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熊鷹山・根本山・三境山(桐生付近の山)
 
山行日
    2010年1月31日   晴れ   単独

コース 概略図はこちら
    桐生市梅田町三境林道起点P→(林道)→熊鷹山登山口→熊鷹山→十二山→十二山神社→根本山→三角山→
    白浜山分岐(境界No.560)→三境山→A点→(ヤブ)→B点→(三境林道)→林道起点P

 半日晴れるという春めいた陽気に、桐生梅田町最奥、三境林道起点から根本山周辺を一周する、7:15発つ。県道337号線を5分ほど歩くと不死熊橋に出る、ここで舗装は終り、未舗装の林道となる。沢をのぞいて驚いた、つららがない、林道には雪はない、でも進めばそのうちに、と思った、7:28中尾根コースを分ける。桐生川の流れも勢いがない、つららはあったが、薄っぺらくスルメのようだ。しばらく歩くと朝日の差す根本山を左上方に見て、沢沿いに最短で十二山に向かうコースを左に分ける、8:04。ここから林道は沢から離れ勾配を増す。小尾根を回り込んで若干下り熊鷹山登山口に着く、8:16。
  
  不死熊橋から根本沢                   不死熊橋とシャダンキ、ここから熊鷹山登山口まで林道を歩く

  
   中尾根コースを分ける                   桐生川の流れ

  
   スルメ状のつらら                       こちらは崩壊寸前

  
  林道から根本山を望む                  十二山最短コースを分ける

  
  赤城山が頭を出す                         根本山

 小さな沢の際から檜の人工林に入り、ジグザグに急登し、先ほど巻いた小尾根に出る。雑木に変わり、樹間から男体山が目に入る。根っこの露出したショートカットの道を一気に上がり主稜線に飛び出す8:38。北方向に道なりに進むと、直下で作原からの道を合わせ、一登りすると熊鷹山山頂である、8:40-8:55。
  
   熊鷹山登山口                       檜林を抜け小尾根に、雑木の森を急登する

  
  主稜線に出る                         作原からの道を合わせる

  
    石祠                               熊鷹山展望ヤグラ

  
    熊鷹山山頂                          三角点

 上空は薄い雲に覆われているが、北、西側の眺望はまずまず。浅間山、目前に根本山があって、奥に赤城山、上越(草津・志賀〜苗場山)、袈裟丸連峰、皇海山、錫ケ岳、日光白根山、男体山、女峰山、そして右手前に十二山があって、奥が前日光牧場、横根山と続いている。良く晴れていれば東に筑波山、南に富士山が展望できるところ。後続男性2名到着、本日は日曜日とあって大勢出会いそうだ、十二山へ向かう。

 熊鷹山の展望、クリック拡大プラウザでお戻り下さい


     手前十二山、奥が前日光牧場、横根山


    男体山、女峰山


    錫ケ岳、日光白根山


    皇海山


    袈裟丸連峰


    草津・志賀〜苗場山遠望


   手前に三境山、背景は赤城山


  丸岩山と桐生川ダムへ延びる尾根

 笹道と雑木の陽だまりを北進する、小さい起伏の道、小ピークを3つ、4つ越え、先ほど林道から十二山に向かった道を9:14合わせ、間もなく十二山山頂着、9:16。雑木に覆われ眺望もなく小さな山名板が2,3あるのみ。北隅で左に直角にカーブして、右手に鋭角に室生山へのコースを分ける。分岐点に石祠あり、左手からは十二山の巻き道が合わさる
  
                         十二山への道、クマザサと雑木

  
 十二山手前で林道への道分岐                   十二山

  
         山頂北西で室生山方面分岐(画像左)、右が熊鷹山、手前根本山方向

平坦になった道から日光白根山、男体山を眺め、次の小ピークを南に巻いて正面に根本山 南東に熊鷹山を見て、十二山神社着、9:28。ここから尾根伝いに根本山に向かうが、尾根と平行して造られたような道を進むと根本山では開いてしまい、南西から這い上がらないと山頂に出られない、中間で不死熊橋の傍で準備中だった夫婦に会い、山頂9:43着。尾根伝いに歩いた方が何かとよさそうだ。

