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鳴神山(桐生の山)
  
山行日
    2010年2月21日   晴れ   単独

コース
    駒形登山口→川内町5丁目→堤町3丁目→相生町2丁目→広沢町1丁目→本町5丁目→梅田町1丁目→
    梅田町2丁目→大滝登山口→肩の広場→鳴神山→肩の広場→駒形登山口

 鳴神山を東西に抜けるコースに大きく桐生の路上ウオークを入れて、上のコース設定をした。距離的には、駒形登山口〜川内町5丁目5.7km、川内町5丁目〜相生町2丁目4.9km、相生町2丁目〜本町5丁目4.2km、本町5丁目〜梅田町2丁目鍋足分岐6.3km、鍋足分岐〜大滝登山口3.6km、で山間部を入れ30km弱である。予定時間は路上を6時間、山間を2時間半、合計8時間半をみた。標高は、駒形登山口420m、相生町109m、大滝登山口400m、鳴神山980mである。

 日曜日で快晴予報、駐車スペース確保と大滝登山口発を12:00頃にしたい、と考え6:13駒形登山口を出発する。まず、相生町まで310mの下りとなる、ここの登山口を車を使って利用している限りでは、標高差と距離は気にならないが、数値でみると奥深く、かなり高位置なのである。集落を眺めながら歩くと、人家や護岸の石垣が目に付く、山から切り出したものと、多分渡良瀬川から運んだものからなっている。山石はコンクリートを使ってない古いものだ、川石はコンクリートで固めているが、半世以前に造られたものだろう。平坦な土地の確保と防災、どこの山間地でも共通したことかも知れないが、廃墟の目立つ山間にあって先人の汗を無にしているのが情けない、7:07北川内小、7:17川内町5丁目。
  
   山田川に沿って南西から南方向に堤町まで下る             WC付の駐車場あり

  
  人家&護岸の石垣が目を引く                機織工場だったのかなあ、斜面に調和している

  
                            道沿いの神社とお堂

  
                      川内町5丁目、ここから上が県道338号線、下が342号線

  
 右手に天神橋、この直ぐ下で山田川は渡良瀬川に合流     川内町1丁目付近から浅間山遠望

  
  同、渡良瀬川と赤城山                     同、赤岩橋

 川内町5丁目を過ぎると、家並みが混んで、車が行き交い賑わいを増す、宅地も道路も大半は以前農地だったようだ。あちこちに見える荒れた田圃とイノシシの柵がそれを物語る。山田川は天神橋の直ぐ下流で渡良瀬川に合流し、堤町に入る。もう市街地だ、かなりの急斜面も利用され人家が建ち並ぶ、渡良瀬川を眼下に、赤城山を眺めながら歩くと間もなく堤町3丁目着、8:02。

 右折して県道3号線に入り、先ほど見えた赤岩橋を渡る。橋もきれいだが、景観も素晴らしい。川下には上毛電鉄、わたらせ渓谷鉄道の鉄橋が並び、対岸の丸い小高い山を巻くように橋梁が造られている、渡良瀬川の背景に赤城山、雄大な眺めだ。次の交差点でR122に合流し、広沢町1丁目まで歩く。右手に旧群馬衛生所の洋館をみて、次の交差点相生町2丁目を左折する、8:21。赤城山を背にしばらく南東方向に直進する、広沢町1丁目着8:50。
  
堤町3丁目交差点、ここから次の交差点まで県道3号線      赤岩橋

  
 直ぐ下に上毛電鉄、わたらせ渓谷鉄道の鉄橋がある     堤町の斜面を見る


    赤岩橋から渡良瀬川と赤城山

  
    川面のカモ                         赤岩橋の由来、古くは渡しがあったとか

  
               旧群馬衛生所、外観はきれいな洋館、利用の歴史が面白い

  
         相生町2丁目交差点、ここから広沢町1丁目まで国道122、353号線

  
  振り向けば赤城山、わたらせ渓谷鉄道、両毛線をくぐるり、相生1丁目交差点通過

  
                       広沢1丁目左折して県道66号線

 ここを左折して県道66号線に入る。小さく下り、上り返して桜木町交差点を通過、先ほど渡った2本(鉄道を入れると4本)下流の錦桜橋を渡る。正面少し右手に仙人ケ岳、渡良瀬川上流方向に赤城山を眺め錦町に入る、錦町3丁目9:02着。ここから梅田町2丁目で鍋足へ左折するまで概ね北東方向に進む。日曜日なのでか、人と車の往来は少なく、清掃の行き届いたアーケード街にはゴミ一つ見当たらない、竹垣を模した交差点のガードなどは伝統の街にふさわしい、本町5丁目9:20着。
  
