、感謝である。


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