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女峰山
  
山行日
    2009年8月12日   晴れ時々曇り   単独

コース
    志津林道(シャダンキ)→馬立→富士見峠→帝釈山→女峰山→唐沢避難小屋→馬立→志津林道(シャダンキ)

 台風が一過の青空を期待したが、降らなければ上々の予報となってしまった。山行の間隔が延びると体力維持が難しくなるので身近で好みの山、女峰山へ出かける。早朝の志津林道を走って志津峠へ、7時前であるが車が数台、男体山かなそれとも大真名子山経由で女峰山かな、ガタガタ道を更に進んでシャダンキ脇へ駐車、6:48出発する。ここの標高は1727m、後続の若い男性2名と一緒になり林道を歩く、上空は青空、筑波山も雲間に浮かんでいた。林道は若干下って1683mで野州原林道を右手に分ける。このポイントには左右道標あり、樹間に大真名子山、女峰山を見ながら凸凹した道を上って行く。右回りか、左回りか問うと「左」と言う、私も左回りと思っていたが笹の状況から右回りに変更する。7:22、馬立で「ではまた、どこかで」、と分かれたが近くに声がするので振り向くと後ろを歩いているようだった。しかし、8:15、富士見峠で小休止するも来る気配はなかった。

林道歩き:志津林道(シャダンキ)→馬立→富士見峠】 
                        【富士見峠〜帝釈山〜女峰山】 【女峰山〜馬立〜志津林道(シャダンキ)
  
   林道から大真名子山                    同、筑波山遠望

  
   同、女峰山を正面に                    同、小真名子山

  
                         早くも雲が女峰山へ

  
    馬立の分岐、唐沢避難小屋経由は右手へ       雲は時々日ざしを遮る

  
  大真名子山東面の沢を渡る                 小真名子山を正面に

  
   道沿いは針葉樹から広葉樹へ変わる            帝釈山上空にも雲が


   帝釈山上空のうろこ雲

  
         道幅が狭くなって                   ほどなく富士見峠着

 道がいぐられたのだろうか、沢状になり木の根が露出、歩きにくい登山道だ。おまけにシラビソとコメツガの樹林帯で視界がない。高度を稼ぎ、登山道が明るくなると西の眺望が開ける。日光白根山と戦場ヶ原、大真名子山、小真名子山、太郎山が一望できる。しかし、今日は怪しい雲がもくもく上昇している、どの辺までもつだろうか。振り向きながら足早に進む、9:10帝釈山着。

富士見峠〜帝釈山〜女峰山    ページTOPへ
  
   富士見峠の道標                       登山道、帝釈山へ

  
  沢状の道                            樹間に太郎山

  
                          登山道が明るくなると西の眺望が開ける

  
          日光白根山が顔を出す、しかし間もなく雲に覆われる

  
                     太郎山


    登山道から日光白根山、間もなく雲に覆われる

  
                      小真名子山と太郎山の間に日光白根山

  
                          女峰山が頭を出す、雲が南から迫っている

 360度の絶景は湧き上がる雲に次回のお楽しみ。これから進む女峰山と唯一燧ケ岳の眺望に救われた。女峰山が見えるうちに先へ進もう、9:20帝釈山山頂を後にする。
  
                              帝釈山山頂

  
                         帝釈山山頂から燧ケ岳、唯一見えた遠方の山


           帝釈山山頂から女峰山

  
                            帝釈山山頂から女峰山

  
   大真名子山はすでに雲の中                   色づいたコケモモの実

 本コースで一番楽しめるのは、帝釈山と女峰山の間だ。岩場の小ピークを渡りながら、急峻な女峰山の山頂部を眺めながら歩けるからだ。岩場と針葉樹が相俟ってつくり出す光景は汗して登った者に与えられる特権だ、やみつきになる道だ。春には、岩場にはコイワカガミ、イワヒゲ、ツガザクラ、コケモモが咲く、秋には針葉樹の緑のキャンバスに広葉樹の赤&黄が見事に映える、青空の下なら最高だ。そして霧氷の季節も好きだ。
  
                         振り向けば帝釈山は青空の下に

  
                        岩場の花もチョッピリ秋の気配

帝釈山専女山から女峰山
















 ほぼ中間に専女山という道標が立っている、越えると短いクサリ場、どちらを向いても絶景、しかし今日は遠望が利かない、残念。足元のトウヤクリンドウが微笑んでくれた、9:57女峰山山頂着。
  
   専女山付近から帝釈山                  同、燧ケ岳

  
   同、クサリ場                           ミヤマコゴメグサ


   ミヤマアキノキリンソウ


    トウヤクリンドウ


         トウヤクリンドウ


            トウヤクリンドウ


    ミヤマニガナ、花と虫と実


     いっぱいつけたオオシラビソの実(秋に熟す)

  
                          帝釈山を振り向く、もう少しで雲に覆われそう


専女山間-女峰山直下から女峰山



















 尾根筋から入れ替わり山頂に人影が見えたが、先客は一人だけ。山頂の雲はとれそうもない。しばらくして尾根を見渡すと、2名岩場を歩いている、馬立で別れた人達だ。一人去りまた一人やってきた、いかにも山岳トレイルやってますという格好、この人気はうなぎのぼりのようだ。眺望もこれまで、後続の二人もまだしばらくかかるだろう、10:15山頂を後にする。

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                                女峰山山頂


  女峰山山頂から帝釈山と尾根筋


    女峰山山頂から帝釈山と尾根筋

  
   山頂を後に                          ガレバを下る

  
   道標を左に曲がり                      ガレバを横断する

  
                            広葉樹、針葉樹の樹林帯を通り

  
     唐沢避難小屋に出る                    裏見滝方面へ下る

  
                        小屋付近、マルバダケブキとキオン

  
             水場                      山頂へ向かうハイカー

  
      針葉樹の長い樹林帯を抜ける              馬立で林道に這い上がって一周

  
       野州原林道の分岐                  出発点のシャダンキ

 霧の中を下って、10:37唐沢避難小屋、山頂のガレ場から続いている沢に沿って下り、11:20荒沢から笹の斜面を這い上がり馬立11:30、林道をモクモク歩き、12:00出発点のシャダンキ着。総所要時間は、5時間12分、まあまあ楽しめた山行だった。
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 参考山行
   女峰山(2008年11月4日)   女峰山(2007年11月8日)  女峰山(2005年11月13日)


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