気ままな男の山歩きHOME  山行記録(日付順 )  山行記録(山域別)  走れ!“忠治”
sub3-538
地蔵岳(赤城山)
 
山行日
    2010年12月27日   晴れ   1人+ワンコ

コース
    ビジターセンターP→鳥居峠→(北斜面ヤブコギ)→小地蔵岳→長七郎山→(西斜面ヤブコギ)→小沼尻→
    八丁峠→地蔵岳→(北斜面ヤブコギ)→赤城少年自然の家付近→ビジターセンターP
       (走れ!“忠治”の写真集101227と重複してます。)

 3連続の赤城山山行となってしまったが、雪遊びのチャンスとばかりワンコを連れて早朝のR353を走る。旧料金所付近で日の出、予想された風も大したことなさそうだ。箕輪を通過、車窓に見える雪を見て、ワンコが興奮して吠える。しかし、凍結した道にそれどころではない。新坂峠を通過、温度-9℃を表示していた、外気温と一致している。下って大洞バス停付近で-10℃、多分寒さは大したことないだろう。コースは藪を漕いで小地蔵岳、長七郎山、地蔵岳を回る一周とし、状況をみて短縮可能なコースとした、カイロをペタペタ貼って7:33ビジターセンターPを出発する。

 除雪した車道を歩き、直ぐに小沼方面への道を分ける、八丁峠以南は通行止めと電光表示されていた。鳥居峠でお馴染の風景を写真に撮る。覚満淵は全面凍結しているようだ、住みついていたカモは何処へ行っただろう。7:46、小沼方面の登山道に入り直ぐに左手の斜面に取り付く。ここから良さそうな所を拾いながら小地蔵岳山頂に向かう。急登であること、左寄りに歩いた方がブッシュが少ないようだ。高度の目安に、振り返り駒ケ岳の形状を眺めながら進む。駒ヶ岳の山頂部に黒檜山が現れ、山頂に着く頃には駒ケ岳が黒檜山に吸い込まれた感じとなる。笹がまだ若干見えている感じから、吹き溜まりを除き、積雪は20-30cm位だろう。まだ若干足に引っかかるが、比較的歩き易い、小地蔵岳8:38着。ワンコの歩き方がおかしいので見ると、指の間に氷ができて爪がきかなくなったようだ。なめて取り始めたが、砕いてとってやり一段落。

    鳥居峠から覚満淵、大沼、五輪尾根


   鳥居峠から駒ケ岳

  
  鳥居峠から小沼方面に抜ける登山道入口          雪を被った木段を上り、左手の斜面に取り付く

  
   高度の参考に振り向いては駒ケ岳を眺め          黒檜山の頭が出てきた


  駒ケ岳右奥に日光白根山、皇海山、袈裟丸山


   駒ケ岳が黒檜山に重なった、ほどなく勾配がゆるやかになる

  
    ゆるやかになると                     スノーシューの跡が残っていた


    山頂の北、疎林から駒ケ岳

  
   小地蔵岳山頂                          枝間に地蔵岳

 スノーシューと山靴の跡を踏んで、ゆるやかに下って鞍部へ、若干成長した雪庇を左に、リードでコントロールしながら、ワンコの後をついて長七郎山山頂着、9:09。

   鞍部から日光白根山、皇海山、袈裟丸山遠望

  
                         長七郎山北斜面の小さい雪庇

  
    長七郎山の山頂部                    長七郎山から黒檜山&駒ケ岳、背景は上越の山


   長七郎山から武尊山


  同、谷川連峰


  同、谷川岳


   荒山と雲のかかった浅間山遠望

 上越の山を遠望し、西斜面の藪を漕いで小沼へ、凍結はしているが、各所にヒビが入っていた。ちょっと人がのるには不安を感じる氷の厚さだった、沼尻着9:37。また、ワンコは足の手入れを始めた、今度はコリコリと食べている、進歩したかな。南側から黒檜山、駒ケ岳をバックに小沼を撮る、静けさが伝わってくる感じがする。藪に少々踏み込んで八丁峠着10:00。赤城温泉方向は冬季閉鎖、ここまではキレイに除雪されていた。日がすっかり上がり、気温が上昇してきたのだろう、2枚脱いで手袋を薄手に変える。ワンコはまた氷落とし、簡単に取れるようだ、取り方が進歩したのかなあ。
  
   沼尻付近から地蔵岳                      同、黒檜山


    静かな氷結の沼と黒檜山&駒ケ岳、小地蔵岳

  
   八丁峠、赤城温泉方面冬季閉鎖                小沼側は除雪されている


   八丁峠から黒檜山&駒ケ岳、真ん中は大同へ通じる道

 ここから地蔵岳に向けて、沢山の靴跡、昨日大勢さんが往復されたのだろう。木段を先に行けばワンコはゆっくりとついて来る。どうも木段に丸くなってついた雪に不安を感じるようだ。いつも先に行きたがるのだが、勝手が違うようだ。間もなく最初の階段が終わると、踏み跡のない山際をいつもの調子でニオイをとったり、遊びながらのワンコペース、人間ならルンルン気分というところだろう。今日の地蔵岳は人影がない、八丁峠には車がなかった。早いのか遅いのか、静かな雪道であった、地蔵岳山頂10:31-11:05。
  
                            ほとんど木段は雪の下

  
     小沼を見下ろす                         スノーシューの跡がいっぱい


     辿ってきた小地蔵岳、長七郎山と全面凍結に近い小沼

  
   雪の壁、落書き?                       ケルンのある山頂部東の端

  
  東の端から黒檜山&駒ケ岳                    同、アンテナ群

  
      同、小沼                       同、袈裟丸山

  
                         山頂部の霧氷の残り物


  地蔵岳山頂から黒檜山・駒ケ岳、大沼と上越の山遠望    画像クリック拡大


 同、苗場山、仙ノ倉山方面


  同、仙ノ倉山、万太郎山、谷川岳


  同、谷川岳、朝日岳


   同、上州武尊山


    黒檜山&凍結を始めた大沼


 地蔵岳山頂

 風もなく静かな山頂で30分ほどいたが、誰も上ってこなかった。ワンコは長いリードを引っ張って動き回る、絡んではヘルプ、ワン。大沼をじっと見る、水面に写る山並と氷の文様、全面凍結に向かってこんな光景もあるのだ、面白い。山頂をあとに、新坂方面の道を5分ほど下る、あっという間だ。ここから山間に入り、急斜面を一気に降下する、本コースのハイライトである。ゆるやかになると道路に出るまで難儀するが、雪がまだ少なくスムーズにいった、句碑の道11:37、赤城少年自然の家付近11:51道路に出る。またワンコペースでアチラコチラ、相変わらず踏み跡のない雪を歩きたいらしい、12:18ビジターセンターP着。
  
                             地蔵岳北面を急降下

  
                                句碑の道に出る


             句碑の道から黒檜山、今日も白いなあ


    赤城少年自然の家付近から黒檜山

 総所要時間は4時間45分、雪遊びを楽しんだ一日であった。小沼、大沼が凍結して歩けると一段と面白さを増す。ただし、小地蔵岳の北斜面はきついですよ。


  気ままな男の山歩きHOME  山行記録(日付順 )  山行記録(山域別)  走れ!“忠治”