★気ままな男の山歩きHOME 山行記録(日付順 ) 山行記録(山域別) 走れ!“忠治”★ sub3-469 鳳凰三山 |
山行日 2009年10月30日 晴れ 単独 コース 青木鉱泉P→(ドンドコ沢横断、小橋あり)→(林道小武川線)→中道登山口→御座石→薬師ケ岳→観音ケ岳→ 鳳凰小屋分岐→赤抜沢ノ頭→地蔵ケ岳→鳳凰小屋→五色滝→白糸滝→鳳凰の滝→南精進ケ滝→青木鉱泉P 【前編:青木鉱泉P〜薬師ケ岳〜観音ケ岳〜地蔵ケ岳】 【後編:地蔵ケ岳〜鳳凰小屋〜青木鉱泉P】へ 雪を頂いた山、第2弾としましょうか、ちょっと大げさかな。2006年10月20日に歩いた南アルプス鳳凰三山(薬師ケ岳、観音ケ岳、地蔵ケ岳)から白峰三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)を眺めるコースをもう一度辿ることにした。累積標高差2000mあまり、コースタイム12時間半、前回の10時間半を踏まえて計画した。前回は滝が日蔭になってしまいイマイチだったのと10日遅いので30分繰り上げて青木鉱泉P(有料\750)を4時10分スタートする。案内板に沿って、駐車場からいきなり悪路に入った、30mほど歩くとショベルカーにぶつかった。ここは鉱泉利用客のPらしい、標識をヘッドランプで探し小路を歩いて案内板に出た、ここまで7,8分要したが、全く記憶になかった。ドンドコ沢の河原に降りて、板2枚幅の小さな橋を渡り、大石小石に記されたペンキを探しながら歩く、夜道だけに少しスリリングなウオーキングだ。土手に這い上がって市営林道小武川線に出る。小武川にほぼ沿って、上って行く、途中2,3ケ所分岐があるが、小さな標識があり確認できるので不安はない、4:43中道登山道入口着、薬師ケ岳山頂まで4時間30分と書かれている Pを出てドンドコ沢を渡り林道小武川線をしばらく歩き 中道登山道に入る 小屋を左手に見て、凹んだ路を少し歩き右斜面に上ると間もなく右折してカラマツの人工林の中へ、急斜面をジグザグしながら高度を稼ぐ。方向としては西に向かっているようで、右下遠方に街の灯が木々の間から見えた、5:30林道に出る。渡ってカラマツ林は続く、間もなく、東の空は赤みがかり消灯する、薄赤く染まった秩父連峰がコーナーを刻むごとにくっきり見えてくる。ドンドコ沢を介して地蔵ケ岳のオベリスクが樹間に顔を出す、もう直ぐ日の出だ。八ヶ岳も姿を現す、若干低い雲に遮られているようだ。林中が急に明るくなり、地蔵ケ岳付近が真っ赤に染まるや、林中に日が差し、残ったカラマツの葉が青空に輝く、6:16。平坦な地に出て、あと3時間の道標を見る、6:22。 秩父連峰がうす赤く 地蔵ケ岳が赤く染まりオベリスクが顔を出す 薄いベールをかぶった八ヶ岳 林中も明るくなり 山並が赤く染まるや 林中も赤く 間もなく日の出を迎えた カラマツの残り葉が朝日に輝く 平坦な地に出て、あと3時間の道標、真っ赤に染まった行く手 若干八ヶ岳もシャープさを増す 幼木の密生するシラビソの森を急登する、時々樹間に八ヶ岳を望みながらしばらく進む。御座石と書かれた大きな岩が、森の奥深くにドンと座っている、薬師ケ岳山頂まであと1.5時間とある、7:22。密生するシラビソも高度とともに勢いがなくなってくるのか、見た目より老木なのか、先端部の枯れた木が目立つ。シラビソの丈は4,5mから3,4mに、密生がまばらになり、ハイマツがポツン、ポツンと生えている。再び濃い森となり、直ぐに抜ける、山頂部が顔を出し、振り向けば緩やかな山並秩父連峰と霊峰富士、間もなく薬師ケ岳山頂着、8:20−8:43。 密生するシラビソ林 樹間から時々八ヶ岳を 大きな石、御座石に出る、あと薬師ケ岳まで1.5時間とある。 密生するシラビソも高度とともにやせこけてくる 山頂か? ハイマツも樹林の薄いところに 奥秩父のなだらかな山並を遠望 薬師ケ岳山頂が顔を出す ハイマツ帯から薬師ケ岳山頂の岩場 振り向けば霊峰富士 富士山と北岳、日本の標高No.1、2だ。