★気ままな男の山歩きHOME 山行記録(日付順 ) 山行記録(山域別) 走れ!“忠治”★ sub3-458 日光白根山 |
山行日 2009年7月14日 曇りのち薄日 単独 コース 菅沼登山口→弥陀ケ池→日光白根山→避難小屋→前白根山→五色山→弥陀ケ池→菅沼登山口 日光白根山で逢った花(クリックして下さい) 予報を気にして、雨の大丈夫そうな日光白根山へハクサンシャクナゲを見にでかけた。ちょっと早く着き過ぎたので1時間ほど仮眠、4:00菅沼駐車場を出発する。曇り空、夏至から3週間、夜明けも大分遅くなった。山間のこと、ヘッドランプを頼りに小石の道を進み、ほどなく山間に入る。急坂のコーナーをまわる度に明るくなってくるのを感じる、20分ほどでヘッドランプを外す。樹間に山並も見えてきた、赤く染まる気配がない、早くもハクサンシャクナゲが目に止まる、ということは山頂はまだ早いかな。30、40分歩いたところで北方向の開けた岩場に出る。ここで朝食をとる、夕べ雨が降ったのだろうか、岩が濡れていて立ち食いだ。 菅沼駐車場の奥にある道標と案内板 左奥が温泉ケ岳、手前ピークが金精山 金精峠付近の稜線 ハクサンシャクナゲ ゴゼンタチバナ 温泉ケ岳 金精山 根名草山〜念仏平〜金精山の尾根筋 駐車場で2台準備していたが、後ろから来る気配はない。視界の利かない樹林帯、ひたすら高度を上げるのみ。弥陀ケ池まで残り900mの道標を過ぎ、勾配が若干緩やかになる。座禅山の東側に回り込んで、立ち枯れたシラビソの樹林帯に出ると、そこだけ明るくなる、ここを通るたびに蘇りつつある森の姿を覗く、勢いがあり良いもんだ。ここから少し進むと弥陀ケ池に出る、5:22着。 蘇るシラビソの森 座禅山の東側を巻く道 小粒のニリンソウ、7,8mm 弥陀ケ池 弥陀ケ池 さざなみの立つ弥陀ケ池と日光白根山 日光白根山の山頂部に、一部、雲がかかっている。雲の流れが早い、風が強そうだ。弥陀ケ池の木道を歩いて、西側へ。柵の間を抜け日光白根山と座禅山のコルへ。ロープウエイ山頂駅から日光白根山へのメインルート、座禅山からクッキリ踏み跡がついている。ここから日光白根山への上りにかかる。左下の弥陀ケ池、座禅山の向こうに見える燧ケ岳、道脇の花を見ながら急登するところであるが、本日は弥陀ケ池だけだ。ダケカンバの樹林帯を抜けると、潅木帯となる。カニコウモリとハクサンシャクナゲの沢山自生する所である。カニコウモリはまだであるが、ハクサンシャクナゲは見頃のようだ、良かった。岩場ではコイワカガミ、ツガザクラに変わり、コケモモが満開だ。ハクサンシャクナゲはアズマシャクナゲのように華やかさはないが、透き通ったような花びらは、キバナシャクナゲにも似てる。新芽の間に咲くのもこの種の特徴だ。 柵に沿って日光白根山と座禅山のコルへ チングルマにあらず、シロバナヘビイチゴ 北側斜面から座禅山&弥陀ケ池 北側斜面を急登 ハクサンシャクナゲ、弥陀ケ池を望む斜面で 眼下に弥陀ケ池を望む 五色沼を望む、背景は五色山 山頂部はガスっている 時々青空が現われる、中央上に月 ハクサンシャクナゲの自生地を過ぎ、岩場にさしかかる。ツガザクラ、イワヒゲ、コイワカガミが終わり、コケモモが見頃だ。岩場の空間を埋め尽くすようににぎやかだ。ついに山頂部に近づき、ガスってきた。下の眺望も、徐々に霞んでいく。岩場を吹き抜ける風が冷たい、ステテコ脱いで、薄い夏用ズボン1枚、白根の風が抜けていく。北側のピークから山頂の岩場を見るのがやっと、視界も悪い、日光白根山山頂着、6:38。 眼下に弥陀ケ池&菅沼 左側から進む 四郎山&燕巣山 五色沼に日がさす 山頂部の岩場 山頂部の岩場と月、雲一つないように見えるが・・・・ 山頂部岩場取っ付きから眼下を、弥陀ケ池、菅沼 山頂部に近づくと徐々に雲に覆われる 全体に霧がかかってくる 山頂付近は霧の中、手前の岩上から 山頂付近を雲が巻いているのだろうか、時々、雲間から山並がチラッと見える。待てば、いくらか視界が良くなるだろうが、下りながら楽しもう。山頂に5分居ただろうか、奥白根神社へ移動、こちらからも同じように霧の中。火口原へ向かおうとしたその時、パッと雲が払われ赤城、袈裟丸、皇海が一瞬見えた。それを繰り返す、山頂は、まだ雲に覆われている。流れる雲を見つめ、雲間から山並を撮る、ゆっくり、火口原の北側を進む。