   桜木町交差点、背景に仙人ケ岳                   錦桜橋


     錦桜橋から赤城山

  
        錦町3丁目                            錦町十字路

  
     雷電神社                            アーケード街

  
 55年前教科書を買いに来た本屋、健在だった         本町5丁目

 交差点を過ぎ進行左側に“山田郡役所入口”なる石標を発見、桐生が山田郡だった頃のものだから約1世紀前のものだ。昔は郡にも役所があったなんて、不勉強でした。本町も北側に至り、道幅が狭くなり古い建物が目立つようになる。街角に“伝建まちなか交流館”なるものを発見、立ち寄る。市で本町一、二丁目の周辺の地域を、重要伝統的建造物群保存地区にするため、地元の理解と協力をいただきながら、連携して取り組んでいるとか。通りに面した(路地裏にも沢山ありそうだ)古い家並みと建物を眺め、しばし目の保養をする。
                
              山田郡役所なんてーのがあったんだ、桐生が市制をしく前の話だ

【本町1,2丁目の古い家並みと建物】   
  

  

  

      

 本町を過ぎ天神町に入り、道は鳥居に突き当たり、東側に迂回する、ここが天満宮である。今、白梅&紅梅が真っ盛り、陽だまりで参拝客を静かに待っているようであった、天神町2丁目9:55、梅田町1丁目10:08-10:18、小休止。ここからしばらく道幅を増し、新興住宅商業地を抜ける。やがて道幅を若干狭め桐生川に沿って大きなカーブを描いて進み、また離れる。この辺から徐々に勾配を増し、梅田町2丁目の鍋足分岐点にさしかかる、11:00。
  
                             天満宮

           
      ここからも柄杓山城址へ行けるんだ           梅田町1丁目

  
   梅田町1丁目、桐生川接近地点              梅田町2丁目、鍋足方面分岐点

 ここから高沢川に沿って県道343号線を進む。勾配は3.6kmで230m上る、ギヤー比を一段落として足を山モードに慣らす。人家の間隔が徐々に大きくなり、道幅は1車線強となって、川と2、3回交差して、大滝登山口に着く、11:52-12:00、小休止。

 山靴に替えて登山口を定刻スタート。竹林を抜け、石のゴロゴロした荒れた道を進むと、左手に大滝と不動尊を見る。雪が断続的に現われる。徐々に増しコンクリートの林道付近から連続するが、アイゼンをつけるほどではない。下りの人、1人、次に6人、「今から?」、「6時過ぎから歩いている・・・・」、「6時頃、栃木を出てきた、ハハハハ・・・・・」、肩の広場13:02、鳴神山山頂13:08着。
  
ここから県道343号線を高沢川に沿って大滝登山口まで歩く        先方の山は大形山か?

  
                         大滝登山口と案内板

  
                              大滝と不動尊

  
                           人工林の雪は高度とともに増してくる

  
     水場付近                           肩の広場

  
    2つの山頂へ2つの鳥居                  登山道

  
                             鳴神山山頂(桐生岳)

 山頂に12人のGr、若干雲が出てきたがまずまずの眺望、上州武尊山以外は青色が強い。雨水も過ぎ急速に雪解けが進んでいるのだろうか。仁田山岳方面から2人、間もなく12人は金沢峠から下山すると言って下って行った。折角持って来たアイゼンを使おう、慎重に下ればその必要性はあまりないが、道中が長かったので安全をみる。13:25山頂を後に、西方向に下って仁田山岳へ、赤城山を眺めて、肩の広場へ13:32。

    山頂から袈裟丸山、皇海山、日光白根山、男体山

  
     太郎山、男体山、女峰山                      日光白根山

  
    袈裟丸山、皇海山                           上州武尊山

  
    桐生岳を下る                           桐生岳鞍部

  
   仁田山岳山頂                           赤城山展望

  
                        駒形への下山、杉森に入るまで残雪連続

  
      岩場を抜ければほどなく                  廣土橋、車の待つ駒形着

 人工林に入るまで雪道が続く、下りはアイゼンを装着した方が歩き易い。ここからは、沢に沿って石ころだらけの道を下る、今の時期、ただ下るだけ。沢筋に張り出した岩場を抜けると、ほどなく林道に出て廣土橋を渡る、もう車の待つ駒形だ、14:17着。総所要時間は、8時間04分でほぼ予想した範囲、山は別として、川内の石垣と本町の古い建物に魅せられた一日であった。

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