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常念岳・蝶ケ岳
  
山行日
    2010年10月23日   晴れ   単独

コース  概略図はこちら
    三股駐車場→(未舗装の林道)→三股→蝶ケ岳分岐→前常念岳→主稜線合流点→常念岳→蝶槍→蝶ケ岳→
    三股下山口→常念岳合流点→三股→三俣駐車場
        三股までのアクセスは右を参照して下さい:登山口までの道路状況

   【三股駐車場〜常念岳】     後編:【常念岳〜蝶ケ岳〜三股駐車場】

 待ち続けた10日あまり、真っ青な空、新雪の槍・穂の峰、紅葉の谷、こんなイメージで常念岳・蝶ケ岳を目指す。昨年が10/22に歩いているが、イマイチだった、再挑戦なんてものではないが願望である、4:30三俣駐車場を出発する。予報は晴れ、星空を仰ぎ、一日好天であってくれと願う、4:43三俣登山口着。ここから登山道に入る、鉄製の橋を渡るとすぐに、常念岳と蝶ケ岳の分岐点に出る、常念岳は右手の小さな沢に沿って蛇行しながら上って行く。一旦緩やかになった所で蝶ケ岳への巻き道を分ける。下の本沢が増水した時、吊橋までの間を通るようだ。沢の音はもう聞こえない、ここから山間をジグザグしながら急登し、尾根まで続く。ヘッドランプで足元ばかり見ているので方向感覚がなくなる、注意して樹間を見れば安曇野の光が時々見える、東方向だろう。
  
   三股の登山口                      蝶ケ岳への沢増水時の巻道分岐、ここから急登

 時間の経過とともに東の空はすっかり茜色に染まり、間もなく樹間の蝶ケ岳を真っ赤に染めた。これは小屋泊では眺められない一つの光景。やがて、コメツガの森深くに日が差し込み、残った紅葉を美しく染めた。すっかり林内が明るくなった頃、尾根に出る、6:46-6:47。道標によると、ここから常念岳まで4.1km、三股まで3.1kmのようだ。
  
   東の空が茜色に染まる                    蝶槍が樹間に

  
    日の出前                              日の出の瞬間


    朝焼けの蝶ケ岳

  
              森の中にも日が差し込む、紅葉が映える瞬間

  



  
    尾根出合、道標が壊れた               ここから常念岳まで4.1km、三股まで3.1kmの意味だろう

 ここから緩やかに尾根を進む、樹間から前常念岳、蝶ケ岳が時々見え、急登の疲れを忘れさせてくれる。間もなく標高点のヤグラ跡2207mらしき場所を6:53通過、再び勾配を増す。潅木地帯に入って花崗岩が点々と登山道に出てくる。7:19小さなハシゴを上ると、一段と眺望が変化する。雲海に浮かぶ山並、花崗岩の上を渡り歩く楽しさ、でもきつい。頚城山塊を遠望し、穂高岳のピークが出揃うとほどなく前常念岳避難小屋着、8:18、三角点8:20着。

  緩やかにコメツガの樹林帯を進む、樹間から目指す前常念岳2661.8m


     蝶ケ岳の全容、2664.3m(三角点)

  
   基準点ヤグラ跡2207mか、ここから徐々に勾配を増し、花崗岩が出てくると森林限界に入る、間もなくハシゴあり

  
   カラマツを挟んで蝶槍とP2592                 蝶ケ岳全容

  
   ハイマツと潅木の間、花崗岩の上を渡り歩く    P2592とP2512の奥にニョッキリ頭を、前穂高、奥穂高、北穂高


         雲海に東の山並を遠望する

  
     左から四阿山、浅間山                   八ヶ岳

  
    富士山と南アルプス                        富士山、甲斐駒ケ岳、北岳


  P2512の奥に穂高の山並、左から前穂高岳、奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳


          大滝山、蝶ケ岳、蝶槍、P2592、P2512、奥に穂高岳

  
   振り向けば花崗岩の道                    山頂は近い

  
    頚城山塊が見えてくると                    ほどなく避難小屋


  紅葉のちょっぴり残った前常念岳山頂と迫る穂高岳

  
   小屋のちょっと上に三角点                    前常念岳の最高点はこの上かな?

 四方の山並を眺めながら、花崗岩の上を渡り歩き、間もなく常念岳山頂が現われる、やっと来た。8:38旧常念小屋分岐点、槍ヶ岳がニョキッと現われると主稜線間近、9:03合流点着、行き交う人たち多数、一気に常念岳山頂へ、9:14-9:44。

     蝶槍の奥に左が御嶽山、右が乗鞍岳


            大天井岳、横通岳


   大天井岳、横通岳、後方に針ノ木岳、蓮華岳、鹿島槍ヶ岳、頚城山塊


   常念岳山頂がついに

  
    旧常念小屋巻道                        振り向けば前常念岳


      常念岳山頂、いっぱいいるぞ


      前常念岳と八ヶ岳遠望、雲海が大分払われてきた


    槍ヶ岳が姿を現す、間もなく主稜線に合流する

 1年ぶりの常念岳、期待した雪はなく、谷の紅葉は終わり、薄い雲がアチコチに見られるが概ね良好、これだけの眺望に大満足。今時上って来る人、初回という方はいないようだ。考えること、皆同じのようだ。日光の男体山が見え、白山も見える、この距離半端じゃない。(ちなみに直線距離は、常念岳から富士山までは140km、日光白根山までは156.4km、白山までは88kmです) 槍・穂の稜線に見入っていると吸い込まれるようだ、自然は3000m級のピークと大キレットを配置して、うまく形造ったものだ、こうして大パノラマを堪能できるのも、感謝、感謝である。

    常念岳山頂2857mと槍ヶ岳3180m

  
                        空いた時を狙って山頂風景



       御嶽山〜浅間山     画像クリック拡大(山名入り)  


       御嶽山〜鹿島槍ヶ岳  画像クリック拡大


 上の写真左から御嶽山、乗鞍岳


     上の写真の右手、前穂高岳、奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳


     上の写真の右手、大キレット奥に白山


     上の写真の右手、南岳、中岳、大喰岳、槍ヶ岳、三俣蓮華岳


     上の写真の右手、鷲羽岳、水晶岳、手前に大天井岳


     上の写真の右手、大天井岳の右奥に龍王岳、立山、剱岳


     上の写真の右手、剱岳、針ノ木岳、蓮華岳、鹿島槍ヶ岳、針ノ木岳手前に燕岳


     上の写真の右手、雨飾山、焼山、火打山、妙高山






  焼山〜富士山〜乗鞍岳     画像クリック拡大(山名入り)


      上の写真の右手、雨飾山、焼山、火打山、妙高山、黒姫山、飯縄山


      上の写真の右手、岩菅山、横手山、本白根山、四阿山


      上の写真の右手、四阿山、浅間山


      上の写真の右手、美ヶ原と八ヶ岳


      上の写真の右手、富士山と南アルプス


      上の写真の部分拡大、富士山、甲斐駒ケ岳、北岳


      上の写真の右手、中央アルプス、恵那山、手前は大滝山と蝶ケ岳

   後編:【常念岳〜蝶ケ岳〜三股駐車場】


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