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武甲山・小持山・大持山
  
山行日
    2011年2月25日   晴れ   単独

コース  概略図はこちら
    生川登山口(一の鳥居駐車場)→尾根合流点(五十一丁目)→武甲山→尾根合流点→橋立分岐→
    シラジクボ(鞍部)→小持山→大持山→鳥首峠分岐→妻坂峠→生川登山口

 南方向は天気が良さそうだ、あれこれ思案の結果武甲山一周となった、2007、2008と歩き、3年ぶりとなる。登山口から山頂まで、今の時期興味深いものはないが、山頂の眺望は格別なものがある。また山頂から小持山、大持山を通り、妻坂峠に至る尾根道は陽だまりハイクには絶好な場所だ。駐車場入口にあった、“工事中登山道通行止め”の板を気にしつつ、足元が見えるのを待って出発する、6:04。駐車場から少し進むと橋を渡って登山道に入る。かってはみやげもの屋、宿泊施設だろうか点々とあるが、営業は止めているようだ。沢に沿って10分ほど進むと林道に合流する、6:14。ここにも工事中の看板あり、“3/18まで工事(8:00-17:00)”とある、先ほど見た関連だろう、だとすれば、時間的にOKだろう。スッキリ、コンクリートのきつい勾配の道を沢に沿って真っ直ぐ上って行く。谷側に傷んだ数ヶ所にカッターが入れてあった、ここの工事かな。6:20シラジクボへの分岐点への道を分ける、しっかりした橋もあり、踏み跡もあった。この先で道は左へカーブして進むが、ここで登山道は真っ直ぐ木段を上って行く、6:29分岐点。
  
  駐車場の先で橋を渡り登山道へ                林道と合流

  
  3/18まで工事(8:00-17:00)となっているが・・・      林道を進むとシラジクボ分岐点(橋あり、踏み跡もあり)

  
                 合流点の先で林道と登山道が分かれる

  
    木段を上ると                              間もなく橋を渡り

 分岐点から5分ほど進む不動滝を正面に、右に石仏をみて左にカーブする、不動滝6:35着。ここに十八丁目の丁目石あり。武甲山は一の鳥居を一丁目、山頂の御嶽神社を五十二丁目として、丁目ごとに石柱が設置されている。近年直したと思われる新しいものから、苔むした古い時代のものまで、あるから面白い。この辺から杉森に入り、急斜面をジグザグしてしばらく進む。登山道の雪も高度とともに増し、大杉付近で凍結混じりとなる、7:02大杉の広場着。道標には標高1000m、山頂まで50分とある。
  
    不動滝に出る                         脇に石仏あり、十八丁目

  
   杉森をジグザグ進み大杉に出る                 道標に大杉の広場、標高1000mとあり

 ここを出て15分もすると、凍結混じりの雪がほぼ連続し、慎重に足を進めるが、その先を考え階段コースと一般コース分岐点付近で軽アイゼンを装着する、分岐点7:31。爪をつけるのは面倒だが、それはほんの一時、安心して歩ける、北側のガレバを横にジグザグして進み、7:47尾根道に合流、五十一丁目石あり。7:52御嶽神社、武甲山7:56-8:15。
  
          爪なしで歩けないことはないが、階段&一般コース分岐点付近で装着

  
       気温が上り解けつつあるが、やっぱりアイゼンを付けた方が歩きやすい

           
     2本目の大きな杉通過すると                  間もなく尾根合流点(五十一丁目)

  
   尾根合流点(五十一丁目)                         御嶽神社(五十二丁目)

  
  両脇に一対のキツネ(?)、ガッチリした造り          鳥居脇に大きなヤマザクラ1本

  
  キツネ(?)の後を回って                      武甲山山頂へ

  
    方位盤                         この辺が一番高いかな?⇒標高1304m、詳しくはご覧あれ


    秩父の街を眼下に


     赤城山遠望


     両神山


 両神山〜比企丘陵  画像クリック拡大


 上越国境遠望    画像クリック拡大


  眼下の石灰岩採掘場      画像クリック拡大

 早くも春霞だろうか、雲も若干あるし、遠望はイマイチくっきりしない。荒川沿いに霧の立ちこめる街は良いとして、上越の山は見えるには見えるのだが、残念な光景。柵に囲まれたスペースを行ったり来たり、腰を降ろす場所も見当たらず、重機の音を下に聞き、山頂を折り返す。ついでに、ログハウス調に造られた休憩所に立ち寄る、秩父の山々を眺めるにはよさそうだ、8:17橋立方面の分岐点着。ここから眺める大持山と小持山、なかなか迫力のある山容である。武甲山と鞍部、シラジクボとの標高差220mとこちらから眺める空間が生み出しているのだろう。アイゼンを付けたまま雪のない斜面を真っ直ぐ南方向に急降下し、小ピークを越えて鞍部のシラジクボ着、8:33。
  
