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黒岳(大雪山)
  
山行日
    2010年9月17日   雨のち曇り   単独

コース
    層雲峡駅⇒黒岳駅→大雪山黒岳リフト5合目⇒7合目登山口→黒岳→黒岳石室→7合目登山口→5合目登山口
    →黒岳駅⇒層雲峡駅(⇒:ロープウエイ&リフト)

 17、18日で愛山渓から安足間岳、北鎮岳、黒岳を踏み黒岳石室に泊まり、お鉢を巡って中岳温泉、沼ノ平を経て愛山渓に戻り、19,20でトムラウシ温泉(林道終点)からトムラウシ山、ヒサゴ沼避難小屋に泊まってトムラウシ温泉(林道終点)に戻る、中4日の計画を立てた。しかし、17日未明から降り始め、状況を考えると変更已む無しとなり、層雲峡からの黒岳、お鉢巡りに切り替えた。6時始発のロープウエイ、リフトを乗り継ぎ、7合目登山口へ、垂れ込めた雲の中、雨具姿で黒岳山頂に向かう、6:31。歩き出すや、間もなくシマリスが登山道で迎えてくれた。長い尻尾が濡れて針のよう、アザミの種を食べているようだった。道沿いのカエデ、ナナカマドはオレンジ色に染まっていたが、イマイチさえない。今年の異常気象の影響だろうか、ダケカンバは葉がチリチリに枯れ落ち、黄ばんだ葉はほんの僅か。雲間より層雲峡方面を下方に見る、まだ全体としては紅葉は浅い。9合目7:11、黒岳山頂、7:35着。
  
   層雲峡黒岳ロープウエイ                     大雪山黒岳リフト

  
                          リフトからナナカマドの紅葉

  
 七合目黒岳森林パトロール事務所、7合目登山口          シマリス


    霧に霞むダケカンバ

  
                                カエデの紅葉

  
  振り向けば層雲峡は遙か下方に               霞む岩峰

  
    ナナカマドの紅葉、色がさえないなあ            オトギリソウの紅葉


     ヨイショ、ドッコイショ、もうすぐ山頂だ

  
                    黒岳山頂1984m、雨、絶景は霧に包まれて

 ガスって、山頂の眺望はなく、黒岳石室に向かう。火山礫の道沿いには、ウラシマツツジ、クロマメノキが真っ赤に紅葉し、チングルマ、ナナカマドはオレンジ色に紅葉していた。晴れていれば周辺の山並に調和して美しく見えるだろう、残念、7:57-8:23黒岳石室。居合わせた宿泊者は口々に、「昨日は、良かったのよ」と。間もなく北海道警察の山岳パトロール隊がやってくる。白雲岳避難小屋でから風速10mほどの北海岳を経由して来たそうだ。石室の管理人は「この雨で冷え込めば、初冠雪になるかな」、これを聞いてしばし考える。「雪?、ミゾレでもなったら最悪だ」、お鉢巡りも霧の中を歩くだけでは、来た甲斐なし。再び変更、小屋泊をキャンセルして、引き返す。

【紅葉、黒岳山頂-黒岳石室】

  ウラシマツツジ


    ウラシマツツジ他


    ウラシマツツジ、クロマメノキ


        ウラシマツツジ、クロマメノキ


          ウラシマツツジ、クロマメノキ


        チングルマ


          チングルマ


      ナナカマド

  
    黒岳石室                              北海道警察山岳パトロール

 黒岳山頂8:42、雨の止む気配なし、弱雨が続く。山頂で行き交う人たちには、感動の顔がなかった。9合目まで下ると、多少明るさを取り戻したかに見えた、下方も時々望める。このまま下るのは残念、7合目からリフトに沿った遊歩道を下る、9:37。咲き残ったエゾオヤマリンドウが、秋を惜しむかのごとく紫、白色の花が咲き誇っていた。10:13ロープウエイ黒岳駅着。カット、カットの黒岳の山行、総所要時間は3時間42分であった。

     エゾオヤマリンドウ


     エゾオヤマリンドウ白花





  
                      7合目からリフト沿いの遊歩道を下る

           
             素性のいいトドマツの大木

  
    6合目ベンチ                           5合目登山口


    ロープウエイに乗ると天候が回復の兆し?    左が黒岳かな?

  
                 層雲峡の岩場をロープウエイの車窓から



【おまけ1、名瀑3つ見物】

   層雲峡、流星の滝        画像クリック拡大


    層雲峡、銀河の滝


    層雲峡、銀河の滝

 層雲峡から最近大雨災害に遭った天人峡へ向かう、一旦止んだかに見えた雨、激しく降り注ぐ。傘をさして羽衣の滝を見物する。奥の駐車場は橋の架け替え工事のためトンネルの手前が駐車場だった。
  
 沢筋のいたるところに爪跡あり                   見物用の橋も通行止め


  天人峡、羽衣の滝

 羽衣の滝は忠別川の支流、アイシホップ沢川と双見沢川が合流する地点で、絶壁を左曲右折七段に分れて落水する飛瀑であり落差270mで北海道で第一位を誇るとか。これに惹かれて幾度来たことやら、兎に角良い滝だ。


【おまけ2、美瑛の丘】
 まだ日は高い、更に走って十勝岳温泉へ、真っ茶色の温泉、富良野岳が見えれば最高の温泉気分が味わえるが、小雨ポツポツ。出るや、西の空から薄日が射す。置き忘れたメガネを取って、美瑛の丘を目指す。ナビちゃんの案内で北西の丘へ、雲間より射す夕日をバックに、あちらこちら。見物人の多いこと、予想外、私もその一人。この場所も新鮮さあり、十勝岳が見えれば最高だろう。刻々と変化する落日の丘、沈む光をいつまでも追い続ける。





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