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小地蔵岳・長七郎山
  
山行日
    2010年2月8日   晴れ   単独

コース
    鳥居峠→(北面をダイレクトに)→小地蔵岳→長七郎山→(西面をダイレクトに)→小沼→(湖上横断)→小沼駐車場
    →(車道)→鳥居峠

 関東平野についに雪、日本列島各地で大雪にご苦労なさっているようです。赤城山も久々にかなりの積雪のようです。スノーハイクでもと赤城山を目指して早朝のR353から県道4号線へ、道路は各所でアイスバーン、箕輪付近では2台の除雪車が作業中だった。気温は新坂峠の温度計が−3℃を表示していた。昨年2月下旬に歩いた、小地蔵岳、長七郎山、地蔵岳を一回りを目標に鳥居峠へ。赤城山は県立公園で観光目的と住民のためと思うが、主要の県道4号線と山頂部周辺の除雪はキチンとされているので山道でも安心して走行できる。若干高い雲はあるが好天、比較的温かいようだ、7:45、小沼へ向かう遊歩道に踏み込む。雪の深さにピッケルが負ける、小枝を掴んで階段部分を上る、登山道がそっくり吹き溜まりになっているようだ。今日は、ここから左に入り小地蔵岳をめざして直登する。

  しばらく60cmほどの積雪が続き、枝間に駒ケ岳が見えてくると積雪が徐々に増し、深いところで1mほどとなった。1mとなると、まともには足を運べない、お恥ずかしい話だが、枝を掴んだり、小木に登ったり、膝で一段雪を圧縮してから踏み込んだり、ちょっと表面が硬化しているところでは這って進んだりしながら進んだ。這い上がろうともがけばもがくほど沈んでしまい、あきらめて少し戻り、場所を変えて上りなおした箇所も数知れず。掴んだ枝が折れ、真っ逆さまに転倒して全身真っ白に。いつになっても枝間に見える鳥居峠の赤い屋根にスピードの遅さを感じつつ、“3歩進んで2歩下がる”を繰り返し、10:28小地蔵岳着。なんと、鳥居峠から3時間弱、3,4倍を要してしまった。

   鳥居峠から覚満淵、大沼、五輪尾根

  
 小沼へ至る遊歩道入口                       遊歩道は吹き溜まりと化す

  
 入口付近の雪、笹が少し出ている              積雪60cmほど


   駒ケ岳がきれいに見えてくると斜度も増し

  
   積雪も増す                           この辺で1mはある

  
   黒檜山がちょっとのぞいてくると                皇海山、袈裟丸山が右手に現われる

  
  こんな感じの場所はまともに上れない              木々の間を縫って進む

  
   東に渡良瀬川の流れが・・・                 多少硬化した場所は膝をついて・・・・

  
     左、中、右、どこを歩いても・・・・                    右手ブッシュを抜ける

  
   枝を掴んで上へ                     林中に踏み跡、下方を振り向く


   小地蔵岳は近い、黒檜山が駒ケ岳の後方に


    黒檜山、駒ケ岳、右手に日光白根山、皇海山、袈裟丸山を遠望

  
   黒檜山左手に上越の山                       右手に日光白根山、皇海山

【表情あれこれ、小地蔵岳の積雪】
  

  


   山頂直下

  
                             小地蔵岳山頂

  
                        小地蔵岳山頂、積雪60〜80cm

 小地蔵岳山頂をあとに尾根伝い、南方向に歩く。小沼からの出合まで緩い下りになるが、楽だ、10:48合流点着。この辺から昨日のトレース、スノーシューの跡、がわずかに残る。ここは、赤城の雪庇を眺めるには、良いポイントだ。しかし、一気に降った雪で形がイマイチだ、きれいはきれいだが、寒暖を繰り返し完成した雪庇を期待しただけに残念、11:33露出した岩石の見られる長七郎山着。。
  
   踏み跡を残し長七郎山へ                   向かう長七郎山

  
 積雪は60cm前後                         樹間に荒山

  
   地蔵岳を眺める                           小沼からの出合

  
 この先の鞍部は吹き飛ばされて地肌が露出         東側斜面は吹き溜まっている

 【長七郎山北側の雪庇】





   小地蔵山、駒ケ岳、黒檜山






















 正面が長七郎山山頂



 天気も下ろうとしているのか、雲が出てきた。折角の眺望もくっきりしない。荒山から右へぐるっと袈裟丸まで、白い上信越の山並を一望する。筑波山〜富士山〜八ヶ岳は雲がかかって見えない、休憩。このあと、地蔵岳へ登る予定だったが、小地蔵岳まで時間と体力を消耗したことだし、遠望する山並が雲に覆われてしまいそうなので、地蔵岳は中止し、小沼駐車場から道路を鳥居峠まで歩くことにして11:50山頂をあとにする。
  
         長七郎山山頂、北側から                  南西に荒山と浅間山


荒山、浅間山、四阿山、本白根山、地蔵岳、谷川岳、朝日岳、巻機山、上州武尊山、笠ケ岳、黒檜山、日光白根山、皇海山、袈裟丸山


    巻機山、笠ケ岳、黒檜山、日光白根山、皇海山、袈裟丸山


    荒山、浅間山

四阿  四阿山、本白根山


    本白根山、地蔵岳


    谷川岳、朝日岳、巻機山


    谷川岳方面遠望


    朝日岳、巻機山方面遠望


    上州武尊山、笠ケ岳、至仏山
 

    上州武尊山遠望


   黒檜山、手前に駒ケ岳と歩いてきた小地蔵岳


     日光白根山、皇海山、袈裟丸山

 西寄りに長七郎山の斜面を降下し、12:02小沼に出た。雪は60cm前後あったようだが、下りなのでスムーズに、12:18西岸着。小沼、氷の上に積もった雪、20cmから50cmあった、ここは一歩一歩、雪から足を抜きながら横断する。12:32小沼駐車場に出て振り向くと、小沼に2名、周辺を散策したのだろう。
  
  地蔵岳を正面に小沼へ一直線に              この辺、結構深かった

  
   小沼東側より真っ白な湖面と地蔵岳            左右の足、一本一本抜きながら

  
   右手に小地蔵岳                       長七郎山を振り向く

  
  目標の道標、もう少し                     道路まで雪に足をとられながら・・・・

  
    路上から地蔵岳                        小地蔵岳

 小沼駐車場からは、除雪した道路を歩いて鳥居峠12:52着。総所要時間は、5時間07分、かかり過ぎた点は参考になろうか。天気良く、暖かく、スノーハイクは快適だった。しかし、小地蔵岳の北面には、単独行だけに、マイッタ、マイッタでした。雪が締まるまで待つのも良いが、体力まかせで突き進むのもまた楽し、ですかね。


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