気ままな男の山歩きHOME  山行記録(日付順 )  山行記録(山域別)  走れ!“忠治”
sub3-633
谷川連峰馬蹄形縦走
  
山行日
    2012年8月26日   晴れ   単独

コース  概略図はこちら
    土合橋駐車場→白毛門→笠ケ岳→朝日岳→清水峠→七ツ小屋山→蓬峠→武能岳→茂倉岳→一ノ倉岳→
    谷川岳(オキの耳)→谷川岳(トマの耳)→ラクダのコル→西黒尾根登山口→土合橋駐車場

                                 蓬峠〜谷川岳〜土合橋駐車場へ   出逢った花

  土合橋駐車場〜朝日岳〜蓬峠

 日本橋⇒富士山7日目、先日の鳥海山と相次ぎ暑さに計画を変更してしまった。今年の8月の暑さは昨年を上回るともいう、平野部では連日猛暑、山では午後曇って雨が・・・を、予報は繰り返している。“心頭滅却すれば火もまた涼し”に習って(?)、急遽、谷川連峰馬蹄形縦走を計画した。このコース、昨年も歩いているので体調の変化を比較するには好都合である。3:08、土合橋駐車場を出発する、日曜日のせいか、20台ほど停まっていた。食料の他に水類2.4g、みかん3ケ、ミニトマト十数個を準備した、綿の薄手のズボン、靴は軽登山用とした。山間に入るや、急登に噴出すような汗、首にかけたタオルで拭いながらの前進、3:57-4:06桧のウロ、平坦になった所で一休み、気温は低く背中に冷たさを感じる。まだしばらく、ブナだろうか、高木の間を進む、上空はまだ星がいくつか見えるが、山並は全く見えない、雲があるのかな。鎖のある岩場の前で休憩中の男性の前に出る、馬蹄形かな? 4:48松ノ木沢の頭着。白毛門だけは白々してきた空の下に、谷川岳は雲で見えず、東の空に武尊山が頭を出しているだけだった。
  
 土合橋駐車場奥にある谷川連峰馬蹄形概念図        STEP1、朝日岳605kmを目指して

  
   東黒沢を渡り                             山間に入る

  
   桧のウロ                               松ノ木沢の頭

  
  松ノ木沢の頭から出発点付近がぼんやりと           同、白毛門の山頂部

  
                         武尊山が雲海から顔を出す

 松ノ木沢の頭は通過し、しばらく緩やかに進み、大きな岩の横を通る。もう、すっかり明るくなり、眺望を遮っていた雲海が、徐々に下がっているようだ、至仏山、尾瀬笠ケ岳、日光白根山、武尊山、続いて谷川岳、一ノ倉岳、茂倉岳、武能岳、七ツ小屋山が日の出とともに顔を上げる、素晴しい朝焼だ、5:33-5:39白毛門山頂。

    日の出前の山頂部


   時間とともに雲海からクッキリと至仏山、尾瀬笠ケ岳、日光白根山、武尊山


   西側も谷川岳、一ノ倉岳、茂倉岳が雲海の上に


   日の出、至仏山の右手から


   谷川岳を薄っすら染める、ベールの向こうに雪渓が・・


    向かう稜線、笠ケ岳、烏帽子岳


  雲海に谷川岳、一ノ倉岳、茂倉岳、武能岳、七ツ小屋山、予定では後半右から左へ歩く


  大きな岩場の上から谷川岳

  
    振り返れば、ジジ岩&ババ岩、松ノ木沢の頭        白毛門山頂


 白毛門山頂から谷川岳、一ノ倉岳、茂倉岳、武能岳、奥に苗場山


  同、燧ケ岳、至仏山、笠ケ岳、日光白根山、武尊山  画像クリック拡大


  同、谷川岳、一ノ倉岳、茂倉岳、武能岳、七ツ小屋山、笠ケ岳、烏帽子岳  画像クリック拡大

 白毛門を後に北側へ笹道を回り込む。ストックで露を払いながら進んだが、払いきれるものではない。雨具を着けるのも億劫だし、濡れにぞ濡れし、そのまま進む。笠ケ岳へ半分道中の所かな、濡れ鼠のようになった下山者に会った。露の話はおいて、この尾根筋、眺望抜群、谷川岳の奥深くまで一望できるのは勿論、周辺の山々が次々に姿を現し変えていく、中間の小ピークを下って、笠ケ岳山頂へ一気に登り返す、6:23-6:35、ここではじめて巻機山の顔を見る。湯檜曽川に映る影の笠ケ岳、これも面白い。

