気ままな男の山歩きHOME  山行記録(日付順 )  山行記録(山域別)  走れ!“忠治”
sub3-523
榛名山
  
山行日
    2010年10月5日

コース 概略図はこちら
    ヤセオネ峠P→南尾根相馬山分岐点→相馬山→南尾根相馬山分岐点→磨墨岩分岐→磨墨岩→磨墨岩分岐→
    松沢峠100m地点(県道28号線)→県道126号線横断→天目山氷室山→天神峠(県道33号線)→湖畔の宿広場
    →硯岩からのコース合流点→掃部ケ岳→湖畔の宿広場方面分岐→硯岩分岐→硯岩→分岐点→掃部ケ岳登山口→
    榛名富士北登山口→榛名富士→榛名富士登山口南→ヤセオネ峠P

 何となく榛名山を5つ,6つ歩いてみたくなってヤセオネ峠へ、二ツ岳、相馬山、天目山、氷室山、掃部ケ岳、烏帽子ケ岳、鬢櫛山、蛇ケ岳、臥牛山の中から大雑把なコースを頭に描き6:52出発する。真っ赤な鳥居を数本くぐり、露っぽい道を緩やかに尾根を目指して進む。手前でもう1ケ所くぐって尾根に出る、7:18。そして、入口となる相馬山の鳥居を通り、山岳信仰の山、相馬山に入る。左右のそれらしき、石碑、石像が並ぶ、石段のように積まれた急坂を上り、クサリ、ハシゴにつかまって山頂へ、7:29-7:40。山頂には大山津見神の祀られている黒髪山神社の社殿と沢山の神々の像、古くは榛名神社の末社であったが、現在は独立した神社である、と案内板に書いてある。残念なのは東の登山道が崩壊して立入禁止となって久しく解除されてない。戻って8:00、ヤセオネ峠方面分岐点。
  
  ヤセオネ峠付近の真っ赤な鳥居                登山道に入るとまた・・・

  
   つゆっぽい道を緩やかに上り                  尾根に出ると相馬山の入口となる鳥居がまた・・

  
                  信仰の山、登山道沿いに石碑が点々と並ぶ道

  
    クサリ場あり                             金属ハシゴあり


  混雑する時があるのだろう、ダブルにかけられたハシゴ


      トリカブト

  
    ナンブアザミ?                             ゴマナ


   紅葉もボチボチ


    榛名富士を背景に

  
    相馬山山頂の石像                        黒髪山神社の由来   画像クリック拡大

 木段、コンクリート段を下って小さな草原のような場所に出ると、正面に岩峰、磨墨岩がズドンとそびえる、東屋のある磨墨峠に出る、8:13。ここの案内板によれば、磨墨(するす)とは、籾(もみ)や粉をひく臼のことで、磨墨は当て字だそうです。少し西方向に進むと右手にゆうすげの道分岐、左手に磨墨岩入口がある(無表示)。8:15、ここから磨墨岩へ、最後は鉄ハシゴでカラス天狗の岩峰に立つ、立ちすくむような高度感あり、見渡す榛名湖と外輪山、音の出る道から伝わってくるメロデー、何とも不思議な組合せ、登山道に戻って8:31。
  
        登山道には木段が多い               コンクリート段もある


      咲き残ったアザミ、磨墨峠付近


    磨墨峠から磨墨岩

  
  ゆうすげの道分岐                       ちょっとズレて磨墨岩への上り口

  
    磨墨岩の中間から蛇ケ岳を枝間に                 榛名富士と岩上にあるカラス天狗


     磨墨岩からの展望    画像クリック拡大

 磨墨岩の後ろに回って、長い木段を上り、しばらく緩やかに進むと右手が開け、目指す掃部ケ岳が榛名湖の背後に聳え立つ、若干ガスっているせいか、榛名山の第一峰らしさを感じる。下って県道28号線に100mほど平行に歩き、横断する。ここから100mほど道路を上ると松之沢峠である、今年の2月4日、高崎から歩いた道である、8:49。
  
    登山道の西側から磨墨岩                      長い木段

  
   サラシナショウマ                              オンタデ


          リンドウ


             ガマズミ


   松之沢峠0.3km、ベンチのある休憩ポイント、榛名湖と掃部ケ岳

木段を上った所で作業着姿の男性に会う、刈払いの人達のようだ。トリカブトの花に見入っていた、同僚から詳しく説明してもらったとか。ここから少し上がってベンチのある広場に出た、小休止8:57-9:06。ここから西へ登山道に沿って防火帯となっているとか、今日は、ここの刈り込みを一斉にやっているようだ。「散らかっているので・・・・」、非常に丁重だ。小ピークを越えて下ると県道126号線に出る、9:24。
  