    枝間に再び日光白根山を

  
   小ピークの南側を巻く、正面は根本山               南東に熊鷹山

  
                      十二山神社、大きな鉄製の斧

  
  根本山山頂へ尾根伝いに進む                    根本山山頂

  
     根本山山頂、標柱は朽ちて取り払われていた      南側の登山道

  
   北側の登山道、三境山へ通じる                東側の道、十二山神社方向

 小休止して9:50、全く雪のない山頂を北に向かう。直ぐに、左に曲がり急斜面を下って細い尾根に出る。この重要なポイントにあった道標は破損して、獣がやったのだろうか、痩せた棒となっていた。小ピークに突き当たり、トラロープと鎖で山頂を巻いて北西方向に向かう。尾根筋から日光連山を枝間に眺めながら進むと伐採地に伸びる尾根のピーク(1210m?)に出る、ここの眺望は素晴らしい。西に向きを変え、10:24、僅かに下り黒坂石、根本山神社からの道を合わせ、登り返して、振り向くと根本山、正面に三角山が迫っている。一登りして三角山着、10:40-10:50。
  
   北へ少し進むと三境山、後方に残馬山を見る        山頂北隅で左手に曲がる

  
 急坂を下りヤセオネを抜け                      小ピークへ出るが

  
                           トラロープと鎖で巻く


  枝間から日光白根山と男体山、女峰山


  伐採地を下に見て、日光白根山と男体山、女峰山


     日光白根山


   男体山、女峰山

  
   振り向いて根本山を                      三角山を正面に

  
    尾根道                          黒坂石、根本山神社(右)分岐点、正面を辿ると根本山

  
   尾根道                              熊の糞?

  
  三角山直下                              三角山山頂、道標は破損

 ここから南西に向きを変え三境山まで緩やかにアップダウンを繰り返す。直下で見た熊の糞らしきもの、落ち葉の上に点々と晩秋に落としたものだろうか。そうだ、この先右手に派生する尾根に熊糞山というのがあったっけ。11:04黒坂石方面分岐点、11:20境柱No.560着、ここから熊糞山1140m、白浜山1124.9m方面の尾根が分岐している。
  
  南西へ下ると桐生市基準点No.146             道標も貴重

  
  細い尾根あり                             小ピークの巻道あり

  
   伐採設備の部品散乱                     黒坂石方面分岐点を通過し

  
    境柱No.560に出る                   ここから熊糞山1140m、白浜山1124.9m方面分岐

 このピークから2つは巻いたようだが4つ,5つ越え、近づいた三境山、残馬山を枝間に見る、振り向けば北東に根本山を眺め、僅かに急坂を登りつめると本日最後のピーク三境山である、12:00-12:15。ここも樹林帯に囲まれていて眺望イマイチ、春のツツジはきれいだろう。静かな山頂をあとに、南方向に大きなゴロゴロした石の間を下る、鞍部の手前で多分地形図の破線に位置する目印を見た、A点。ここから深い落ち葉に降り立ち小尾根を進むと、沢を目指したテープを見る、これに沿って沢に降り、岩場は巻いて、朽ちた間伐材を跨ぎ、作業道から三境林道B点に出た、12:53。
  
    三境山、残馬山を枝間に                  北東に根本山を眺め南西に続進する

  
   三境山、もう少し                        三境山、北側から

  
     三境山山頂の三角点                     石祠

  
  残馬山を正面に                       ゴロゴロした石の道を下る

  
  鞍部手前から小尾根目指して急降下            沢に接近した所で沢に降りほぼ沢伝いに

  
  朽ちた間伐材を跨ぎ                    左岸に炭焼きの跡を見て下る。

  
  V字の箇所も無事越えて                  古い小道へ出てツルをくぐると

  
  直ぐに作業道から三境林道B点に出る            林道を30分ほど歩いて石仏の待つ駐車地点着

 舗装された林道を30分ほど下り駐車地点着、13:20。総所要時間は、6時間5分。熊鷹山の眺望は霞んでいたがまあまあ、冬枯れの尾根歩き、多少の雪と氷を期待してアイゼンを携帯したが、出番がなかった。休日で大勢に会うだろうと思ったが根本山までに4名だけ、あとはヤマドリ3羽、ころころした狸1匹だけだった。水気を失った登山道、埃が舞い上がって同行者がいたら大変だっただろう。

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