★気ままな男の山歩きHOME 山行記録(日付順 ) 山行記録(山域別) 走れ!“忠治”★ sub3-435 社山 |
山行日 2009年3月12日 曇りのち晴れ 単独 コース 歌ケ浜(立木観音)駐車場→狸窪→阿世潟→阿世潟峠→社山→阿世潟峠→阿世潟→狸窪→歌ケ浜駐車場 毎年のように訪れているこの時期の社山は、残雪を思い切り楽しめる近場の山である。奥日光の山並みと中禅寺湖、皇海山、袈裟丸山等眺望は抜群、低木と変化に富んだ稜線はビューポイントが連続する。11日深夜、出かけようと奥日光三本松茶屋のHPで気象データを確認、低温と最高風速に中止、本日の決行となった。歌ケ浜の駐車場で仮眠、2:30寒さで目覚めエンジン始動、時々強風が車を揺らす、窓ガラスは凍結していた、月も星も見えず。また寝込み、4:30起床、粉雪が舞っていた。いっぱい着込んで、白々してきた歌ケ浜を出発する、5:25。新雪は1cmほど、路面は凍結状態、バリバリと音を立てながら風とともに舞う雪を気にしつつ、湖畔の道を進む、男体山、社山は雲の中。狸窪に近づくと天気が回復するのか薄っすらと山並みが見え隠れしてきた。 狸窪付近から薄っすら見えた男体山 同、社山 除雪された道はここまで、シャダンキの脇を通り、所々で前日のトレースの残る道を歩く。積雪は30cm前後と思う、ほぼしまっていて歩きやすい。刻々と明るさを増してくる、でも時々雪がちらつく。阿世潟に近づくと社山が時々雲間から顔を出す、6:44阿世潟着。 狸窪のシャダンキ 道に残る前日のトレース 八丁出島付け根付近 八丁出島 阿世潟付近から社山、時々見えるが雪がチラホラ 風倒木が道をふさぐ、それを鹿が食したのか? 上野島が社山から伸びる尾根の先に 阿世潟、湖畔周遊道と分かれて林中へ 右手の沢に沿って緩やかに進む ここから湖畔周遊道と分かれて林中へ入る、風でだろうか、トレースはほとんどないが目印のテープや柵が点在するので安心。間もなく沢筋に沿って高度を上げ、小尾根を左に巻き、阿世潟峠へ急登する。峠付近にかかると、男体山が薄っすら姿を現す、阿世潟峠着7:15。 低い所が阿世潟峠付近 左に道が反れ小橋を渡り、枝尾根を巻く、帰路は稜線からこの小尾根を降下予定 阿世潟峠付近から男体山、晴れてきたようだ 峠に出るや風が強まる、飛び散る雪が煙のようだ、稜線も一時的に見えなくなる。向かう社山方向に、甲高い鹿の鳴き声が響く、小ピークを巻き、雨量観測所のあるピークに立つ7:45、風強し平均で10m/secあるだろう。背に受け、正面から受け、シャッターを切る、社山、男体山の最初のビューポイントだ。寒い、着込んできたが、本年度体感No.1である。ここからヤセオネがしばらく続く、じっと見入る、北側に巻けると思っていたが無理だ、ほとんど稜線に沿って進むしかない。こうして立っていると強風に時々持っていかれる、瞬間風速は超20m/secだろう。最悪覚悟してきたのでここで引き返すも良いのだが、天気は完全に回復の兆しあり、ゆっくり一歩ずつ慎重に進めば大丈夫だろう。 阿世潟峠 半月峠方向 社山方向 太陽が顔を出す、風に雪が舞い散る 峠から小ピーク南を巻く、社山、右が雨量観測所のあるピーク 巻いて鞍部から男体山と半月山 雨量観測所のあるピーク東斜面から男体山と中禅寺湖 同ピークを南から西側にまく、西側より社山 雨量観測所のあるピークから社山 雨量観測所のあるピーク男体山と社山西から上野島方向に伸びた尾根 雨量観測所のあるピーク男体山、ほぼ晴れ上がったようだ 向かう社山 鞍部を通過P1567に立つ、あちこちで巻き上がる雪、横殴りで襲いかかる。一瞬前方の視界が遮られる、ピッケルを両手で握り締め身をすくめて弱まるのを待つ、これを繰り返しながら前進、高度を上げていく。強風を受けても雪が15cmほど沈むので安心感がある、凪いでいる時を見計らって絶景にシャッターを切る。時間とともに男体山がくっきりし、日光白根山がかかっていた怪しげな雲の間から徐々に姿を現してくる。