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山行日 2010年8月22日 晴れ 単独 コース 広河原→二股→八本歯のコル→北岳→肩ノ小屋→小太郎尾根分岐→二股→広河原 当山行の花編はこちらです。 21、22日で組んだ白根三山の計画を一日ずらして22日の決行となった。前日に入り仮眠、朝一の乗合タクシーで広河原に向かう。夜叉神ゲートは5:30にならないと開かない、30分近くゲート前で待つ。乗り合わせた客に、館林の70歳を超える夫婦、間ノ岳で深田久弥の日本百名山達成となる、という喜びの顔があった。もう一人70超、小柄な女性の単独行もいた。年配者は余裕をみて早発ちするのだろう、せっかちな私とは違う。バス着時間より20ほど早い5:50広河原バス停を出発する。北沢峠へのゲート脇を通り、 野呂川にかかる吊橋を渡る。ここから一路北岳を目指す、広河原宿泊者も混ざって、先を行く人達もいる。かと思うと、身軽なウエアと靴で先を急ぐ者も多い、6:10御池分岐。ジメジメした道、、凸凹した岩石の道、が交互し、6:29大樺沢にかかる橋を渡って右岸へ出る。こちらもジメジメと凸凹の岩は同じ、プラス木の根が足元を脅かす。キツリフネ、クガイソウ、ソバナ、センジュガンピ、ミソガワソウ、キオン、ヤマブキショウマ、サラシナショウマが目に入る、6:59大樺沢を渡り返して再び左岸に出る。 乗合タクシー 芦安-広河原¥1200(バスは¥1100) 夜叉神ゲート 5:30開門(通行可車両のみ) 広河原バス停付近 広河原から目指す北岳と大樺(おおかんば)沢雪渓 野呂川にかかる吊橋を渡る 広河原山荘左手の道標、北岳へ進む 右手に古そうな標識、白根三山登山道 白根御池、大樺沢分岐点 登山道にかかる橋 北岳 赤薙沢ノ頭(左)、高嶺(右) 左岸の小さな沢 大樺沢にかかる橋を渡って右岸へ 右岸から北岳 右岸から白鳳三山に続く山、赤薙沢ノ頭(左)、高嶺(右) 右岸の小さい沢 大樺沢を渡り返して左岸へ 緩やかな斜面と沢筋にお花畑が広がる、ホソバトリカブト、ヤマハハコ、ヤナギラン、ミヤマシシウド、タカネナデシコ、イブキトラノオ、ハクサンフウロ、タカネグンナイフウロが加わり、北岳、鳳凰三山を背景に花々の競演する所である、7:31二俣着。元気なオッサンの声が響く、当年75歳元気なオッサン、北岳に頻繁に詣でているとか、軽登山靴にダブルストック、スピードこそゆっくりだが、足の運び方が地に付いている、素晴らしい。ほどなく雪渓脇に、沢沿いに造られた礫の道は歩きにくい。下山者もどっと増えた、ミヤマアキノキリンソウ、イワオウギ、ミヤマハナシノブ、ホタルブクロ、イワオトギリ、ヤハズヒゴタイが加わり多少汗を和らげてくれる。人声にバットレスを見つめるとクライマーが2名岸壁に挑んでいた。間もなく雪渓の上端から八本歯のコルへと繋ぐハシゴの連続する場所に出る、9:04。行き交う人達に譲り譲られて、やっとハシゴを乗り越え八本歯のコルに出る、9:39。 北岳と大樺沢雪渓 二俣付近からヤナギランと北岳 二俣 当年75歳元気なオッサン、しょっちゅう通っているとか 大樺沢二俣付近から赤薙ノ頭、高嶺、鳳凰三山(地蔵岳2764m、観音岳2840m、薬師岳2780m) 大樺沢の雪渓、八本歯のコルを見上げる、登山道は左岸を歩く 雪渓上部付近から鳳凰三山 同、北岳バットレスと岸壁に挑むクライマー2名(円内) 上の赤い円内を部分拡大 この付近からコルまでハシゴが連続する、北岳まで1時間40分 上り下りのハイカーが交差、一段一段を踏みしめて 枯れ木と鳳凰三山 八本歯のコル付近から鳳凰三山 やっと道標が見えた 八本歯のコル 南方向を眺めると、間ノ岳に雲がかかり、北の鳳凰三山にも雲がかかろうとしている。