気ままな男の山歩きHOME  山行記録(日付順 )  山行記録(山域別)  走れ!“忠治”
sub3-502
前袈裟丸山
 
山行日
    2010年5月15日   晴れ   3名

コース   概略はこちら
    折場橋→(前袈裟丸山東南尾根)→前袈裟丸山→小丸山→賽ノ河原→折場登山口

 袈裟丸山の東南尾根のアカヤシオを求めて、相互リンクしている“K2Couple”夫妻と歩くことにしたが、この2,3日の冷え込みと強風で傷んでしまったようだ。状況は昨日歩いた赤城山でも見てきたし、前袈裟丸山東南尾根を歩いたtomoさんからの掲示板投稿で大体想像はつく。しかし、この目で、この足で確かめなくては、と予定通り決行した。前袈裟丸東南尾根は、下から這い上がるのは3人とも初めてである。折場登山口から小中方面に少し進むと折場橋がある、ここからアカヤシオのビューポイントを適当に拾いながら東南尾根を目指すことにした、5:40折場橋出発。

 折場橋、右手から入山して大きく高巻きして笹原に出ると正面にアカヤシオの咲く岩場が点々と見られるが、鮮やかさイマイチ。笹原を下って最初の渡渉、上り返してゆったりした笹原に出る。目指す尾根の笹斜面は左前方に見えるが、間にもう1本沢がある。折角だから大岩に寄ることにして、下ってみたが下が崖のようだ。若干下流を見通し二つ目の渡渉をする。縦横に走る獣道を選んで平坦な小尾根に出て大岩に接近する。大岩から展望するが下から見上げた断崖のスリルはなかった。
  
  折場Pから前袈裟丸山東南尾根               折場橋、右手から入山して大きく高巻き


 ヒライデ沢を隔ててアカヤシオの咲く大きな岩場(当山行記では大岩と記す)を一望する

  
          目標の尾根筋を見渡し、取り付き地点を右手の笹斜面付近と目論む

  
          見渡せばあちらこちらに岩場とヤシオが見えるが、盛りの色と濃さを欠く


 最初の渡渉点から登り返すと辿った尾根と大岩の間に富士山を遠望

  
   二つ目の渡渉点の流れ、上流                      同、下流と中央上部に大岩

  
                      渡渉点目指し快調に下るはらっぱさん

  
     大岩先端からの展望、目指す山並             林道と折場橋を眼下に

  
   咲き残ったアカヤシオ、生気イマイチ            アズマシャクナゲ、開花寸前






  
  緩やかに小尾根を辿り作業道に出る          目指した笹尾根に取り付くはらっぱさん&あたさんご夫妻

  
  笹斜面から作業道と大岩を振り返る              雑木の斜面を急登する

 戻って平坦な笹尾ねを進むと作業道のヘアピンカーブに出た、目標の笹尾根目指し作業道をしばらく進む。右手沢に面した斜面は雑木(?)の植林帯で鹿避けのネットが張られていた。ぐるっと見渡せば弓折の尾根から小丸山に至る尾根筋、広大な空間に拍手。目標の笹の斜面取り付き獣道から上方に進む、急斜面をジグザグ切って流れ出す汗を拭いながら進む。アカヤシオが点在するがどれも茶色にしおれ無残な姿である。良さそうな被写体を探しながら尾根筋に入ると、三角点1311.8mかr通ずる尾根に入ったようで、下山するオッさんに出会う。「みんなやられていて・・・・・、蕾がしもげて落下していた」、ここまで聞けばもう沢山、諦めが肝心なようだが、探す、探す、元気な花を。高度とともに視界が開け、南アルプス、八ヶ岳がずしっと巨体を広げた赤城山左右に白い山並を覗かせる。東南尾根を抜け笹原へ、ジグザグと急斜面をひと登り、小丸山からの登山道に合流、人声に誘われて前袈裟丸山山頂着、9:03。以下6枚の東南尾根のアカヤシオ、辛うじて咲き残ったもの、新たに開花までこぎつけたもの、長い尾根歩きの疲れを癒してくれたようだ。尾根上部は蕾の状態だった。
  
 
  

  



   赤城山と遠望する南アルプス、八ヶ岳


    東南尾根から皇海山、鋸山、日光白根山


  東南尾根鞍部付近から前袈裟丸山

  
   登山道との出合付近、山頂方向              下山方向

  
  コメツガの間から日光白根山                  前袈裟丸山山頂


【北側のビューポイントからの眺望】

   北アルプス奥穂高岳、槍ケ岳・・・


   岩菅山、苗場山、谷川岳、朝日岳、上州武尊山


   苗場山、谷川岳


   上州武尊山、笠ケ岳、至仏山


  上州武尊山


   後袈裟丸山、中袈裟丸山、奥袈裟丸山、袈裟丸山最高点、皇海山、鋸山、日光白根山


    皇海山、鋸山、庚申山、後方に日光白根山、男体山


     皇海山、鋸山、日光白根山


     小沢岳、笠ケ岳、小笠、小至仏、至仏山


     谷川岳、朝日岳

 賑わう山頂を後に北側の急斜面を下る。ところどころに残雪あり、行き交う上り、下りの人、ひと、ヒト、凄い数、小丸山10:32、アカヤシオの良さそうな株、枝、花を求めてさまよいながら、賽ノ河原11:39着。
  
   北側の急斜面を下る                       沢筋の残雪

  
                      皇海山、鋸山、日光白根山を左手に眺めながら下る

  
   気になる東南尾根                        避難小屋

  
   小丸山から皇海山、鋸山、日光白根山              アカヤシオはまだ蕾

  
   賽ノ河原                               付近のカラマツの芽吹き


【雨量観測所〜つつじ平のアカヤシオ】



















  「まあ、まあ、見られる花もありますね」




   この1両日で開いたアカヤシオ


















   つつじ平で見納めのアカヤシオ、背景は岩菅山付近

 つつじ平で真っ赤な今日一番の株、遠望する岩菅山を背景に1枚、芽吹くカラマツ林を抜けて、弓折の笹尾根へ。往路辿った尾根筋を一望、花は期待はずれだったが、東南尾根の魅力は充分満喫できたようだ、折場駐車場12:29着、総所要時間は、6時間49分であった。

    弓折の笹尾根から往路辿った尾根を一望する

 本日の楽しみはこれで終らなかった、K2夫妻が赤っぽいた車の脇で何やらお話を始めた。見ると相互リンクしている“石塚さんちのHP”のご夫妻である。写真を整理して、お互いのHPを見て等あったが三度目の正直。そんなわけで、相互リンク3サイト、話が盛り上がり・・・・・・、予期せぬ出会いにこれまた感動、終ってみればいい一日であった、満足、満足。袈裟丸山のアカヤシオも4,5日経てば息を吹き返しそこそこ見られる状態になるでしょう、そしてアズマシャクナゲ、シロヤシオ、ミツバツツジと2幕、3幕が展開するでしょう。
  
気ままな男の山歩きHOME  山行記録(日付順 )  山行記録(山域別)  走れ!“忠治”