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山行日 2009年6月2日 晴れのち曇り 単独 コース 美濃戸→行者小屋→赤岳→横岳→硫黄岳→赤岳鉱泉→美濃戸 美濃戸〜赤岳山頂 続赤岳山頂〜横岳〜硫黄岳〜美濃戸へ 花のページはこちらです。 昨年の今頃、サクラスミレさんから八ヶ岳のホテイランを当掲示板に投稿が。ホテイランというと、本沢温泉に泊まった時、この辺にあるんだ、と小屋の主に聞かされた。しかし、この辺と言ったって? それから30年ほどになろうか 眠っていた脳を刺激した。そして、欲張ってツクモグサも見ようと、この山行になった。4:40美濃戸の駐車場を出発、山間に入りしばらく歩くと、ホテイランの保護を目的に、ロープが張られ、株ごとに赤いタケ串がさされ、小さな看板までつけられ、「写真用はここにありますよ」の表示まで付いていた。偶然性を期待したが出鼻を挫かれたよう、でも花の美しさは本物に勝るものはない。南沢の右岸左岸を行ったり来たり、雪の残った樹林帯を抜けると行者小屋だった、6:52−7:00。 美濃戸登山口にある案内板 ここから直ぐに堰堤を越え、南沢にかかる小橋を渡る 一歩踏み込むと苔むした樹林帯 右岸左岸を行ったり来たり、阿弥陀岳が顔を出す 大水の跡だろうか、流木が多い 沢から若干離れコメツガの樹林帯を急登する。 お地蔵さんがひっそり岩陰に 涸れた沢筋に出ると薄氷がはっていた こんな注意も、黄色テープが登山道だそうです。 霜もおりてました 沢、樹林帯、どちらにも踏み跡あり 登山道に残雪が 樹林帯には沢山雪が 行者小屋付近から阿弥陀岳が進行右に その東側に中岳 その東に主峰赤岳 そして主稜線伝いに横岳 小屋の裏手から一人、美濃戸口から赤岳鉱泉で風呂につかって1泊、今日は赤岳頂上小屋まで、と言っていた。余裕たっぷりな計画だ、そうだ今回は花に逢おうと1泊を予定して出てきたが、一応ホテイランは見てしまったし、ツクモグサは稜線を歩けば登山道沿いで逢えるようなのでその必要はなくなった。ここから樹林帯に入り、残雪上を歩く、適度に冷え込んだせいか歩きやすい。間もなく視界が開け、阿弥陀岳へのルートを右手に分け、勾配を増す。金網の階段を数箇所、変化する周辺の眺望に楽しみを切り替えて汗を拭う、8:03阿弥陀岳と赤岳の稜線に出る。 行者小屋から樹林帯の雪道を歩く 阿弥陀岳分岐付近から阿弥陀岳 中岳 左から大同心、小同心、横岳 左から硫黄岳、大同心、小同心 金網の階段を上る 振り向けば行者小屋を眼下に 同所から阿弥陀岳 中岳 赤岳、逆光 北アルプスが薄っすらと 硫黄岳、大同心、小同心、横岳、左後方は蓼科山 明け方の冷え込みで登山道には2,3cmの霜柱 つららも20cmほどに 一段上って、硫黄岳の左に天狗岳の頭が、大同心、小同心、横岳、と逆光の赤岳 ズッシリした阿弥陀岳、手前に中岳が重なる 赤岳頂上小屋では荷役作業が 後方に蓼科山、天狗岳、右へ硫黄岳、大同心、小同心 南の眺望が開け、残雪の山並を遠望しながら進む。予報では晴れ、となっていたが雲が多くモヤがかかっているので前回ほどの眺望は期待できないだろう。岩間から差し込む強い日差しをさけながらクサリを握り締め八ヶ岳の最高峰赤岳着8:35。 稜線間近 文三郎登山道分岐 稜線の分岐点からから阿弥陀岳、手前に中岳が重なる 南の視界が開ける、三ツ頭、権現岳、一段下がった後方編笠山、背景は南アルプス主峰 権現岳、一段下がった後方編笠山、背景は南アルプス、右から仙丈ケ岳、駒ケ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳 左から西天狗岳、東天狗岳、硫黄岳、横岳 中央アルプス遠望 北アルプス遠望 山頂部のクサリ場を上り山頂へ 赤岳山頂〜横岳〜硫黄岳〜美濃戸 前美濃戸〜赤岳山頂へ(ページTOPへ) 花のページはこちら 霞の中に秩父連峰、富士山、南アルプス、中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、北アルプス、浅間山周辺とまずまずの眺望だ。