北岳山頂経由で農鳥小屋まで、眺望は望めないだろう。それに、乗合タクシーの運ちゃんが言っていた、連日、午後は一雨来ていると。そこで、今日は北岳から広河原に戻ることにする。本日の最終バスは5時過ぎにあるようだ。次のピークを越え、岩石の折り重なる斜面を越えると、上下斜面にお花畑が広がる。タカネビランジ、トウヤクリンドウ、ヒメコゴメグサ、イブキジャコウソウ、ミヤママンネングサ、タカネヒゴタイ、キンロバイ、チシマギキョウ、キタダケトリカブト、シコタンハコベ、シコタンソウ、ウサギギク、などなどを楽しみ間ノ岳分岐10:26、縦走路に10:50に出て、雲の動きを気にしつつ北岳山頂11:14-11:44。 間ノ岳方面、南側はすでに雲が湧きあがる 休憩して次のピークへ ピークから八本歯ノ頭 間ノ岳巻道分岐 山頂も近いぞ 直下のお花畑 直下のお花畑 縦走路に出る 間ノ岳方面 あと一息ってところかな 山頂が見えた 北岳山頂 南側の岩が日本の標高2位3193m 北岳は山梨百名山、後は仙丈ケ岳 三角点3192m 北岳山頂から間ノ岳方面 同、仙丈ケ岳 360度パノラマが楽しめるはずだったが、部分的に間ノ岳、仙丈ケ岳、鳳凰三山が見える程度、晴れてはいるのだが。山頂にやってくる人達も山頂標識をバックに写真に納まり、三角点に触れて早々引き上げてしまう。肩の小屋にでも泊まり、明朝再登頂するのかな。折角だから山頂部の岩場の花、チシマギキョウ、ミヤママンネングサ、イワギキョウ、イワツメクサ、などなどを撮って、下りに着く。 山頂を後に肩ノ小屋に向かう 肩ノ小屋、布団の日光浴? 山頂部を北側から 平坦に見える付近から右に急降下するようだ 小太郎山と雲の中が甲斐駒ケ岳 仙丈ケ岳 小太郎山分岐 お花畑の間をジグザグに降下 鳳凰三山にも雲が・・・ マルバダケブキの花とダケカンバの樹林帯 登山道から北岳山頂部を見上げる 同、地蔵岳オベリスク 一回りして大樺沢の雪渓 二俣分岐点 大樺沢下の橋 吊橋を渡って広河原バス停へ 山梨交通バスで芦安駐車場へ 肩の小屋12:11、緩やかに15分ほど進んだ所で、乗合タクシーの同乗の女性にバッタリ、二俣から急登コースを辿ってきたそうだ、小屋には早いお着きだ。小太郎山への道を12:31分け、二俣へのジグザグの道に入る、斜面にはイブキトラノオ、ウメバチソウ、ホソバトリカブト、サラシナショウマ、センジュガンピ、ミヤマシシウド、マルバダケブキが咲き、特にミヤマシシウドとマルバダケブキは群落をつくっていた。小太郎分岐点から30分ほど下った所で、乗合タクシーの同乗の夫婦に会った、八本歯のコル、巻道で北岳山荘と予定していたが、ペースが上らず肩ノ小屋泊に変更したとか。私もそうなんですよ、・・・・・・と、13:31二俣着。ここからは朝のルート、大樺沢上の橋13:51、下の橋14:17、御池コース合流14:34、バス停着14:50。総所要時間は、丁度9時間、今の時期、まだ花が大分残っていたので眺望の欠けた分楽しませてもらった感じ、また次のチャンスを待とう。 当山行の花編はこちらです。 参考サイト:南アルプスNET(登山ハイキング情報、アクセス、バス時刻表、他最新情報等) 北岳バットレス(バットレス概念図等、個人のサイトです) |
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