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二荒山神社中宮祠→男体山→湯元   日程表へ戻る
  
ウォーキング日(7日目)
    2010年 6月 2日   晴れ          単独

コー  概略地図はこちら
    二荒山神社中宮祠→二荒山神社奥宮(男体山)→志津乗越→R120光徳分岐点→泉門池→湯滝→
    湯ノ湖(西周り)→湯元バスターミナル

 中4日天候待ちをしたので、まめマメはすっかり固まって一部剥離をはじめた、日本橋から履き通した靴にアイゼンを携帯して出かけた。予報では昼過ぎ、群馬栃木の山間部で雷雨となっているので二荒山神社中宮祠スタート時間を4:00とした。薄暗いけれど急速に明るくなる時間だし、山道を歩くのに全く支障ない、一合目4:07。ここに男体山遥拝所がある、いろは坂の遥拝所は女人禁制のもとで女性が遥拝した場所であるが、ここは登頂できない人は中宮で祈願しここで遥拝したとか。急坂をしばらく歩き、林道に飛び出る、ここは三合目である、4:28着。林道を大きなヘアピン4つ、5つ描き、鳥居のある四合目登山口から再び山間に入る、4:48。
  
        遥拝所のある一合目、標高1300mとある        鳥居をくぐってしばらく急登

  
   三合目で林道にでる                        大きなヘアピン4つ、5つ

  
  西の堰堤付近から展望、半月山               朝日が昇ったかな、社山

  
                 林道をここまで歩き、鳥居をくぐって再び山間に入る

 山道に入って4,5分、中禅寺湖を霧が包み、朝日を浴びた社山&黒桧岳に影男体山の姿、この日、この時の一瞬である。この辺、登山道に鉄パイプの手すりがあり、大勢の人たちの握り締めたあとでしょうか、黒光りしている。次の一歩、シロヤシオと濃紫色のミツバツツジの花が目にとまった。シロヤシオは四合目、五合目付近自生しているが、咲き出したところだ。振り向いて眺める中禅寺湖の南の山々は歩数とともにその姿を変えていく、五合目5:07着。ここからU字にえぐられた登山道をしばらく進み、時には思いっきり足を上げ、スリップ注意の箇所だ、露岩の道になると六合目に到着、5:21

     中禅寺湖を霧が包み、朝日を浴びた社山&黒桧岳に影男体山

  
     シロヤシオ、咲き出したところ

  
     ミツバツツジ、これも咲き始め


     社山&黒桧岳、間に大平山

  
                      五合目、石柱と小屋


  社山&黒桧岳、霧が払われ小舟が見えた


       半月山


   茶ノ木平〜半月山

  
                        U字にえぐられた登山道を進み

  
                           露岩の道になると六合目

 ここからコメツガの樹林帯に入るが、時々隙間から景色を眺められるから良く出来ている。樹林帯の岩の間に雪が残っていた、本コースではじめて。雑木の森、浮石の多い道を上れば七合目、5:43。ここからコメツガ、雑木の樹林帯の中をしばらく歩くが、所々で眺望を楽しませてくれる。溶岩質の岩場を登れば滝尾神社の祀られている八合目である、6:04着、眺望を楽しみながら朝食休憩。
  
    コメツガの樹林帯                      茶ノ木平、霧の間に中宮祠が見えてきた

  
    樹林帯の岩の間に雪                       雑木の森に入る、空は青空気分爽快

  
   矢印いっぱいの道、浮石も多い                  七合目


       社山、一番奥は袈裟丸連峰

  
   茶ノ木平と眼科に中宮祠                     鳥居をくぐり露岩をよじ登る

  
                           滝尾神社のある八合目、眺望抜群

 樹林帯と展望箇所を交互に日光・足尾の山並を満喫しながら高度を稼ぐ。コメツガの樹林帯にはかなりの雪が残っている、登山道にも踏みつけられた残雪が出てくる。突然視界が開け、土止めした赤茶けた砂礫の道になる。広大な戦場ヶ原を介して日光白根山がまるごと視界に、雄大だなあ。足が意に反して前へ前へと進める、山頂、二荒山神社奥宮着6:49。

    中禅寺湖、社山&黒桧岳、袈裟丸連峰&皇海山


  中禅寺湖、半月山&社山&黒桧岳、袈裟丸連峰&皇海山    画像クリック拡大(プラウザで戻ってください)

  
   登山道に雪                          樹林帯には沢山残っている


     中禅寺湖と周辺の山、皇海山遠望

  
    砂礫の道、もう山頂は近い                  振り向けば中禅寺湖は遙か下方


    広大な戦場ヶ原を介して日光白根山まるごと、錫ケ岳、日光白根山、前白根山、五色山


        樹林帯の後方に日光白根山


     日光白根山、前白根山、五色山


      中禅寺湖と周辺の山、皇海山遠望


  中禅寺湖と周辺の山、皇海山遠望      画像クリック拡大(プラウザで戻ってください)


