日本橋⇒富士山 8日目(富士山スカイライン高鉢P付近→富士山頂→新五合目) ページTOPに戻る 1日目へ 2日目へ 3日目へ 4日目へ 5日目へ 6日目へ 7日目へ 歩行日 2012年7月25日(水) 晴れ 単独 コース 概略図はこちら 富士山スカイライン10.8kmキロポスト→御殿庭・高鉢Pコース横断→日沢右岸へ→新六合目→新七合目→七合目→ 八合目→九合目→九合五勺→頂上浅間大社奥宮→剣ケ峰(富士山頂)→久須志神社→御殿場口下山道→八合目→ 赤岩八合館→七合目→大須走り分岐→宝永山分岐→宝永山→宝永第一火口縁→新六合目→新五合目 7日目を終えた時点で富士山スカイライン10.8kmキロポストから新六合目間の遅れ、天気はイマイチ不安定だし、もうすぐ混雑期に突入する。25日の予報が雲り、26日が晴れのち雨、残りを2日に延びることを覚悟して出かける。富士山スカイライン 高鉢駐車場から旧料金所方向に下って、10.8kmキロポスト、ここが本日の出発点、4:39。すでに明るくなりヘッドランプのいらないほど。スズタケの道を10分ちょっと進むと御殿庭-高鉢Pコース横断する。3時間以内で新六合目に着いたら、日帰りとし、山頂を踏んで新五合目へ下って帰宅できる、あくまでも無理せずである。 富士山スカイライン 高鉢駐車場を出て 富士市に入ると 間もなく、10.8kmキロポストがある ここが本日の出発点 スズタケの道を進むと10分ちょっとで 御殿庭・高鉢Pコース横断する 勾配を徐々に増し、露払いをしながら比較的明るい林中を進むと、倒木が目立ってくる。そして、石仏が4体並ぶ平坦な地に出る、5:16。昨年おこなった修験のあとを残していたし、草が所々で傷つき多くはないが痕跡らしきものがある。ここまで辿った感じでは、踏み跡は明瞭、所々に目印の紐もあり、道に対しての不安がなくなった。日沢の左岸、尾根筋の少し下を進み、5:41、標高2000m付近で沢を渡り右岸の倒木地帯を抜ける。ここでも大きな木はノコが入れられ、立ち往生するほどではなかった。 朝露を浴びながら進む 周辺は明るくヤマハハコが群生していた この辺からシラビソの倒木が目立ち一帯に入る、富士山の山頂部が顔を出す 石仏が4体横一列に並んで踏み跡が真ん中についている 平成23年8月に聖護院門跡 富士山峰入り修行を行ったようだ 聖護院門跡 新六合目の小屋が見える 倒木とヤマハハコの道を進む 富士山山頂部 富士山山頂部とヤマハハコ、山頂部に日差しはないようだ 日沢を渡り右岸へ、岩の上に横断の道あり 目指す六合目から上方、砂&火山礫の道が見える ミヤマカラマツと ヤマオダマキが点々と咲いていた カラマツの間から霧の漂う愛鷹山が薄っすらと、 倒木帯を通過する、道は明瞭、紐が点々と くぐったり跨いだり、倒木の間に幼木が元気に育っていた ここを貫けると一変してシラビソの美しい自然林に入る。適度な木漏れ日があり、一面樹床はコケ生していた。しばらく進むと、林中を東西に走る富士山自然休養林歩道を横切る、6:29。そしてシラビソから ダケカンバとカラマツに変り、人声らしい音が風にのって聞こえてくる。不思議だな、と思ってみたが、宝永山が見え、潅木に変っていくので、もう新六合目が近いと感じた。間もなく森林限界を越え、ガレ場に出て、視界が開ける、間もなく新六合目に出る、6:46。ここまで2時間プラス、日帰りが充分可能となった。 美しい自然林を楽しむ 富士山自然休養林歩道(白いロープあり)を横断 ダケカンバとカラマツに変る 間もなく森林限界を越え、ガレ場に出て、視界が開ける、新六合目が近い 振り向けば愛鷹山 一帯のコケモモが満開 オンタデも花盛り 日差しの方向に宝永山 火山礫の道を進めば 新六合目からは登山道の込み具合が気になるところ、見渡した限りでは、登山者のダンゴは見られなかった。7:31新七合目、8:09七合目、ちょっとペースダウンしてしまった。でもこの辺まで来ると、誰も同じだ、気にすることは無い。ちょっと立ち止まれば調子が戻る。8:48八合目、居合わせた静岡のOさんの説法を聞いてビックリ、二度の脳疾患から立ち直って島巡りをしながら同病者を激励しているとか、富士山も10回目になるそうだ。9:26九合目、前回はこの辺が非常にきつかったが、今回はまあまあ皆さんについていける、9:55九合五勺、頂上浅間大社奥宮10:30着。 ほどなく新六合目 休憩中の富士登山者 上り下りが行き交っていた 新六合目から山頂部を見上げる 登山道 点々と登山者、上の小屋が近そうに見える イワツメクサ フジハタザオが点々と登山道に沿って咲いている 新七合目着 見下ろせば新六合目小屋と右に新五合目駐車場 七合目小屋 若いパワー集団、お先にどうぞ 時々雲が流れる、八合目小屋が霞む 下山者が多い、ご来光を見て今下山かな? 