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 蓬峠を後に笹道を歩く、幸いというか、太陽は雲の中、そよ風が時々吹き抜ける。道筋には時を逸したかのように花々が咲く。旬の花、トリカブトの鮮やかさに魅せられる。花を良く見ると虫が食べていた、花には毒がないのかな、虫には毒ではないのかな、武能岳11:39-11:50。谷川岳方面は雲をかぶり、時々見えなくなる。でも大障子ノ頭、万太郎山、エビス大黒ノ頭、仙ノ倉山、平標山は辛うじて見えている。朝日岳方面から七ツ小屋山は晴れているようだ。
  
  武能岳へ笹尾根を進む                       七ツ小屋山を振り返る


    武能岳直下の鞍部から辿った尾根筋を振り返る

  
  同、武能岳                              武能岳山頂、後が一ノ倉岳と茂倉岳(右)

  
  茂倉岳への尾根筋                  右に大障子ノ頭、万太郎山、エビス大黒ノ頭、仙ノ倉山、平標山


  武能岳から朝日岳

 ここから茂倉山まで小ピークが7つ、8つ連続する。花の季節は楽しめる所だが、残り花が寂しく咲いていた。最後のピークを越えて、茂倉岳の北面に取り付く。払ったばっかりの笹が登山道に、滑りやすいだけなら良いが、隠れた障害に要注意。人声に気づくと茂倉岳山頂であった、13:16-13:25。谷川岳の山頂部が見え隠れ、残り花が山頂に点々と咲いていた。西方向を見ると、万太郎山を背に草払いをする人、絵になる光景を土産に一ノ倉岳へ、13:46着。
  
  少し進んで一ノ倉岳と茂倉岳                        武能岳を振り返る

  
 中間付近から武能岳を振り返る                   同、茂倉岳(左奥)


   一ノ倉岳と茂倉岳、右は手前のコブ


   茂倉岳北側から大障子ノ頭、万太郎山、エビス大黒ノ頭、仙ノ倉山、平標山

  
   茂倉岳山頂                            登山道の草払い作業、後は万太郎山


   茂倉岳から一ノ倉岳、谷川岳(右)


    万太郎山と草払いをする人

  
   茂倉岳から緩やかな起伏を辿ると                   一ノ倉岳山頂

 一ノ倉岳を出ると谷川岳まで急峻な尾根が続く、ノゾキと名のついた場所から一ノ倉沢の雪渓を、岸壁に張り付いたようなクライマーを目にし、谷川岳の凄さを一見する。ガスのかかった岩場を覗きながらオキノ耳へ14:32-14:37。茂倉岳で2名、一ノ倉岳で1名、と出会った人は少なかったが、ここまで来ると10人ほどいたが、傘マークの予報に早めに引き上げたのだろう。鞍部まで下ると両耳が姿を現し、ラッキーな一枚となった、14:50トマノ耳着。
   
     谷川岳まで急峻な尾根を辿る


   一ノ倉岳を振り返る


  ノゾキ付近から一ノ倉沢の雪渓を眼下に


    ガスの切れ間から一ノ倉岳、茂倉岳を振り返る

  
    奥の院の鳥居                            谷川岳オキノ耳山頂


   トマノ耳に向かって鞍部からオキノ耳


    同、トマノ耳

  
    谷川岳トマノ耳山頂                      南に少し下って西黒尾根へ

 待てばそれなりにシャッターチャンスはあると思うが、一応、ここで全座歩いたので、予定通り西黒尾根経由で下山する。天神尾根から左に折れ、西黒尾根に向かうと、キツイ看板、初心者の事故防止のためと思うが、「エッ!、行って良いのかな」、と立ち止まって考えてしまった。今日は初心者以下かも知れない、慎重に下ろう。15:08ザンゲ岩、15:44巌剛新道分岐、15:48-15:57ラクダの背、難関は抜けたような感じ、残るはクサリ場だ。
  
この看板にはマイッタ! 初心者下山不向き 中級者以上 (健脚者向き)    緩やかに下ってザンゲ岩へ


   一番神経を使う場所


  氷河の跡だとか、岩がツルツル、今日は靴底がヤマナシケンなので左側を腰を落として通過


  ここまで下って一息、見上げればザンゲ岩

  
                      下を見れば露岩とガレ場の斜面

  
  また一息、巌剛新道を左に分ける              ちょっと登ってラクダの背


  南東に天神平、まだこちらの方が高いかな

  
  左下にマチガ沢の雪渓                      見上げれば雲をかぶった谷川岳山頂部

  
                     ストックをザックに入れてクサリ場を通過

  
  やっと天神平より下がったかな                 樹林帯の中の悪路へ

 16:15、クサリ場を無事通過、樹林帯の中の石ころだらけの急坂を下る、ここも“転ばぬ先の杖”、ストックが役に立つ。 大石、小石の道を急降下、16:43土合まで1時間の標識。急坂も徐々に緩やかに、16:59鉄塔から左へ入り、間もなく西黒尾根登山口に出る、17:08。
  
   大石、小石の道を急降下                     土合まで1時間、もう一息

  
   鉄塔から左へ曲り                         間もなく西黒尾根登山口に出る

  
   土合橋を渡り                           土合橋駐車場へ、車が4台しかない

 舗装道路を歩き、平坦な道の歩き良さを味わい、17:28土合橋駐車場着。谷川連峰馬蹄形縦走、総所要時間は、14時間20分であった。厳しい残暑をついての山行、その気になれば自然は受け入れてくれるものである。今の時期、花が少なく、その分前回より早かったような気がするが、時間値はどうでも良い、歩き通せたことに満足している。次回は、花の季節にゆっくり歩きたいものだ。また、記しておきますが、用意した2.4gの水分はギリギリ間に合いましたが、個人差が大きいと思いますので、ご注意下さい。この時期、コース中の干上がっている池塘等ありましたので、合せて付記しておきます。

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