真っ白な山頂直下の雪、昨年歩いた時より深いが、50、60cmの積雪だろう、山頂直下に辿りつく頃には風は静かになった、社山山頂着9:08。 P1567と(左)社山 雨量観測所のあるピークと後ろは半月山 P1567付近から男体山、太郎山、山王帽子山、於呂倶羅山 P1567付近から男体山、太郎山、山王帽子山 目指す山頂へ、強風が一瞬凪いで 振り向いて半月山 吹き荒れる尾根筋から男体山 飛び散る雪に逆らって前進 凪いだ瞬間をとらえて、男体山、太郎山、山王帽子山、於呂倶羅山 日光白根山、山頂部も間もなく見えるか トレースを辿って 男体山、太郎山、山王帽子山、於呂倶羅山 右側が茶ノ木平と半月山 男体山、太郎山、山王帽子山、於呂倶羅山と左奥に温泉ケ岳、根名草山方面 漂う怪しげな雲間から日光白根山が顔を出す 、山頂直下、風が大分弱まった 振り向いて中禅寺湖と八丁出島 男体山、太郎山、山王帽子山、於呂倶羅山、と右に茶ノ木平 社山直下の岩石の露出した尾根 全容を見せた日光白根山 男体山、太郎山、山王帽子山、急斜面の雪尾根を上りつめて 辿ってきた尾根 山頂部の南西のシラビソには雪が残っていた、ここだけ何故か、風が当たらないのかな。木々の間を抜け少々西に進む、足尾の山塊、日光白根山の展望が美しいポイントだ。黒檜岳方面のルートを覗いて見る、トレースはないが明白だ。風の影響がないならば、少し進んで主稜線から右、上野島方向に派生する尾根を下りたかったが、今日は取りやめ、楽しみを先に延ばそう。山頂に戻り休憩、シラビソに囲まれているせいか静かだ。吹き抜ける風の音も消えた、時々聞こえる鹿の鳴き声だけだ。9:35、山頂をあとにして往路を下る。 【社山山頂部の展望】 社山山頂 山頂、男体山をバックに 同、三角点 足尾町を眼下に 同、山頂から皇海山、鋸山、取り巻く山並みの雪も北側を見ているので多い感じ 皇海山、鋸山 皇海山、鋸山、袈裟丸山 袈裟丸山 日光白根山、錫ケ岳 錫ケ岳アップ 大平山、黒檜岳 皇海山、鋸山、袈裟丸山 袈裟丸山と足尾の山塊 大平山、黒檜岳、錫ケ岳、日光白根山 風が弱まり、一応山頂も踏めたせいか気分的に楽だ、つい力んで暑さを感じる、雪は貼り付かないが気温も上っているのだろう。雪上に腰を下ろし小休止、10:08雨量観測所通過。 【往路で再び】 山頂東側から男体山 同、往路のトレース 中禅寺湖に向かって伸びるような雪尾根 半月山 日光白根山 中禅寺湖、戦場ヶ原、太郎山、山王帽子山、於呂倶羅山と左奥に温泉ケ岳、根名草山方面展望 男体山と半月山展望 男体山、太郎山、山王帽子山 半月山 振り向いて社山 往路吹かれたヤセオネと日光白根山 日光白根山の雲はすっかりとれて 雨量観測所のピークを下った鞍部から沢に沿って伸びる小尾根を下って阿世潟峠をショートカットする。急斜面なので上りには不向き、積雪期の下りはサイコー、あっという間に登山道へでる、緩やかな樹林帯を真っ直ぐ阿世潟へ、10:31着。 【阿世潟峠をショートカット小尾根を下る】 男体山を樹間に 沢に沿った小尾根を一直線に下る 一見平坦なようですが、・・・・・ 登山道に出る 青空の下、湖畔を巡る遊歩道を歩き、往路とは全く違う中禅寺湖と奥日光の山並みを見ながら、11:06狸窪、強い陽光を浴び道の雪もシャーペット状に11:50歌ケ浜着。 【山と湖、阿世潟〜歌ケ浜遊歩道からの展望】 阿世潟付近から男体山 阿世潟付近から社山 さざなみ立つ湖面と男体山 狸窪付近?から男体山 狸窪付近から男体山 同、日光白根山、手前は八丁出島 同、日光白根山、手前は八丁出島 同、社山、手前は八丁出島 砥沢付近?から男体山 砥沢付近?から社山 歌ケ浜付近から男体山 歌ケ浜付近から社山 歌ケ浜付近から日光白根山 本日の社山山行を終えた、総所要時間は6時間25分、強風に心配もしたが、絶景を見ながらの往復、満足である。誰にも会わず、貸切状態の山道であった。それにしても山の天気、一歩判断を誤ると危険がいっぱい、ヤバかったら引き返す、鉄則を守ることだろう。 |
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