  県道28号線横断                         天神峠まで3.1kmの道標

  
   尾根に出るとベンチのある広場、防火帯の刈払作業中         長い木段を上ると

  
   小ピークに地籍図根三角点(電子国土用)        この南に尾根伝いに三ツ峰山、往復40分

  
  下って背後から「こんにちは」、びっくりさせてしまった       登山道の清掃完了部分

 ここにも刈払い中の看板、緩やかに上り始めたのは良いが、勾配を増す木段、これでもか、これでもか、と。上りっぱなしで天目山、1303m着、9:40、キツーイ木段。西側にまた木段、今度はツルツルに参った、木陰で薄くコケが生えている、上りは気にしなかったが下りは怖い、通行者は皆感じるのだろう。脇に踏み跡がクッキリ、20人超のGrに会う、「お互いこの時期に良く、まあ」、大きく登り返して氷室山着10:01。木陰の木段、一歩一歩小股でで下る、10:11天神峠、榛名神社分岐着、塩原太助が寄進したという天神峠石灯篭10:14着。
  
    ここにも刈払い中の看板                   天目山、氷室山へ

  
   キツーイ木段、つい脇の踏み跡を                   天目山山頂1303m

  
  20人超のGr登山                           氷室山山頂


   西側から榛名湖と硯岩

  
   天神峠、榛名神社方面分岐                    天神峠の石灯篭  画像クリック説明文

 ここから湖畔に下りないで山側を巻く道を通り、湖畔の宿記念公園に出る、10:23。石段を上ると散策路があり、ここから山に向かって伸びる明瞭な踏み跡がある。道標はないが、テープ等の目印があり、一目でわかるだろう。山間に入ると足場の悪い急坂を上り、ちょっと緩やかな場所も通過するが、それは一時、笹道に変って一気に上り、岩場を通過すると間もなく、硯岩方面から来る道と合流する、10:55。
  
 湖畔の宿記念公園                            ここから掃部ケ岳へ

  
     オヤマボクチの花                         ユキザサの実

  
    泥濘んだ道から                         笹道を急登

  
    岩場1ヶ所を抜けて笹道を上れば            硯岩方面からの道に合流

 ここからは勾配は緩やかになり、晴れていれば景色を見ながらというところだが、ガスってしまって榛名湖がやっと見えるだけ、間もなく榛名山最高峰掃部(カモン)ケ岳1449m着、11:03-11:20。居鞍岳の看板が目立つ狭い山頂、かすかに外輪山を眺め、早々に下る。
  
   晴れていれば景色を見ながらというところだが、・・・         榛名湖周辺はガスってしまった

  
    掃部ケ岳山頂                        山頂の地籍三角点

  
                    足元の紅葉はこれから、色づいたばかり

 分岐点まで戻り11:26、丸太の階段を下る、この階段の長いこと、底の薄い靴では足に効くだろう。丸太が終わると緩やかに道なりに進み、硯岩方面の道を分ける、11:37。硯岩はここから100mほど、下ってくる5,6名の若いGrとすれ違い、岩場に出る、11:40-11:45。絶景も見渡せてのこと、霞む眼下の榛名湖を一目、小休止して11:48分岐点に戻る、泥濘んだ道を下り、榛名吾妻荘の所で県道28号線に出る、11:55。
  
  分岐点から長い丸太の階段                    硯岩の分岐点

  
    硯岩からの眺望、霞む榛名湖、遊覧船が一そう        右から歩いてきた氷室山、天目山

  
   下って県道28号線へ               横切って湖畔周回道路から榛名湖  画像クリック 榛名山の生立ち

 榛名湖畔の周回路を歩き、沼尾川を過ぎると右手に榛名富士登山口がある、12:19着。足元は良くないが、道なりにゆっくり歩けば難儀はない。林中からの眺望は降雪期は別として全くない、春先の新緑は一見の価値あり、榛名富士山頂着12:50。絶景の見られる場所であるが、本日はお生憎さま、ツリバナとマユミを眺めて下山口へ12:59。下りも笹の間にあちらこちら最短の踏み跡あり、トラロープの張られた場所もあり、滑りやすいので急坂を避けて下るのが賢明だが、最後だけは一直線に下ってみた、13:19道路へ出る。
  
  キバナアキギリ                            ヨメナ?


    大きな木の股に赤い実をつけた小木、湖畔にて

  
     榛名湖から唯一流れ出る沼尾川を過ぎると           右手に榛名富士登山口

  
  風致保安林内であるため未整備の道、と書いてある     中に入ると分岐合流を繰り返す

  
  山頂の冨士山神社、本日は眺望なし                  一等三角点

  
     ツリバナ                               マユミ

  
  ロープウエイ山頂駅に向かって右手に下山路        最後は一直線の踏み跡を一気に下山

 ここから最後の道路歩きとなるが、草原の間を抜ける道、秋の花に混ざって咲き残った夏の花でなかなかの賑わい。マツムシソウの個体数の多いのには感動、刈り込んでいるので野草が元気に花をつけているのだろう、ヤセオネ峠P着13:56。
  
     アザミ                            ツリガネニンジン

  
     アキノキリンソウ                        ナギナタコウジュ

  
                              マツムシソウ

  
     フユワラビの花穂                          ヤマラッキョウ

 総所要時間は、7時間4分、コースとしては良かったが、ガスってしまって眺望が見られなかったのが残念。ちょっと距離が伸びるが、湖畔から杖ノ神峠経由で掃部ケ岳を回るのも面白いかな、機会があったら歩きたい。


 気ままな男の山歩きHOME  山行記録(日付順 )  山行記録(山域別)  走れ!“忠治”