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sub3-623
稲包山
  
山行日
    2012年5月20日   晴れ   3名

コース  概略図はこちら
    秋小屋沢橋P→鉄塔→大鉄塔→主稜線出合→稲包山→主稜線出合→大鉄塔→鉄塔→秋小屋沢橋P

 相互リンクしているtomoさんまきまきさんと稲包山へ出かける。稲包山の登山口は四万湖、三国峠。三国スキー場のほかに登山口赤沢山の東に2ルートあるようだ。法師温泉の手前で左、法師林道に入る。2kmほど進んで秋小屋沢橋を渡ると駐車スペースがあり、ここが登山口となる。登山道は東電の鉄塔巡視路として造られたようで、登山道としても利用しているようだ、8:12、ヤマヒルを警戒しつつ出発する。山道の入口には、確かにそれらしい、“新新潟幹線・・・”とあり、その奥の木に稲包山登山口のプレートが付いていた。左手の秋小屋沢に沿って、緩やかにしばらく進み、杉林に入り勾配を増し、沢と分かれてジグザグに急登する。潅木帯に入り若干緩やかになると、最初の鉄塔に出る、8:54。
  
  法師林道奥の秋小屋沢橋                  鉄塔巡視路を入る、稲包山登山口

  
秋小屋沢に沿ってしばらく緩やかに進む、tomoさん&まきまきさん     ところどころに巡視用の枝道あり

  
   沢から離れ杉林に入りジグザグに急登             潅木帯になり最初の鉄塔に出る

 ここの標高は1200m位だろう、周囲には残雪があった、東側の視界が開け、先日歩いた尾根筋が見え、奥に仙ノ倉山が顔を出す。大きな鉄塔を前の方に見ると、間もなく巡視路の分岐にかかる、「これを道なりに進んでしまうと、鉄塔で行止まる」、なるほど、やってしまいそうな分岐だ。左に入り、しばらく進むと大きな鉄塔に出る、9:30-9:54、休憩。ここはまるで鉄塔を囲む広場だ、北西に目指す稲包山、三国峠から連なる先日歩いた尾根、3つのピークキワノ平ノ頭、ムタコ沢ノ頭、長倉山、後ろに平標山、仙ノ倉山、大源太山、三国山、そして至仏山、武尊山、赤城山などなど遠望できる。鉄塔、高圧線が視界を遮るが、仕方ないだろう。
  
   雪が残っていた                          仙ノ倉山が頭を出す

  
  線下を進む                              真っ直ぐ進むと鉄塔で行止まりだってさ、左へ進む

  
  大きな鉄塔の真下に出る                     なかなか眺望が良い


   4/15に歩いた三国峠からの尾根を南方向から見ている


  手前に三国峠から連なる尾根、キワノ平ノ頭、ムタコ沢ノ頭、長倉山、後ろに平標山、仙ノ倉山、大源太山、三国山


  鉄塔の北西方向に稲包山が見えるが直登する道はない

 ここの標高は1430m、あと170m上れば山頂なのだが、直登する道はない。ほぼ等高線に沿ってトラバースして、四万湖から続く主稜線に合流する、10:05。左に県境の山並を眺めながら、芽吹きのはじまったブナ、ダケカンバの間を進む。東電の巡視路は笹を払ってあったが、主稜線は被っている。振り向けば赤沢山が下の方に、散りばめたような残雪、ピンクのヤマザクラがポツンポツンとアクセントをつけている。残雪の道で、下ってくるハイカー2名、あそこに止まっていた車の主のようだ。最後はチョッピリ急登して稲包山山頂、1597.7m着、10:30-11:40、休憩。
  
   トラバース気味に進む                     涸れ沢に残る雪

  
   四万湖へ通じる主稜線の出合                 南に赤沢山

  
   笹道を進む、左に県境尾根                    正面に稲包山

  
   下ってくる人達に会う                     赤沢山方向を眺める

  
                                稲包山山頂

 眺望を楽しみ、食して、談義していると、三国峠方向から一人やって来た。聞くと、「5:00に元橋駐車場を発って、平標山、三国山、そして三国峠から上ってきた」、という。6時間ちょっとでここまで、私なら三国峠で終わるだろう、彼はマニュアックなルートを数歩き、只者では無いのだ、恐れ入りました。

    本白根山〜至仏山   画像クリック拡大


    平標山〜三峰山   画像クリック拡大
 

         平標山〜武尊山   画像クリック拡大


   平標山、仙ノ倉山


    万太郎山、谷川岳、小出俣山


     白砂山方向


     佐武流山方向


     苗場山

        
         開きかけたアズマシャクナゲと平標山&仙ノ倉山


    開きかけたアズマシャクナゲ

 山頂を後に往路をそのまま戻る、残雪の道で5,6人の四万湖からのGrに会う、聞かれるから「あと、20分かな」、ヤマヒル尋ねると「1匹見た」、と言っていた、ホントかな? 12:11分岐点、12:22大鉄塔、ヤブの中で密かに咲いていた、ムラサキヤシオ、コブシに足を奪われ、道草をする、13:46駐車点に戻る。
     
    笹道を下る                    山頂を振り返る

  
   ダケカンバと仙ノ倉山                          オオカメノキ

  
    分岐点まで下った、トラバースぎみに進み               鉄塔へ


   鉄塔に着くや、主稜線で会ったGrが山頂到着したようだ


    ミヤマハンノキ、鉄塔付近で

  
   笹道から潅木帯を抜け                        杉森を抜ける

  
     沢沿いに進んで                         出発点に戻る

              当山行で出会った花      ご参考:tomoさんの山行録

 総所要時間、5時間34分、お二人の案内で、また一つ道が開けた感じがする。でも、ヤマヒルの季節は嫌だ。眺望という点では、三国峠からのルートが一番良いかな。先日の残雪の尾根歩きが良すぎたせいかな。


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