★気ままな男の山歩きHOME 山行記録(日付順 ) 山行記録(山域別) 走れ!“忠治”★ sub3-477 本社ケ丸・鶴ケ鳥屋山 |
山行日 2009年12月20日 晴れ 単独 コース 奥野沢川沿い変電所手前(駐車)→本社ケ丸登山口→清八峠→清八山→清八峠→本社ケ丸→鶴ケ鳥屋山 →林道黒野田線横断→恩629石標→恩650石標→(ヤブコギ)→船石橋(R20)→立河原バス停⇒追分→駐車点 春秋の富士山は格別美しい。好みだろうが、富士山を中心に半径40,50km、均整の取れた山容が良い。該当する山を調べていくと、大月市産業観光課の選定した“秀麗富嶽十二景”にヒットした。この中から本社ケ丸を歩くことにした。本社ケ丸は、前回三ツ峠山を歩いた時に、隣の清八山を通り、山頂を眺めるにとどまった。ついでに鶴ケ鳥屋山を回って一周を考えた。笹子駅近くから奥野沢川沿い変電所手前の駐車スペースから6:00スタートする。変電所の脇を通り、ガタガタな林道を進むと伐採地に出る、ほどなく本社ケ丸登山口に出る、6:27。ここからいきなりジグザグに急登する、張り出す尾根に出てカラマツの人工林を上がっていくと、すっかり明るくなり見渡す山並みが赤く染まる、ベンチ着。笹子トンネル上の笹子雁ケ腹摺山、大菩薩連嶺最南に位置する滝子山、いずれも未踏、が目に入る。ここを過ぎると先日降った雪が徐々に増し、峠付近にさしかかると凍結状態であった、清八峠着7:38。 本社ケ丸登山口 伐採地を急登すると カラマツの樹林帯に入り、朝焼けの笹子雁ケ腹摺山、滝子山を眺める 間もなくベンチに出る、大菩薩連嶺を一望する 大菩薩嶺の左に秩父連峰 大菩薩連嶺一番右の滝子山 雪の残る道、倒木に頭をゴツン 凍りついた道をしばらく歩くと 清八峠に出る 右方向に3,4分で清八山 清八峠から稜線を右に、樹林を登りつめると清八山山頂である、7:42-8:00。目に飛び込んできたのはまず富士山、左右に裾野を広げた均整の取れた、日本一の山、この美しい姿に感動してしまう。このポイントからは、360度の絶景が楽しめる。天候良好なら、富士山、御坂山塊、南アルプス、北アルプス(穂高、槍付近)、八ヶ岳、秩父連峰、大菩薩連嶺が確認できるのだが、南アルプス〜八ヶ岳付近まで雲がかかり、秩父連峰もやっと見える程度、富士山がクッキリ見えているから満足としよう。 【清八山の眺望】 富士山〜御坂山塊 クリック拡大(プラウザでお戻り下さい) 御巣鷹山と富士山、富士河口湖町 御坂山、黒岳、釈迦ケ岳 御坂山、黒岳 釈迦ケ岳 御巣鷹山 本社ケ丸 秩父連峰、金峰山、北奥千丈岳(右) 清八峠に戻り、ブナの沢山自生する、本社ケ丸へのルートを進む。樹間から、岩場から額縁の変化する富士山を堪能しながら、北の秩父連峰、大菩薩を雲の払われるのを期待して時々眺め、小ピークや岩峰を4つ、5つ越えると本社ケ丸山頂1630.8mに出る、8:43。 アカヤシオ(?)が群生する尾根 西に甲府の街、南アルプスが一望できるのだが・・・ ブナ、ナラとツツジの尾根を清八峠まで戻る 峠から本社ケ丸一番西の岩峰 岩峰付近から清八山 同、黒岳、釈迦ケ岳 露岩の間を抜ける 富士山と黒岳、釈迦ケ岳を眺めながら進む ブナの群生する尾根 【清八峠〜本社ケ丸の眺望】 御巣鷹山、富士山〜釈迦ケ岳 クリック拡大(プラウザでお戻り下さい) 御巣鷹山、富士山〜雁ケ腹摺山 クリック拡大(プラウザでお戻り下さい) 東側の小角度を除いて、この山頂も大展望が見えるはずだが、まだ裏日本の大雪に影響されているようだ、雲がとれそうもない。富士山山頂も良く見ると、吹き上げている様子がはっきりわかる。先ほど会った青年は、旧御坂トンネルからピストンとか、「寒いですねえ、まだマイナス2度ですよ」、と言っていた。出発点は推定であるが、−5℃以下だったろう、カイロを靴、手袋、ズボンにつけて出たが、今は上2枚、下1枚脱ぎ、カイロは靴以外はずした、でも背中は汗でビッショリ。