東の端に着く頃には、曇り空ながらまあまあの眺望が得られた。砂礫(踏み跡らしき)を踏んで、岩場を覗きながら樹林帯へ、抜けて避難小屋への道標で左折する。間もなく避難小屋、脇から登り返して白錫尾根に出る。 日光白根山山頂 山頂から東南の岩場 同、奥白根神社 奥白根神社 奥白根神社から山頂を見る 山頂直下南東へ移動 火口原が見えてきた、下山時の道標 山頂部も顔を出す 足尾の山々 袈裟丸山、皇海山遠望 太郎山、女峰山、大真名子山 男体山&中禅寺湖 岩場の隅々まで現われる山頂 山頂部と南東側のガレ場 火口原を進み山頂部を 五色沼を丸ごと眼下に 五色沼と前白根山 四郎岳付近から白桧岳付近まで遠望 火口原の南東突端から日光白根山の山頂部 砂礫の道を下り樹林帯に入る 平坦になると左下に避難小屋 この尾根もお花畑となる所であるが、終わりかけたハクサンチドリがちらほら見えただけ、鞍部で五色沼への道を分け、砂礫の斜面を眺望を楽しみながら登り返す、9:03前白根山山頂着。間もなく後続の男性着、本日はじめて会う、この方立ち止まることなく去って行った。山頂から北方向に五色沼に平行して日光白根山を見ながら進む感じ、右手には山王帽子山、太郎山、女峰山、大真名子山、男体山、戦場ヶ原と中禅寺湖を眺められる。ここからは花を見ながら、眺望を楽しみながらゆったり歩けるコースである。時間に余裕のある方は五色山の山頂付近の木陰で昼寝などオススメです、9:30五色山着。 避難小屋の脇を登って白錫尾根へ 錫ケ岳方面はふさがれていた 同所から樹間から日光白根山 同所から中禅寺湖 尾根筋から前白根山 同、男体山と中禅寺湖 同、日光白根山 鞍部から前白根山 鞍部の五色沼分岐点 前白根西斜面から日光白根山 前白根直下から前白根山山頂部 前白根山山頂、奥が日光白根山 山頂から白錫尾根と日光白根山 強風の方向に枯死した木が点々と、背景は太郎山、女峰山、大真名子山 鞍部付近から、ハクサンシャクナゲ、背景は五色山 同、五色沼 五色山付近から太郎山、女峰山、大真名子山 五色山山頂部と奥に前白根山 湯元、金精峠方面分岐 古い国境、北側が上野国、南側が下野国 この山頂を出ると北側に回り込み弥陀ケ池へと進む。まず、尾瀬の山々が一望できる、至仏山、平ケ岳、燧ケ岳、そして上州武尊山が。続いて五色沼と白錫尾根が一望できる、沼から辿っていくと避難小屋もはっきり見える。南西方向に見える日光白根山の歩数とともに変化する様子は、素晴らしい限り。風に乗って子供の声が聞こえてくる、見ると50、60人はいそうだ、団体のようだ。数珠繋ぎか、ダンゴか、最後の岩場は大変だろうな。見渡すと、アチラコチラに人影が、昼時を目指して歩いているのかな、10:15弥陀ケ池着。。 五色山から北に回り込んで至仏山、平ケ岳、燧ケ岳遠望 至仏山遠望 燧ケ岳遠望 同、白錫尾根と五色沼を 同、五色山 同、前白根山 同、日光白根山 同、上州武尊山 更に進んで日光白根山 更に進んで日光白根山 日光白根山の山頂目指す団体 弥陀ケ池から日光白根山 苔むした岩 苔むした岩 ここを出ると山頂へ向かう人たちと行き交う。また大勢の子供達の声、避けて待とうとしたが引率の方が「80人ですから避けさせます」と言ってくれた。お互い止まることなく道を譲り合ってすれ違ったようだ。そして次は53名、また同じように。間にポツンポツンと一般登山者、どうも登山道が広くなったような気がしたが、交通量が多いってことだ。 木の根と倒木の間を下り ゴロゴロした岩の間を下り 根っこを回って下る 小さな実をつけたマタタビ 泥濘を避けて 大きくいぐられた道を下れば 間もなく菅沼駐車場着 彼らを歓迎してか、日ざしが戻ってきたようだ。趣味の多様化、少子化などなど、各地の山でおきている先人が切り開いた登山道が消えていく時代、山好き人間が増えることを願いつつ、11:20菅沼登山口着。総所要時間は、7時間20分、この中には特定しませんでしたが、K氏情報「コマクサの花を見た」を確かめるため迂回した時間、1時間ほどを含みます。本日は、予定外の山行であったが、素晴らしい一日だった。 日光白根山で逢った花(クリックして下さい) |
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