日本橋⇒富士山 3日目(茅ヶ崎→箱根湯本)   

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歩行日
    2012年6月25日(月)   雨のち曇り   単独

コース   
    茅ヶ崎→平塚宿→大磯宿→小田原宿→箱根湯本  32.48km  (地図:日本橋⇒富士山 3日目) 
                                                箱根駅伝往路の地図

 明け方から降り出した雨、本降りとなりそうだ、覚悟して歩いているのだから仕方ない。朝食を済ませ、7:15傘をさして出発。通勤、通学の人たちが慌ただしく行き交う。7:36日本橋から60km地点通過、7:58平塚市に入り相模川を渡る頃にはほとんどやんでいた。七夕も近いからか、街が磨かれたようにキレイだった。馬入一里塚跡、平塚宿東組問屋場跡、街中を抜けて古花水橋手前に京方見附跡、いずれも明確な位置ではないらしい。古花水橋を渡って大磯町に入る、8:53。
  
  雨のR1、日本橋から60km地点通過               小出川を渡る、大分小降りになった

  
    平塚市に入る                           相模川にかかる馬入橋、ほとんどやんだ

  
   橋を渡ると馬入一里塚跡                      七夕が近いのか、平塚の商店街

  
    平塚宿東組問屋場跡                       古花水橋の手前に平塚宿京方見附

 大磯に入ると目に飛び込んできたのが高麗山だ、低いけれど海岸線に立つ山で存在感がある。21世紀に残したい日本の自然100選に選ばれているとか。9:04高麗交差点付近で日本橋から66km、旧東海道は化粧坂交差点を右に入る。化粧坂一里塚跡、地下道を通ってJRの南側へまわれば、江戸見附跡、R1に出て、南組問屋場跡、同志社大学の創立者、新島襄終焉の地があって、高札場跡と案内板が続く。鴫立庵の看板が目にとまる、覗き込むと萱葺きの小さな建物があっていかにも歴史がありそうな感じ、日本の三大俳諧道場の一つとか説明されていた。上方見附跡を過ぎ、9:57松並木にさしかかる。この松並木、江戸時代の生き証人みたいなものだ。とは可笑しな話だが、松どもが語れたら面白いだろうな。「もっと、永い目で物事を見なくちゃいかん、・・・・」、なんて言われちゃうかな。
  
   大磯町に入る                            右手に高麗山168m

  
  高麗交差点付近で日本橋から66km            化粧坂交差点を右に入る

  
   閑散とした住宅地を通る                      化粧坂の一里塚跡

  
  地下道を通ってJRの南側へ                     江戸見附跡

  
   R1に出て、この辺が大磯宿跡                  南組問屋場跡

  
   同志社大学の創立者、新島襄終焉の地           公園風になっていて植え込みの手入れ中だった

  
   この辺が高札場跡のようだ               鴫立庵(しぎたつあん)、日本の三大俳諧道場の一つとか

  
   松並木手前に上方見附跡                    東海道松並木、400年前に植えられたとか

  
  最大の株、目通し4.3m樹齢300年                草花の植込み、地元のボランティアかな

 10:17血洗川手前で日本橋から70km、10:48二ノ宮に入る。二宮の一里塚跡、続いて松屋本陣跡を過ぎると間もなく、小田原市に入る、11:41。市内まであと11km、今日の行程の半分ほどかな。小田原市に入って約1時間、12:45日本橋から80km地点を通過。酒匂川を渡って、しばらく進むと、やっと山王口(江戸口見附)跡に出る。
  
                         血洗川手前で日本橋から70km

  
     二宮町へ入る                         町内

  
  川匂歩道橋の手前で側道を入ると                 日本橋から18番目の一里塚跡

  
 続いて松屋本陣跡                            早くも小田原市に入る

  
   日本橋から80km地点通過                  風格ある建造物、社会福祉法人が入っているようだ

  
   酒匂川を渡る                      どんよりした空、晴れていれば富士山が見えるのかなあ

  
                      江戸見附(山王口)跡、日本橋から83km付近

 小田原市民会館前で左折しすると市のシンボルである小田原城が顔を出す。三の丸交番前から最短距離で城を眺めて、街のど真ん中にあるなりわい交流間で休憩タイム、13:48-14:22。
  
                                小田原城

  
 街のど真ん中にあるなりわい交流館                観光拠点として、一役を担っているようだ

 交流館を出て、本町3、南町2、南町4と西進し、東海道線、箱根登山鉄道、新幹線をくぐって、板橋交差点を過ぎるともう一度箱根登山鉄道をくぐる、という高速道を含めて交通網が複雑に交差しているのである。地図を見て確認していると早足で向かってくるご夫婦がいる。「湯本の日帰り温泉まで行く、一緒に・・・・」、と言われ「お願いします、・・・」、踏切を渡って旧道へ、15:03。このご夫婦市内在住で、毎週湯本温泉通いをしていて、帰りは電車で帰るとか。歩くのが趣味で、四国札所巡りを1周半、一日40km歩いてしまうとか、どおりで足が良く動くと思った。旧道から小道に入り込んだので、ついて行くと地元産の野菜、果物の軒先店舗があった。常連らしく、素早く用済みし、帰ろうとしたら店舗のおばさんが話し込んで、沢山サービスしてもらっていた、私も果物をもらっちゃった。そんなわけで、あっという間に三枚橋に着いて、お別れ、15:51。
  
  板橋地区で箱根登山鉄道の踏切を渡る            「一見静かだが、車に注意を要す」、と言っていた

  
   軒先販売、デコポン、甘夏、インゲン、ズッキーニ・・・     六地蔵、江戸時代初期のものだそうです

  
  もう一度、箱根登山鉄道の踏切を渡る          こちらはジャガイモ、インゲン、ピーマン、ナス、タマネギ

  
     肩が触れ合う狭い道                      湯本はもう近い

 三枚橋を渡って、旧街道は上りにかかる。この道、湯本駅から関所跡まで、2004年11月に旧街道を歩いている。今日は層雲寺、正眼寺と歩けばゴールである。
  
 小田原から案内して頂いたご夫婦とお別れ、三枚橋を渡って        旧東海道の坂道を歩く

  
   層雲寺                                正眼寺

 古いお寺さんを外から覗き、16:06予定通りゴールする。本日の総所要時間は、8時間51分、雨も少々で済んだし、比較的順調だったが、大きなマメが両足同じように、1指と2指の間から足裏にかけて出来ている。明日はパンクしてしまうかな。宿着、ブザーを鳴らしても応答なし、電話したら直ぐにやってきたが、隣の家の玄関だった、とんだ失敗。

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