礫が一段と大きくなると 八合目直下 八合目小屋、携帯酸素使用者が数人いた 上方、またガスってきた この辺から気圧の変化を感じる所だが、・・・ 九合目小屋、赤い幟は二度の脳疾患から立ち直ったO氏とか 気温は17℃、暑いわけだ 八合目から浅間神社の境内のようだ 山頂の小屋は見えているがなかなか・・・・・ 9号5勺に小屋がある、休みたくなるけど お兄ちゃんとガンバ 頂上浅間大社奥宮を 参拝 奥宮に参拝して右回りで火口を巡る、10:48日本の最高峰剣ケ峰、11:04久須志神社、休憩して11:57御殿場口下山道、遠望は見られなかったが山頂部を後にする。 ここで蛇足になりますが、山を鎮めるため祀られた浅間神社、全国に1316社あるそうですが、その起源が富士宮市にある富士山本宮浅間大社だそうです。そして富士山本宮浅間大社の奥宮が山頂の富士宮口に鎮座し、奥宮の末社である久須志神社が須走口、吉田口、河口湖口の頂上に鎮座しているそうです。各登山口には浅間神社が20ヶ所ほどあるようです。代表的な神社は、富士宮口には富士山本宮浅間大社、吉田口には北口本宮富士浅間神社、須走り口には須走浅間神社、御殿場口には新橋浅間神社のようです。また、全国にある浅間神社一社から他の全ての浅間神社に分祀されたものではなく、包括しているのは神社本庁だそうです。 火口縁を進む、富士山の最高峰剣ケ峰が待っている 火口壁 画像クリック拡大 剣ケ峰 急斜面をアゴ出しながら 火口と白山岳 火口と白山岳 富士山剣ケ峰山頂、写真待ちが・・・と聞いていたが、少なかった 剣ケ峰から白山岳 久須志岳 奥宮と三島岳 火口展望 画像クリック拡大 右回りで御殿場下山口に向かう まだ雪の壁が少々 西方向の山が見えるが? 白山岳 久須志岳 火口に小屋があり人が数人・・・ 火口の北東方向に周って剣ケ峰 白山岳 吉田口山頂 大勢やってきます 自販機、500ccペットボトル¥500⇒1ccが1円なり 河口湖と御坂山塊を下に 吉田方面からの登山者 伊豆岳南から剣ケ峰 同、白山岳 御殿場口下山口を下る 御殿場コースは下山者の利用が多いようで、上りに利用するのはキツイようだ、足場が砂礫で不安定なのが理由だろう。七合目以下、新五合目までは快適に下れるとか。12:22八合目、12:34赤岩館、12:48七合目、ここから大須走りコースへ入り、快適に進むのだがガスって何も見えない。道標の見落としを気にしつつ、時々減速して確かめる。13:04宝永山分岐、ここから尾根に出て、13:09下山用分岐点、真っ直ぐ進んで宝永山山頂13:15。小休止してショートカットコースを下り、火口底から第一火口縁に這い上がる、13:44。 八合目付近、時々振り返るがガスってしまった 七合目付近 大須走りコースへ 快適に進むのだが何も見えない 団体さんとすれ違う 宝永山分岐 斜め右に進み新六合目からの道に合流、宝永山は直進する 宝永山山頂が見えてきた 宝永山山頂 火口の上部が薄っすら見えるだけ 霞む火口縁を進む団体 火口底に下り 登り返して宝永第一火口縁に出てトラバースぎみに新六合目へ 火口縁に出てトラバースぎみに新六合目へ、13:54、砂礫の道を下って新五合目へ14:04着。本日の総所要時間は、9時間25分、順調であった。 タイツリオウギ ミヤマヤナギが点々と 新六合目着、宝永山が薄っすらと 砂礫の道を下って新五合目へ 新五合目駐車場 無事登山口へ、ここで予定終了 延べ8日間の“日本橋⇒富士山”のウオーキングが終わった。総合計時間は、65時間42分、長いとみるか短いとみるか、短いと見た方が良いでしょう、終わってしまえばこんなもの。但し、ここに至る計画&調査、トレーニングなどを入れたら、この何倍かになるだろう。どなたでもその気になったら、普通の健康状態であれば出来ると思います。旧道を探しながらの日本橋-吉原、富士山村山古道、道々で出会った人たちの顔が、夢枕に出てくるようです、感謝、感謝、感謝でいっぱいです。計画との差異ですが、概ね95%かな、良く間違いましたが誤差のうちかも知れません。大きく間違えたのは、7日目、40分にわたって山中をさまよいましたが、ヤマ勘で脱出しました。私は車も山もナビ、GPSモドキも一切使用しておりません。話が変りますが、東海道ベルト地帯の活気、日本経済の底力を見たような気がします。中味は分りませんが人と物の動き、すっかり沈滞ムードのマスコミと相反するように感じました、「ダメだ、駄目だ」でつぶしていったら何が残るか、我が民族の誇り&根性をもっと大切にしたいものです、70才の抵抗であろうか???。 ページTOPに戻る 1日目へ 2日目へ 3日目へ 4日目へ 5日目へ 6日目へ 7日目へ |