気ままな男の山歩きHOME  山行記録(日付順 )  山行記録(山域別)  走れ!“忠治”
sub3-482
不動大滝・長七郎山(赤城山)
  
山行日
    2010年1月24日   晴れ   単独

コース  概略図はこちら
    忠治温泉P→不動大滝→A点までヤブコキ→(つつじケ峰)→銚子伽藍分岐→(横引尾根)→茶ノ木畑峠→
    オトギの森分岐→(長七郎東斜面)→長七郎山→(長七郎東斜面)→茶ノ木畑峠→銚子伽藍分岐
    →(つつじケ峰)→不動大滝分岐→林道工事場分岐→前不動駐車場→(ヤブコキ)→滝沢温泉

 当掲示板の1/18書込み情報を見て1週経過、寒暖を繰り返したようだが多分見頃だろう、不動大滝経由で長七郎山を目指した、雪の散らつく忠治温泉の駐車場を7:15出発。うっすら白くなった登山道をしばらく歩くと、濡れた岩場に大きなつららが下がっていた、これはいけるかな、斜面に日が差し、降雪も輝く道すがら、気持が逸る。






 大通龍神社を過ぎ足場板で粕川を渡り左岸へ、雪はほとんど止んでいた。いやぁ、ダメか、歩道に雪もなければ、流れに小さなつららがある程度。遊歩道は大きな岩を避け右岸へ、直ぐに左岸へ戻ると不動大滝が正面に現われる。水量が少ない、滝壺が見えている、8:15着。
  
                 歩道に雪もなければ、流れに小さなつららがある程度

【不動大滝】


        





          

        

 犬を連れた親子がやってきたが、光景にあきらめたのか、短時間で引上げてしまった。斜面のつららもイマイチ、残骸にタメイキ、下って小尾根に取り付くが、少し登ると林道工事現場へ出る。周辺の木が伐採され、盛土が出来ていた。横切って小雪をかぶった笹を漕ぎ、薄い踏み跡を残す登山道(獣道かも?)に出る、尾根と接近した所で、そのまま上がれば登山道、滝沢不動分岐点にでるが、そのまま獣道を辿る。小さい尾根を2つ周り、大滝の上方、概略図のA点で登山道に出る、9:22。
  
                            林道工事現場

  
   薄い登山道(獣道?)を辿るって              大滝上方で登山道に出る

 小ピークを越えると粕川の右岸に出来た大きなつららに気づく、行って見たい気もするが、ヤセオネを越え長七郎山へ向かう。しばらく緩やかな上りが続き、急坂に入ると間もなく大きなブナが現われる。ここを通ると毎度撮ってしまう、赤城にあっては貴重な自然木である。

                           粕川右岸に出来た大きなつらら

  
     両面崩壊の進む登山道の一部               銚子伽藍付近を眺める


      ブナの大木 クリック拡大(プラウザでお戻り下さい)

 笹の急斜面を抜けると断続ながら積雪が徐々に増す、西の尾根も大分接近し牛石山、銚子の伽藍が手に取るようだ。ヤセオネに出て、視界が大きく開ける。南に南アルプス、八ヶ岳、東に筑波山を遠望する、さねすり岩10:34。東側に巻きぎみに進むと間もなくつつじケ峰と横引尾根のジャンクション、銚子伽藍分岐点に出る、10:43。
  
                           尾根筋の積雪が徐々に増す

  
     銚子伽藍に大分近づいた                 牛石山の山頂部


     牛石山と伽藍の上に前浅間山


      八ヶ岳遠望


    南アルプス遠望、左下に県庁


      筑波山遠望


    横引尾根に接近

  
    ヤセオネ                             さねすり岩

  
   つつじケ峰と横引尾根のジャンクション           銚子伽藍分岐点、後ろが長七郎山

 ここから横引尾根に入るが、例年大きな雪庇のできる場所で深い所で20cmほど、10:50茶ノ木畑峠着。ここからP1466の西側をトラバースし、オトギの分岐点に出る、11:00-11:10。

    分岐点から荒山(左)〜前浅間山(右)

  
    横引尾根の残雪、東側に大きな雪庇の出来る所だが今年はまだない

  
                     樹間から地蔵岳、山頂部がちょっと白いが朝方降った雪

  
    茶ノ木畑峠                         右大猿、梨木方面、左小沼オトギの森方面

  
    オトギの森方面分岐点                 右オトギの森、右上斜面が茶ノ木畑峠

  
                          長七郎山東斜面の雪

 例年、大きな吹き溜まりのできる場所であるがまだ50cm程度で簡単に抜けられた。長七郎山の東斜面に取り付いて樹林帯の中を漕いで行く、地表が凍っているせいか、時々スリップダウンする。適当にジグザグしながら進み、最後はコメツツジを漕いで山頂に飛び出す、11:33-11:50。谷川、日光方面の山並には黒い雪雲がかかる。黒檜山も山頂部にまだ残っている。南から西方向は眺望良く、富士山、南アルプス、八ヶ岳、浅間山、四阿山、本白根山、東側の袈裟丸山もほぼ見えていた。眼下の大沼ではワカサギ釣りをしているようだ、黒ゴマをふったように湖面に見える。
  
    長七郎山山頂、後ろは黒檜山&駒ケ岳          山頂に居合わせた夫婦、背景は荒山

  
  山頂から地蔵岳                          同、荒山&前浅間山


    富士山遠望


    浅間山遠望、荒山&前浅間山


    四阿山遠望


     本白根方面を遠望する


     大沼を眼下に、黒い点はワカサギ釣り


     雪雲の取れない黒檜山、手前は駒ヶ岳


     袈裟丸山方面


     辿ってきた尾根を眼下に眺める

  辿ってきた尾根筋を眺め、帰路に着く。オトギの森分岐12:05、茶ノ木畑峠12:12、銚子伽藍分岐12:19、つつじケ峰コースに入ると間もなく、ニホンカモシカに出逢う、ラッキー。ヤブの中なので写真には好条件でない、距離的には4m位まで近づけたが小枝に邪魔された。道なりに下り概略図A点13:10、滝沢不動分岐点13:16、そのまま尾根筋を南下し林道へ出る。ここが大滝方面の工事の起点のようだ。舗装された林道を歩き、前不動駐車場に13:33着。
  
                登山道の雪も解け始めた、牛石山、荒山を時々振り返りながら急坂を下る

【ニホンカモシカにバッタリ】







  
               下りはラクチン、あっと言う間につつじケ峰の急坂を下り

  
    P1004の南で滝沢不動尊の道を分ける      そのまま下って林道へ、右手奥が大滝方面の工事現場

  
    林道から P1004を眺める                 前不動駐車場

  
     前不動駐車場から右手にヤブを漕ぐ小尾根を進み左に下降、シノダケの密生を分け沢に出る  

 ここから林道を下れば良いのだが、右手のヤブを漕いで南に進んだ方が近い。尾根筋に出て見通すと西側に伸びる小尾根が目に入った、そこを下ると岩場に出てしまい、左にシノダケを漕いで下り小さい沢から林道に出た。滝沢温泉の100mほど手前で運良く予想通り、沢を外すと高いコンクリートの壁だった、12:55忠治温泉P着。総所要時間は、6時間40分、予定通り歩いたが、ちょっぴり物足りない山行だった。




    気ままな男の山歩きHOME  山行記録(日付順 )  山行記録(山域別)  走れ!“忠治”