あとからやってきた若い男性が、「昨日はほとんど見えなかった、今日は最高」、と言っていた。この男性、昨日阿弥陀岳で頭部外傷の男性に会い、応急処置をして赤岳鉱泉まで送った、そうだ。聞いただけで気持悪い、ゆっくり歩こう。談義に花が咲き、あっちの山こっちの山へと、9:05山頂をあとにする。 八ヶ岳最高峰赤岳山頂2899.2m 赤岳山頂から三ツ頭、権現岳、編笠山、西岳、後方は南アルプス主峰 左から白鳳三山、白根三山、駒ケ岳、仙丈ケ岳 富士山遠望、手前左茅ケ岳 秩父連峰 阿弥陀岳の遠方に乗鞍岳 その右に北アルプス、手前が鉢伏山 阿弥陀岳 左後方から横岳(蓼科)、天狗岳(西、東)、硫黄岳、横岳、頂上小屋 蓼科山&横岳、西天狗岳&東天狗岳、硫黄岳、横岳 頂上小屋からぐっと下って展望荘へ、若干登り返して地蔵尾根の分岐点へ9:28、横岳はここから小さいピークが連続する岩尾根だ。カメラを持った男性が狙っている、もしや? やっぱり、ツクモグサを撮っていた。この岩にも数本見えたが、蕾がほとんど。小ピークを越える度に、ツクモグサを探す、また撮る。コケモモ、オヤマノエンドウ、ミヤマキンバイ、ミネズオウも点々と咲き始めていた。チョウノスケソウは葉を広げていたが花はこれから。イワゼキショウ(ハナゼキショウ)、イワヒゲもこれから。11:30、やっと横岳山頂着、地蔵尾根の分岐点から2時間、CTの2倍だった。 赤岳展望荘、横岳、硫黄岳 赤岳頂上小屋 阿弥陀岳 地蔵尾根分岐点 分岐点から赤岳 阿弥陀岳 中岳鞍部の向こうに仙丈ケ岳 横岳方向の岩尾根 横岳稜線から赤岳、中岳、阿弥陀岳 急峻な赤岳 赤岳と中岳 三又峰、杣添(ソマゾエ)尾根分岐 横岳山頂は2つめのピーク 横岳山頂から赤岳までの稜線 同、赤岳〜阿弥陀岳 全体が薄い雲に被われた感じだ、遠望する山並もイマイチ、クサリ場を下って硫黄岳に向かう。杣添尾根の北側を登山道から眺めるとその白さ、残雪の多さにびっくり。台座ノ頭の西側を巻き、緩やかに下って硫黄岳山荘へ、11:55−12:10。お花畑を一回りした、これも珍しいウルップソウ、数本花芽をつけていたが開花には至ってない、これから。 横岳山頂を北側から 同所から硫黄岳、後方に蓼科山 硫黄岳、後方に蓼科山、手前のピークは西側を巻く 杣添(ソマゾエ)尾根 クサリ場を下って 横岳山頂を振り返る 硫黄岳 巻き道から、左から横岳山頂、小同心、大同心、後方阿弥陀岳 横岳山頂、中岳、阿弥陀岳 硫黄岳山頂直下の登山道 山荘から軽く登り返して硫黄岳山頂へ12:30、下ってオーレン小屋分岐12:44、ここから樹林帯に入り、一部残る雪を踏んで赤岳鉱泉へ13:35着。赤岳山頂で会った男性と二言三言、北沢に沿った道を緩やかに下る。沢で見かけたデッカイ日本カモシカを撮って、小橋を渡り林道へ14:21着。 硫黄岳山頂 火口壁 山頂から蓼科山、天狗岳 下山道入口 同所から横岳、赤岳阿弥陀岳 赤岳鉱泉方向の下山道 オーレン小屋方面の分岐点 同所から横岳、赤岳 同所から硫黄岳を振り返る 樹林帯をジグザグ下る、樹間から赤岳、中岳、阿弥陀岳 ジョウゴ沢を渡る 橋付近から大同心、小同心 赤岳鉱泉 沢筋を緩やかに下る 草を食するBIGな日本カモシカ発見 気になるのかなあ アップで、草をくわえたままジロッと でかいなあ、子牛ほどありそう この面、可愛くないねえ カモシカの冬毛がひっかかっていた 小さな橋を渡って林道を歩き美濃戸へ 辛抱の新緑の林道歩き、目立つ花々も少なく、タチツボスミレ、テンナンショウ、ミヤマカタバミ、シロバナヘビイチゴの花を撮って美濃戸の駐車場へ15:02、総所要時間10時間22分の一周を終えた。ホテイランとツクモグサ、腐れかけたメモリーにしっかり焼き付けて家路に着く。 美濃戸〜赤岳山頂へ(ページTOPへ) 花のページはこちらです。 |
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