  笹の露で下半身、靴までビッショリ

  
    白毛門を振り向く                      露払い有難う、下山者も腰から下ビッショリ


  笠ケ岳の中間付近から谷川岳〜茂倉岳


 同、谷川岳、一ノ倉岳、茂倉岳、武能岳   画像クリック拡大


  中間のピークから笠ケ岳


  小ピークの鞍部から笠ケ岳


  陽も大分上がり霞む尾瀬の山、武尊山

  
   笠ケ岳山頂                        東の烏帽子岳、左奥に朝日岳山頂部


 笠ケ岳山頂から谷川岳、一ノ倉岳、茂倉岳、武能岳、影笠もクッキリと   画像クリック拡大


  同、谷川岳、一ノ倉岳、茂倉岳、ベールが急速に形を変えていく


  同、武能岳と影笠


   同、馬蹄形の中間に近いかな七ツ小屋山と大源太山


   同、北側に巻機山

 少し乾き始めたズボンに再び水滴が襲う、アップダウンを繰り返しているうちに、笹道が減り、露が乾いてきたようだ。烏帽子の中間で男性一人、抜かせてもらう、点々と残る夏の花、ヒメシャジン、ジョウシュウオニアザミ、ミヤマコゴメグサ、ミヤマアキノキリンソウ、秋の花リンドウ、イワショウブ、ウメバチソウも花盛り、ホソバヒナウスユキソウの来年に向けてスタンバイしているようだった、7:34-7:45朝日岳。朝日ケ原も緑と越後三山、ここの見所だろう。
  
  笠ケ岳から露のかぶりながら烏帽子岳へ                 笠ケ岳を振り返る


   烏帽子の小ピーク2つ目から笠ケ岳、谷川岳、一ノ倉岳、茂倉岳


   霞む尾瀬の山


    朝日岳山頂部を一望する


   ぐるっと周る清水峠、七ツ小屋山、蓬峠の尾根

  
   朝日岳、岩の向こうが山頂                       烏帽子岳

  
   朝日岳山頂                            ちょっと南奥にある祠


       東側の展望、北側の小ピークから祠  画像クリック拡大


    朝日ケ原、中央奥に越後三山


    越後三山をアップする


    辿って来た笠ケ岳からの尾根、奥は谷川岳


    尾瀬の山


  武尊山

山頂には2名、途中で宿泊してきたとか。昨日は馬蹄形を走っていた人が複数いたとか、まあ、怪我をしないようにね。ここから朝日ケ原に入り、7:51宝川温泉への道を分け、、緩やかに北方向に進むとジャンクションピーク仁出る、8:02。巻機山(難路、道なし)、と道標に書いてある。残雪期の限定入山らしいが、大変だろうな。ここから巻機山に延々と続く尾根を眺めて我慢しよう。ここから緩やかに清水峠まで下る。朝日岳、谷川岳、巻機山と眺めながら歩けるのだが、イマイチその風景には特徴がない。この道は春の花だろう。8:47干上がった池ノ窪、8:57鉄塔通過、少々下って清水峠9:04-9:19。
  
   ジャンクションピークは正面ピークの北側に           宝川温泉分岐

  
     朝日ケ原から朝日岳山頂を見る                手前は干上がった池塘

  
   朝日岳山頂部を北側から一望                 点在する池塘、花はイワショウブぐらいかな

  
   ハイマツの間を進むと                     ジャンクションピーク(巻機山分岐)


 ジャンクションピークから巻機山と尾根筋   画像クリック拡大


   同、清水峠、七ツ小屋山へこれから辿る尾根、右の尖った山は大源太山

  
     朝日岳を振り返る                     谷川岳に雲がかかる

  
   緩やかになると                           池ノ窪、ここも干上がっている

  
                           少々登り返して鉄塔に出る

  
   少々下って避難小屋                         裏手の祠から巻機山

 早くも谷川連峰には雲がかかってきたようだ、雨を降らすような雲ではないだろう、直射日光が遮られてかえって良いかな。ここから蓬峠まで笹道が続くが、払われている。時間的に露の心配は去った、濡れたズボンは乾き、靴の中だけが峠でちょっと手を加えたが調子がイマイチ。ここまでは、水の消費700cc、疲労感はなく快調だ。笹道も一気にあがり、大源太山の見える所で小休止、緩やかに進んで10:00大源太山分岐、七ツ小屋山10:04-10:19。居合わせた現役の男性、色々聞いてくる、山歩きのこと、日帰り馬蹄形・・・、「“山が好きになる”、これしかないと思います」、で終わった。
  
    雲がかかってきた谷川岳                    朝日岳もかかるかなあ


   清水峠から笹道を上りつめれば目の前に急峻な大源太山


   進む尾根方向は穏やかな七ツ小屋山


   素晴しい眺めだ、大源太山


   ここまで来れば七ツ小屋山目と鼻の先

  
    大源太山からの道を合わせ                     七ツ小屋山山頂着


   謙信ゆかりの道分岐点付近kぁら七ツ小屋山を振り返る


   同、延々と続く茂倉岳までの笹の道

  
             蓬ヒュッテで土樽方面の道を分け

  
          湿原の向こうで土合の道を左に分ける、ここからは前進あるのみ

  七ツ小屋山を発って、茂倉岳まで延々続く笹道を眺めながら、少々下って10:54蓬ヒュッテへ、そして10:57土合への分岐点に立つ。ここがエスケープの最終判断点だ、水、食料、天候、体調全て良し、予定通りGo!、とするか。

  蓬峠〜谷川岳〜土合橋駐車場へ    出逢った花



  気ままな男の山歩きHOME  山行記録(日付順 )  山行記録(山域別)  走れ!“忠治”