富士山は逆光だが、白峰三山はくっきりと紅葉真っ盛りの谷底まで映す。汗して辿ってきた急坂、絶景にしばしの休息、山頂部の岩場を点々と撮り歩く。もう少し白さを期待したが、これは仕方ないこと。 薬師ケ岳山頂着、後ろは白峰三山 同、後ろは最高峰の観音岳 南アルプス主峰の峰々 荒川岳〜北岳〜仙丈ケ岳、 クリック拡大(プラウザでお戻り下さい) 薬師ケ岳から観音ケ岳 同、仙丈ケ岳 同、北岳 同間ノ岳 同、農鳥岳 同、白峰三山、右から北岳、間ノ岳、農鳥岳 同、荒川岳、左悪沢岳、右中岳 同、富士山 同、八ヶ岳 同、秩父連峰 山頂部岩場の間に霊峰富士 白峰三山、下界の紅葉を見る、林道も下方に 薬師ケ岳の山頂をあとに北西方向に歩く。2800m前後の変化に富んだ3座、3000mの主脈を眺めながら納得の光景。花崗岩質の岩場と散り急ぐカラマツ&ハイマツが特異な景観をつくっている。青空にくっきり映える南アルプス北部の表情、ゆるいアップダウンを繰り返し、岩陰に残る雪を踏みしめ観音ケ岳山頂に立つ、9:18−9:35。 八ヶ岳を右手に遠望しながら、白砂を踏んで稜線を歩く 振り返れば薬師ケ岳の突起した岩 残っていてくれた、カラマツの紅葉が輝く稜線 カラマツと白峰三山 ハイマツと観音岳 先日の雪がわずかに残る 鳳凰三山最高峰観音ケ岳山頂 薬師ケ岳の山頂は馬鹿っ広いが、観音岳は尖っていて狭い、10人ほどでいっぱいだろう。山頂の大岩から360度、首を5,6度回す、今日は北岳が良いなあ。居合わせた男性、じっと東方向に見入って無言、何か思うことがあるのだろうか、時が経過するも変わらず、そっと山頂を去る。 観音ケ岳山頂から南東方向、薬師ケ岳と富士山、逆光 観音ケ岳山頂から北西方向、甲斐駒ケ岳、赤抜沢ノ頭と地蔵岳オベリスク 農鳥岳〜北岳〜仙丈ケ岳〜甲斐駒ケ岳、地蔵ケ岳 クリック拡大(プラウザでお戻り下さい) 北岳〜仙丈ケ岳〜甲斐駒ケ岳、地蔵ケ岳 八ヶ岳、秩父連峰、富士山遠望 岩陰の雪 観音ケ岳、北側から 白峰三山と岩場に残る雪 北岳とカラマツ、風格はどちらも 白峰三山、仙・駒、地蔵ケ岳 オベリスクを枝間に 天を突くオベリスク 砂礫の道を行くハイカー、鳳凰小屋分岐点付近、背景は赤抜沢の頭と地蔵岳 若干近づいたかな仙丈ケ岳 花崗岩の岩間に白峰三山 観音ケ岳、鳳凰小屋分岐点付近 同、赤抜沢ノ頭と地蔵岳 北岳とカラマツ、No.2 地蔵岳、この周辺にはカラマツの紅葉が若干残っていた 赤抜沢ノ頭と地蔵岳 赤抜沢ノ頭寄りから観音ケ岳と鞍部鳳凰小屋分岐点付近 観音ケ岳を振り返る 砂礫の道と根付くカラマツ カラマツと観音ケ岳 砂礫の道あり、大きな花崗岩の間を潜り抜けたり、急坂の下りあり、結構変化に富んだ観音岳、赤抜沢ノ頭間であった。鞍部の鳳凰小屋分岐点付近はちょっとした小砂漠を連想させるような場所だった、鳳凰小屋分岐9:54、赤抜沢ノ頭10:35−10:45。 赤抜沢ノ頭と奥の大きな岩 赤抜沢ノ頭から高嶺 同、白峰三山 同、地蔵岳オベリスク 赤抜沢ノ頭から見るオベリスクがバックに高い山がなく、天を突くような鋭さがあって、いかにもオベリスクらしい。今日は天辺の岩に上ろうと、赤抜沢ノ頭奥の岩で調子を試す。下で見ていた御人が笑ってカメラを向けていた、「無理するな」って? この岩は手足引っかかるように溝が入れてある、ご心配なく。 小さな地蔵様 皆東方向(富士山 or 観音ケ岳)を向いている、何故? 途中の岩陰にも 岩の間にも地蔵様 今回はここまでで引き返す 下りながら観音ケ岳を撮る、左に雪をたっぷり頂いた富士山が 山頂標識付近からオベリスク 分岐点から、尾根伝いに地蔵様の沢山祀られている鞍部に出る。そのまま進みオベリスク目指して岩場を進む、大きな岩をよじ登ったところで、手首のシップを思い出す、またひねったら大変だ、今回は諦めようと。下って山頂標識付近で小休止、11:20山頂を後にする。 【後編:地蔵ケ岳〜鳳凰小屋〜青木鉱泉P】へ |
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