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地蔵岳(赤城山)
  
山行日
    2010年8月13日    曇り   単独

コース
    利平茶屋森林公園→鳥居峠→長七郎山小沼分岐点→長七郎山→小沼オトギの森分岐→小沼尻→八丁峠→地蔵岳
    →地蔵岳登山口(北)→覚満淵→鳥居峠→利平茶屋森林公園

 今日は全国的に迎え盆、我が家では夕方にかけて迎えるので、赤城山のマツムシソウでも見て来るか、と利平茶屋森林公園に向かう。R122を走り相生町に入るとチョウチンを持った人たちを見かける。この地域では早朝に迎え盆をするのだろうか、チョウチンのかがり火に乗って来る、と親から教えられていたもので、???。15分ほど走りみどり市(旧大間々町)に入る、またチョウチンをさげた人たちに会い、どうも地域差だあるようだ、7:00利平茶屋森林公園駐車場着。車が10台ほど停まっていた、夏休みをキャンプ場、バンガローで過ごす人たちのようだ、7:07出発する。園内の未舗装道路をしばらく歩く、利用者は車で入って来られるようだ、バンガローでは朝食の準備中かな、目が合ってしまって「お早うございます」、7:13鳥居峠登山口から山道に入る。

 木々の生い茂る薄暗い道を歩く、道は最近刈り込んだようで、歩き易い。大きな岩の下を通り、ダイモンジソウを探す、遅いのかなあ、早いのかなあ、見当たらない。管理棟への道を分けて少し進むとキバナアキギリ、黄色いキンポゲ科の花が点々と咲く、7:46ケーブルカー跡の階段下へ。ゲンノショウコ、ヨメナの類、セリ科の植物、シモツケソウ、ノリウツギ、リョウブなどなど、花を見ながら汗拭き拭き登る、階段をもう少しで登りきる所で、3ケ花をつけたマツムシソウが目に入る。しかし、トリカブト、リンドウはなかった、8:09鳥居峠着。
  
  利平茶屋森林公園                       登山口

  
                       薄暗い広葉樹林の中を行く

  
        ケーブルカー跡の階段下               階段を上れば鳥居峠

  
   鳥居峠から東の山並                     鳥居峠から覚満淵

 どうも雲多く晴れる様子はない、小地蔵岳を北から西に巻き、小沼、長七郎山の分岐点に出る、8:14。静寂の森、と言いたいが下方を走る車の音が連続する。旧作業道を進み、8:29小地蔵岳の道を分けると間もなく東の視界が開ける。日光白根山、皇海山、袈裟丸山を遠望する。低小木の生い茂った道をしばらく進み長七郎山山頂着、8:59。
  
   小沼・長七郎山方面登山道                   木段を上ると

  
   小沼、長七郎山の分岐点                     分岐点から地蔵岳


   分岐点から大沼、後は上州武尊山

  
      小地蔵岳分岐付近から皇海山、袈裟丸山遠望     同、日光白根山、皇海山遠望

           
                           生い茂った登山道

  
    長七郎山山頂                           山頂から地蔵岳

 穂の出揃ったススキ、忙しそうに飛び交う虫達を見ると秋の気配を感じる。山頂部は花の豊富なところだが、ツリガネニンジン、オトギリソウ、ギボウシ、アザミ、イタドリ、リョウブ、ハギが見られる程度で、期待したマツムシソウはゼロ。花を探しながら南に下って
小沼とオトギの森分岐点に出る、9:29。薄暗い森の中に点々と咲くマルバダケブキ、この辺では唯一の花、9:31沼尻、アチコチから伝わってくる人声に山の賑わいを感じる、9:42八丁峠着。

    同、日光白根山、皇海山、袈裟丸山遠望


    同、黒檜山


     同、荒山、浅間山遠望

  
                    南方向に下山、オトギの森と小沼の分岐点に出る

  
   小沼尻から地蔵岳                       同、黒檜山、小地蔵岳

  
  小沼の南側を周り八丁峠へ                    木段を上って振り向けば小沼と長七郎山

  木段を上り、小沼を見下ろす。森に囲まれた静かな湖、ちょっぴり神秘的な感じがする。マツムシソウを探しつつ、ハクサンフウロ、アザミ、ギボウシ、ワレモコウ、ツリガネニンジン、トモエシオガマなどなどに逢い地蔵岳山頂10:19-10:55。白装束の神官2名、どうやら迎え盆のお祭りの様子、残念ながらちょっと遅かった、終わったところらしい。毎年恒例、13日と16日に10:00から行っているようだ。神式も仏式もキュウリの馬、ナスの牛を供えるところ、変わりはないようだ。聞くところによると、山でお迎えし、里で家々にお送りするとか、早い所では1ケ月前にこの行事を行うと言っていた。ついでにあれこれ、教えてもらった、『明治に入るまで地蔵岳、小地蔵岳、大洞にはお寺があり、地蔵岳信仰で賑わっていたそうです。明治政府により廃仏毀釈により憤った信徒等により焼き討ちされことごとく破壊されたとか。現在地蔵岳の三角点のまわりに積み上げられた石は寺の土台だったそうです』、ロープウエイの撤去前あったお地蔵様はどこへ?、『東武鉄道がロープウエイをかけた時、古そうに見せかけて設置したもので、ロープウエイを撤去する時、同時に撤去したようだ』、また『赤城山の各山頂部にある神々は赤城神社が守っている』、とか。

   地蔵岳直下から小沼と長七郎山


   地蔵岳山頂から大沼、小黒檜山、黒檜山、駒ケ岳

  
                 赤城神社による迎え盆祭り、終ったところだった

  
   早いキュウリの馬に乗って精霊を迎え、遅いナスの牛に乗って戻るとか

  
  前橋から来た参列者と記念撮影                 赤城神社を撮っているのかな

  
    山頂からの下山路                        地蔵岳北側の登山口に出る


    覚満淵


   親子のカモ、子ガモの一匹は片方の足が変形していたが無事育つだろうか


   アカトンボ、出番近し


   霞む覚満淵

  
   人&人、利平茶屋の広場                       同、森林公園の炊事場

 北側に下って道路へ11:23、覚満淵入口11:33、霧に霞む木道を歩き、鳥居峠11:50、コンクリートの階段を下り12:01、利平茶屋の広場で大勢の子供&大人を見下ろして12:22登山口着、森林公園駐車場12:28着。めずらしく、東の一部を除いて駐車場がふさがっていた。総所要時間は、5時間21分、台風一過の晴天を期待したが、太陽は出ずじまい、こんな時もあるさ。

【本日出逢った花】
  
  キバナアキギリ                             ゲンノショウコ

  
    コウガギク?                            ヨメナ?


    シモツケソウ

  
                                シモツケソウ

  
                                  マツムシソウ

  
    アレチマツヨイグサ                        ツリガネニンジン


     アザミ


    アザミ

  
                                ハナイカリ

  
  キオン                               マルバダケブキ


      マルバダケブキとキアゲハ

  
           ワレモコウ                        ギボウシ

  
      オトギリソウ                          キンレイカ

  
     ノリウツギ                              リョウブ

  
   ウツボグサ                             ツリガネニンジン

  
                                ワレモコウ


               トモエシオガマ

  
                               ハクサンフウロ

  
     キイチゴ                                コメツツジ

  
      ヤマハハコ                             ハギ


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