    ログハウス調の休憩場                     南に下ると直ぐに橋立方面の分岐点


  分岐点から大持山、小持山


  分岐点から大持山、小持山

 ここから向かう小持山の北面に入り、雪道となる間に小ピークが2,3ヶ所あるが、鞍部との標高差180mほど上る。時々立ち止まって、振り返り均整のとれた武甲山を眺め一息入れる。ブナやアセビの自生する細い尾根、汗を拭きながら奮闘する、途中10分休憩し、9:24小持山着。
  
   小持山を正面に急坂を下ると                  鞍部でシラジクボに出る

  
     ブナの尾根道をしばらく進む、前方に小持山        後方に武甲山

        
           南方向から眺める均整のとれた武甲山

  
   桧林と雑木林の間にアセビの小木を見ながら進み         桧林を抜け

  
                  細い尾根道となり露岩を越えながら進む

  
               振り向けば武甲山、アセビの蕾が春を待つ尾根道

         
        再びブナ林に変り、立ち止まっては武甲山を眺める

  
   若干増した積雪は陽光にベタつき状態            小持山山頂が見えた

  
    小持山山頂                          小持山山頂から武甲山 

 小持山から大持山まで、1/25000地形図だと中間に1ケ所ピークがあるだけだが、実際には4,5ヶ所あったようだ、時々凍っていて危なっかしい場所を抜け、細い尾根道を進む。9:53中間の岩場で南から西方向を眺めて、大持山10:08-10:17。尾根筋から見えるブナと武甲山、何とも言えないホットな感じ。
  
                 時々危なっかしい場所を抜け、細い尾根道を進む

  
                           小ピークの岩場を巻く

        
         急坂を上り、振り向いて武甲山に一息


大持山との中間の岩峰に出る、秩父、八ヶ岳遠望      画像クリック拡大

  
    向かう大持山                           西北になるのかな、両神山

  
  岩峰で小休止                           枯株の脇から登山道へ

  
   小さい起伏のアップダウン                 振り向けば岩峰

  
                      狭い岩の間を抜け、越えた方が早かったかな

  
                                細い尾根道を急登する

  
                                  大持山山頂


   北方向に武甲山、山頂部&尾根筋はブナ多し


    秩父の山々、南西方向

 尾根道を南方向に少し下り、10:22鳥首峠方面の道を右に分け、東方向に尾根を辿ると、再び雪道となる。意外や意外、この尾根の方が雪が深い。勾配が緩んだ所でカラマツ林から歩いてきた3座を眺め、10:44方向が少し変って、また雪の残る急坂を一直線に下る、10:58妻坂峠着。
  
    雪の消えた尾根を南方向に進み              鳥首峠方面の道を分け

  
    東方向の尾根を辿る                    再び雪道となる


             カラマツ林から歩いてきた3座を眺める

  
   小ピークで若干右寄りに変る                  雑木林と武甲山

  
  急坂を下る、下る、下って・・・                   妻坂峠へ


    峠から武甲山、右端に砕石場

 妻坂峠から一の鳥居まであと320mほどの下りだ。アイゼンもこの辺までかな、と思っていたが、雪道はまだまだ続き、二子林道の出合まで続いた、11:14出合着。林道を横切って人工林を抜けると再び林道に出る、11:22。もうここと一の鳥居は目と鼻の先、11:25一丁目基点の一の鳥居着。
  
    またまた雪道が・・・、グシャグシャ             勾配が緩やかになると

  
   林道二子線を横切る                    人工林を抜けると

  
   再び林道へ                          一の鳥居は目と鼻の先

  
     壱丁目の起点、鳥居脇                   登山道通行止め、3月中旬まで、とある

 総所要時間は、5時間21分、今時としては満足できる山行だったと思う。花が咲き、芽吹く頃、山は全く変った容(すがた)で迎えてくれるだろう、その時が待ち遠しい。

  ご参考2007年2008年、の同じような山行です。


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