     山頂部西側の太郎山神社


   この左に日光白根山

  
   山頂直下                              二荒山神社奥宮、正面

【山頂の眺望】

     半月山


    社山、袈裟丸連峰遠望


    太郎山神社と日光白根山


  太郎山神社と日光白根山


      至仏山遠望


       燧ケ岳遠望


    会津駒ケ岳方面遠望


     太郎山


   大真名子山、小真名子山、帝釈山、女峰山


 南東〜西方向の山並             山名入り画像⇒画像クリック拡大(プラウザで戻ってください)


 西〜東方向の山並             山名入り画像⇒画像クリック拡大(プラウザで戻ってください)

  
  男体山北側斜面の残雪                     10mmほどの霜柱

  
                       鉄剣のある男体山最高峰

  
   最高峰から女峰山                       最高峰の直ぐ下に一等三角点

 7:13最高峰をあとに志津乗越目指し下る。7:28九合目、7:39八合目。8:02五合目、8:11四合目、8:18三合目、8:26二合目、避難小屋の前を抜け平坦な道を進むと間もなく志津登山口着、8:40。志津乗越には車が10台ほど、北側から男体山を眺めながら林道裏男体線を歩く、9:08湯殿沢橋、10:19三本松分岐、10:33R120横断、10:34泉門池遊歩道に入る。

  北東側山頂直下から男体山山頂部


   同、日光白根山

  
                      雪の残る道を尻餅をつかないように一歩一歩

  
    ダケカンバの間を快適に                     九合目


    太郎山が雄大に見える、左遠方は会津駒ケ岳方面


    太郎山


    大真名子山、小真名子山(チョコッと)、帝釈山、女峰山

  
    八合目                          コメツガの樹林帯

  
     太郎山                            崩落ヶ所


            大真名子山、帝釈山、女峰山

  
     登山道                             沢筋

  
     樹林帯から太郎山                             大真名子山

  
   三合目、向かう夫婦                       堰堤を左に見ながら下る

  
   ここから太郎山                             大真名子山

  
  二合目を行く夫婦                        男体山の神々

  
  志津避難小屋とハイカー                      男体山志津登山口


   裏側から見た男体山、まだ残雪が多い


  林道脇でオオカメノキ

  
   林道裏軟体線を歩く                           湯殿沢橋

  
    林道から太郎山                                 大真名子山

  
                            林道脇の斜面でシャクナゲ
  
      
   宇都宮大学演習林                         こちらは林道

  
  雑木林になると出口が近い                     三本松分岐

  
    R120横断                              泉門池遊歩道

 10:50赤沼分岐点、11:06-11:24泉門池、11:30赤沼分岐、11:44小滝、11:54湯滝下、12:05湯滝上、湯ノ湖の西側遊歩道を歩き、咲き誇るシャクナゲとミツバツツジを楽しみながら半周する。
  
    シラカバの幼木の間を歩く、戦場ヶ原木道            曇ってしまった男体山

  
                     新緑の湯川の流れを眺めながら

【新緑の湯川の流れとミツバツツジ】








【ミツバツツジ、湯川】









  
   泉門池付近を行くハイカー                  昼食中、泉門池

  
     泉門池                            泉門池と男体山

  
    咲き出したクリンソウ                       こちらも昼食中? お尻が水面に


    小滝、釣り人一人


     小滝

      
             湯滝

  
    湯滝、中間で                              湯滝、滝口で


【湯ノ湖周辺の花】
  
                       小さくてキレイ、ヒメリュウキンカかな?


   コヨウラクツツジ

以下はミツバツツジとアズマシャクナゲ

























 湯元に入るやポツポツと雨が降ってきた、傘を広げて急ぎ足でバスターミナルヘ、12:49着。到着を待ってか、雨足が増し、良かった、良かった。本日の所要時間は8時間49分、好天に恵まれ、奥日光の大自然を満喫できた一日だった。これで、日本橋から日光街道、いろは坂、男体山を越えて歩いた登山道&林道、遊歩道183.14kmを完歩した。実際には立寄って見物した道々、街道から旅籠の往復等あり、若干増えるだろう。中4日あき疲労感がないので、感動のほどはイマイチだけど、資料を整理していく段階で達成感を味わえるだろう。計画して5ヶ月、トレーニングまで入れたら200時間を超えるだろう。日本橋からの総所要時間は55時間11分、多いか少ないか、これは問題ではない、歩けたということ、まだまだ歩けば歩けるんだ、という大げさかも知れないが自信みたいなものかな。歴史の一端に触れられるかなと期待をしたが、これは失敗、街道の有形文化財はあまりない、ということだ(資料館等で観る必要あり)。しかし、杉並木は好きだ、造られた当初から生き残っている株は少ないだろうが、あそこから肌に伝わってくる目に見えないエネルギーは何だろう、日本民族の歴史といえるのではなかろうか。


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