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十勝岳
  
山行日
    2010年9月18日   小雨     単独

コース
    望岳台→十勝岳→望岳台

 昨日、美瑛の丘で日没を見て、今日はほどほどの天気だろう、と十勝岳を目指し望岳台へ。山頂部は厚い雲に覆われていたが、まさか雨が降るとは思わなかった、5:51望岳台出発。5分も歩かないうちザーと雨、雨具をつけると弱雨に変わった。雲は垂れ込めているようだ。火山岩の道をほぼ直線的に進み、標高1260m付近で美瑛岳への道を分ける、6:35。ここから標高差100mほどで避難小屋に出る、6:45。涸れた沢状の地形を横切ると道標あり、十勝岳2.7km、望岳台2.5km、標高1380m、6:52。
  
 望岳台、十勝岳登山口、標高940m                   礫の道を緩やかに上る、間もなく雨具着用

  
   上部はガスって見えず                      下部は望岳台&白金温泉付近は見通せた

  
  霧の中、30mほど前を行く登山者                  美瑛岳方面分岐、標高1260m

  
    登山道、溶岩流の跡か                    オオイタドリの紅葉が目立つ


       比較的平坦な岩陰にシラタマノキが群生


   白い実も熟れて

  
         避難小屋を通過して枯れた沢を渡ると十勝岳2.7km、望岳台2.5km

 ここからしばらくジグザグしながら急登する、前を行くチンチロリン、聞こえても姿はなかなか見えず。相変わらず小雨、視界30m以下、岩の間に生える植物もほとんど姿を消した。急に勾配が緩やかになり、ケルンに立つ道標に出る。十勝岳1.6km、望岳台3.6km、標高1720mとある。標高では800m弱上がり、距離的にも2/3の位置だ。視界がないだけに道標の数値が気になる。ここからしばらく緩やかに砂礫の道を進む、濃霧時のためか登山道の表示が一段と数を増す。霧間に荒々しい斜面を見る、山頂部に近づいたのだろう。7:51、ヤセた砂地の道をちょこっと渡り、岩場を急登する、目印に沿って蛇行しながら岩間を登ると間もなく十勝岳山頂に出る、8:17-8:32。
  
    しばらく急登すると道標あり、十勝岳1.6km、望岳台3.6km、標高1720m         

  
 濃い霧に中、平坦な砂礫の道を進むと左右荒々しい斜面となる       ヤセた砂地の道をちょこっと渡る

  
   ここからあと一息、最後の急登となる             十勝岳山頂2077m

 先客1名あり、美瑛岳を回って下山するようだ。「道は?」、「バカッ広いところがあるから・・・・・」、景色も見えないし、足元に花があるわけでもない、ただ荒涼とした道を不安をかかえて歩くだけでは意義がない。山頂の道標はしっかりしているから、多分歩きやすくなっていると思うが、「大丈夫ですよ」、とは言えない。上ホロカメットク山、トムラウシ山、懐かしい山名だ、十勝連峰-大雪山系を縦走した時を思い出す。富良野岳、三峰山は台風で大荒れだった、上ホロから晴れ上がり十勝、美瑛、オプタテシケ、トムラウシ山までは上々だった。トムラウシを下ると天気が一変、化雲、忠別、白雲と層雲峡へゴールするまでカッパがとれなかった。小休止もほどほどに山頂を後にする。
  
主稜線を進むと美瑛岳、トムラウシ山方面、左が上ホロカメットク山   霧で見えないが遙か彼方にトムラウシ山

 急斜面を下りだすと、上りで会った人達が次々と、「山頂は?」、「う〜ん、・・・」、1720m付近9:03、1380m付近9:31、この辺から雨も止み視界が良くなってきた。避難小屋9:39、美瑛岳分岐点9:53、登山口10:25着。総所要時間は、4時間34分、昨日に続き期待はずれの山行となった。
  
   岩場を急降下                       霧の中に山頂へ向かう人

  
         緩やかな砂礫の道を下る                正面道標から左に下る

  
   右手、スリバチ火口の縁か                   左手、グラウンド火口か

  
 この辺から視界が回復する、枯れた沢状の斜面を横切る、オオイタドリの紅葉が美しい

  
      下方、避難小屋                     沢状の地形を横断する登山者


    避難小屋付近から下方を一望する     画像クリック拡大


     上方、イタドリとシラタマノキが目立つ


   下方、イタドリと点々とハイマツ

  
                        赤い石発見、大きさ1mほど


       結晶しているようだ


     低木2種、シラタマノキとエゾイソツツジ


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