むいたリンゴを食したが、砂糖でまぶしたように水滴が凍っていた。尾根筋はブナを主とした広葉樹がほとんどだが、コメツガが点在する、9:00山頂を後にする。 本社ケ丸山頂、南に富士山と御巣鷹山 北に大菩薩連嶺、秩父連峰 大菩薩連嶺、右の笠状のピークは雁ケ腹摺山 秩父連峰、一番右のピークは大菩薩嶺 黒岳、釈迦ケ岳 甲府市街と雲がとれない南アルプス 富士山、河口湖、手前は御巣鷹山へ連なる峰々 富士山と御巣鷹山 山頂から広葉樹の森を緩やかにアップダウンする、富士山は御巣鷹山の陰となり徐々に見えなくなる、P1541を過ぎると急坂となり緩やかになると鉄塔に出る9:35、ここから南方面、宝の山ふれあいの里120分分岐あり。ここで5人のGrに会う、笹子から上がり一周するようだ、元気なおじさん&おばさん達。下って鞍部へ、登り返して9:50、P1377着、角研山と呼ぶのか、ここで笹子駅方面分岐、先ほどのGrはここから入ったのかな。下ってウインチのヤグラの跡へ、少し進む(P1308付近)とここにも笹子駅への道標があった10:10。ここからが長かった、ピークが見える、これかな?、の連続、4つ、5つ小ピークを越えると、富士山が顔を出す、すると間もなく鶴ケ鳥屋山1374.4m着、10:47、富士山を眺めながら早い昼食とする。 ブナの自生する稜線を抜けると カラマツの人工林へ、林の向こうに鶴ケ鳥屋山 カラマツの人工林から富士山 同、御巣鷹山、富士山 見えた鶴ケ鳥屋山 小ピークから下って 高圧線鉄塔に出る、右は御巣鷹山 大菩薩連嶺、中央に滝子山 滝子山 登山道が曲がって 角研山P1377 角研山付近から御巣鷹山、富士山 御巣鷹山、富士山 ヤグラ跡 ヤグラ跡から樹間から笹子雁ケ腹摺山と大菩薩連嶺 ヤグラ跡から笹子駅方面分岐 本社ケ丸を振り返る 再び富士山が御巣鷹山左に顔を出すと間もなく鶴ケ鳥屋山 山頂は樹林帯であるが、南は払われ富士山が、北方向は葉を落とした樹間から取巻く山並を眺め、地図の確認をする。ついでに、コースタイムでいくと11時に出て13:20に初狩駅に着く、見所もないようなので、飛ばせば12時47分のバスに間に合うかな、ってところ。そうすれば、高速が混まないうちに八王子に出られるだろう。ヨシ、ということで10:55山頂をあとにする・ 鶴ケ鳥屋山山頂、南は開いていて富士山が眺望できる 【鶴ケ鳥屋山山頂から富士山】 時々、山並を枝間から見ながら広葉樹の森を進む。左下に林道林道が見えてくる、しばらく進むと急降下して林道に飛び出る、11:25。降下点の道標から南に40,50m初狩駅方面に入る。11:30、恩629石標、ここで地図を開き考える、最短で初狩駅方面に下るコースに変更する。赤松と雑木の道を歩き、平坦な赤松伐採地に出る、ここで踏み跡が消えた? しかし、高速道路が見えているし標高差もあとわずか、最短でヤブを漕ごう。下り始めると集落が見えてくる、バス停もあるだろう、時間は充分ある。 山頂をあとに広葉樹の尾根をしばらく歩く 振り向けば鶴ケ鳥屋山、林道が枝間から見えてくる しばらくして林道へ急降下 初狩駅方面に入る 恩629石標から最短の初狩駅方面に入り、赤松と雑木の道を歩き、平坦な赤松伐採地からヤブを漕ぐ 尾根の先端部着、ここからもヤブを漕ぎ、幾重にもなる障害物を乗り越えて笹子川に出る 船石橋でR20号線へ、立河原バス停からバスに乗って 追分下車して徒歩 追分トンネルを抜けてしばらく路上を歩く 降りきったと思いきや、障害物の連続、イバラの間を乗り越えて進み、船石橋でR20号線へ、12:17立河原バス停着。12:53のバスで追分下車、バス停から駐車点まで30分、途中鉄塔で会った人達とまた会い笑ってすれ違う。総所要時間は、6時間47分、本社ケ丸山行を終えた。本社ケ丸、清八山から富士山は美しい、冬期も結構歩いているようだし、電車を利用しての山旅も可能だ、オススメの山です。 ★気ままな男の山歩きHOME 山行記録(日付順 ) 山行記録(山域別) 走れ!“忠治”★ |